トラブル
ここまで順調だった四国ツーリング。
トラブルはいきなりやって来ました。
青島から戻った翌朝、宿泊先を出発しようとウラルのエンジンをかけたところ、インジェクションから「ジジジジ…」という聞き慣れない発振音のような異音がしていました。
ちょっと不安に思ったものの、エンジンは普通に回るので、次の目的地に向けて出発しました。
そして長浜付近まで走ったところで異常発生。
突然左側の気筒が失火し、ついに止まってしまいました。
再始動を試みたものの、セルは回るものの全く始動しません。
近くにあったガソリンスタンドの隅にバイクを置かせてもらい、プラグを外してみました。
当初、TZRのプラグカブりの症状と似ていたので、プラグがカブってしまったのかと思ったのです。
プラグを外してみると、カブっている様子はありません。
むしろ白すぎるぐらい焼けています。
プラグを見ているうち、おかしなことに気が付きました。
プラグが濡れてないのです。
プラグカブりならプラグが濡れているはず。
もちろんガソリンは前日に満タンにしています。
ディーラーと電話がつながり、症状を話すと、
「インジェクションの故障かも知れない」
とのこと。
確かにエンスト以来、エンジンチェックランプは点きっぱなしです。
インジェクションはコントローラーが故障を検知すると点火だけでなく燃料供給も止めてしまうので、プラグが濡れてないと言うことはインジェクションの故障の可能性が高いとのこと。
近くにバイクを見てくれる店が無いか訊いてみましたが、四国にウラルを診てくれる店は無い、とのことで、仕方なくロードサービスを呼ぶことにしました。
当初はディーラーまでの引き揚げを依頼しようとしたのですが、運悪く展示会出展のため臨時休業しており受け入れられないとのことで、自宅まで引き揚げてもらいました。
ロードサービスが到着。
サイドカーを運ぶのは初めてとのことで、試行錯誤しながら車両に固定していました。
そしてウラルは一足先に帰宅(汗)

まだだ、まだ終わらんよ!
ロードサービスを利用すると、帰宅までの交通費も負担してもらえるので、いつもなら、そのまま帰宅するのですが。
実はこの日、高知のひろめ市場でツイッターのフォロワーさん達と飲む約束をしていたので、何としても高知に行かなければなりません。
経路を検索すると松山まで出れば高速バスで高知入りできることが分かったので、長浜から列車で松山へ向かいました。
列車を乗り継いで、松山駅に到着。
ここから高速バスで高知を目指します。
突然のトラブルに見舞われましたが、旅はまだまだ続きます…。