ウラル
一週間ほど前の話になりますが、ウラル本社のInstagramに、画像と共にこのようなポストが掲載されました。
Yep, confirming, it’s Sergey, our test rider, and the bike is something new we’ve quietly been working on for the past several months
(意訳)このバイクは、私たちが過去数か月間、ひっそりと取り組んできた新しいものです。
マジか!
まさかの新型!
と舞い上がったのですが、投稿された画像をよく見ると色々と疑問点が。

投稿された画像は車両を後ろから写したこの一枚だけなので、画像から読み取れるバイクの仕様を想像してみましょう。
先ず、明らかに安っぽい(笑)
テールランプやウインカーなんてAmazonで売られている中華テールランプとあまり代わり映えが無いように見えます。
側車トランクのヒンジは現行ウラルのような作り付けではなく汎用品のようです。
全体の作りも華奢なように見えます。
車格は現行ウラルより若干小さいようです。
エンジンは水平対向ではありません。
そして後輪はチェーン駆動、側車は駆動しない純サイドカーのようです。
マフラーは左一本出し。
これらから排気量は450cc〜550cc位の並列二気筒または単気筒、いわゆるミドルクラスではないかと思われます。
何より気になったのが、車体にウラルロゴがありません。
シートや側車マッドガードにロゴらしきものが描かれていますが、ウラルのロゴでは無いように見えます。
これって、中国かどっかのサイドカーをOEM導入するのでは、と考えられます。
参考としてイタリアのSWMが導入しているサイドカー「アーバン525」(日本未発売)を挙げておきます。
これは中国のShinerayグループのサイドカー付きオートバイをSWMのブランドで販売するもので、現在はSWM自体がShinerayグループの傘下にあります。

車体には思いっきりShinerayロゴが描かれていて、もはや隠す気も無いようです。
気になる価格は、アーバン525が約1万ユーロ(198万円)なので、新型ウラルも同等の価格になる可能性があります。
見た目だけだとアーバン525より安っぽいので、更に安くなるかも知れません。
6月7日午前10時(アメリカ東部時間)から、新型の御披露目兼試乗会があるそうなので、その頃にはもう少し詳しい内容が明かされるかも知れません。
ウラルは戦争や環境規制への対応など苦しい状況が続いているようなので、ミドルクラスの新型はその解決策なのでしょうか。
新しいユーザーを獲得できるか、既存ユーザーにそっぽを向かれるか、これからが正念場です。
【2025.6.10追記】
続報が出ました。
ウラル本社が公開したInstagramから、ベース車両は中国の銀鋼(Yin-gang)SUV500 Jougleだと思われます。
銀鋼SUV500 Jougleのスペックは、排気量452cc、最高出力34kW(46.2ps)、最大トルク41N·mの水冷直列2気筒エンジンを搭載、車重は334kg、最高速度は128km/h、とのことです。
中国国内価格は4万3千999RMB(約88万5千円)とのことで、思っていたより安くなりそうな感じですね。
因みにSUV500の旧モデルはこんな感じ。

こちらのスペックは、排気量500cc、最高出力30kW、最大トルク37N·mの水冷単気筒エンジンを搭載、車重は312kg、最高速度は85km/h、とのことです。
ウラルや長江を彷彿とさせるネオレトロなスタイルです。
もしかして、実はこっちが本命なのではと思ってしまいますが、動力性能的に少し物足りなさがあります。
ウラル本社の正式発表を座して待つことにしましょう。
【追記ここまで】