ヘッドカバー
ガスケット

昨年の秋あたりから、ヘッドカバー周りからの排気漏れ、オイル漏れがあったのですが、ここ最近、顕著になってきたのでヘッドカバーガスケットを交換することにしました。


ウラルは2019年式からヘッドカバーの形状が変わっています。
私のウラルは2016年式なので古いタイプのヘッドカバーガスケットが必要です。

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ウラル・ジャパンの通販だと一枚2992円とのことです。
左右で5984円かかります。

もちろん純正品に越したことは無いのですが、個人的にお財布事情が厳しいので一計を案じます。

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ヘッドカバーをスキャンします。

headcovergasket
画像編集ソフトでガスケットの当たり面を抽出しました。
新品の純正ガスケットを持っていれば、それをスキャンするほうが早くて綺麗なのですが。

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この画像をガイドにして、3ミリ厚のコルクシートからデザインナイフで切り出します。
コルクシートは手芸店などで一枚300円程度で買えると思います。
コルクシートからガスケットを切り出す手法は旧車のレストアでよくおこなわれる方法です。



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30センチ角サイズのコルクシートからガスケット二枚分を切り出せます。
コルクシートはデザインナイフでは上手く切れず、思いの外苦労しました。


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元々付いていたガスケットは経年で痩せて紙のようになっており、機能を果たしていませんでした。

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左右とも取り外しました。

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作成したガスケットを取り付けます。
純正ガスケットはNBRコルク素材との記載があり、コルクにゴムを浸透させたもののようです。
もしオイル漏れを止められない場合は液体ガスケットを塗ることも考えますが、当面このまま使います。

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ヘッドカバーを装着。
思いの外、違和感の無い外観になりました。

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ガスケットは気持ち大きめに切り出したため、若干はみ出てしまっています。


今回ヘッドカバーガスケットを製作しましたが、費用は純正の十分の一以下に抑えられる反面、コルクシートからの切り出しに非常に苦労したため、かなりの労力を要しました。
余程時間に余裕があり、どうしてもやってみたいと思う人以外には全くお勧めしません(笑)