鬼のいない村

富士宮の内野地区は「鬼のいない村」として知られています。
「旅バイク祭り」からの帰りに立ち寄ってみました。

有名な「白糸の滝」からバイクで5分程度のところにある内野地区は民話「鬼のいない村」の舞台となったところです。
伝承によると、大体次のようなお話です。

この地区には昔、鬼が出没し村人を苦しめていました。
ある時、猟師が通りかかると鬼が襲いかかってきたので、猟銃で撃つと、鬼の腹に大穴が空き、鬼は逃げていきました。
鬼は近くの寺に助けを求めました。住職は治療と称して鬼の腹に火薬を詰め、帰ったら傷口を温めるようにと火打ち石を渡しました。
それを信じた鬼は住み処に戻ると火打ち石で傷口に火を付けました。
火薬に火が点いた鬼は壮絶爆死!
以来、村に鬼が出ることは無くなったということです。

いや住職慈悲もねえな、とか、どうして住職が大量の火薬を持っていたのか、村人は鬼が爆死したことをどうして知ったのかとか、色々ツッコミどころがなくもないですが(笑)民話とはそういうモノです。
また、鬼がいないので、この地区の人達は節分に豆まきをしないのだとか。

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「足形」バス停から、猟師が鬼を撃った場所とされる鬼橋を望む。
現在は道路が拡張され、新鬼橋が掛けられています。

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鬼橋の側に道祖神と「天明二年」(1782年)と刻まれた碑が立っています。
鬼の伝説との関連は不明ですが、河川の近くなので水害の慰霊碑でしょうか。

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この芝川の川床には、鬼の足形だと言われる窪みが無数にあり、足形の地名の由来にもなっているのですが、現在ではこの窪みは、水流で回転した小石が川床の岩を削ることで出来る「ポットホール」だとされています(静岡県指定天然記念物)。


延べ3日間に渡る今年の静岡ツーリングでしたが、仕事の合間を縫っての行程はかなり無理がありました。
想定外の渋滞にも巻き込まれ、予定の半分を消化できない旅となってしまいました。
旅にトラブルは付き物ですが、これほど上手く行かなかったのは久し振りです。
来年はもう少し余裕を持った行程を組みたいと思います。
なお、この後、帰宅せずに勤務先へ直行するスケジュールでした。