バッテリー交換
 
ウラルは先日車検を通したばかりですが、少し気になることがありました。



ウラルのバッテリーへはアクセスが大変なので、私のウラルには、購入時からディーラーによって充電用のSAEケーブルが取り付けられています。



これがあるので乗らない間も二週間に一度はバッテリーの補充電をしています。

ある日、補充電を終えたオプティメイト4を見ると、バッテリーテスト結果が表示されていました。

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緑色と黄色のランプがテスト結果です。

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取説によると、緑色と黄色のランプが同時点灯している場合は、電圧保持テスト後の電圧が12.4V以上12.6V未満であるとのことでMFバッテリーの場合は「良好」であるとのことです。
しかし私には苦い経験がありました。

以前、同じような診断結果になったものの、特に気になることが無かったので、そのまま使い続けていたところ、走行中にバッテリーが突然死してしまったのです。


この時のバッテリーの使用期間は約3年半でした。
そして現在使用中のバッテリーも前回の交換から3年半になります。
そして、このところの寒さで冷間始動時のセルの回転が非常に遅いのです。
これでは早晩バッテリーが使えなくなることが目に見えています。

そんなわけでバッテリーを交換することにしました。
因みにウラルのバッテリーを自分で交換するのは初めてです。

大変困ったことに、私のウラルは2016年式ですが、インジェクションをGEN2に更新し、ケーブルの取り回しが純正と異なっていますので純正と同じように上からバッテリーを取り外すことが出来ません。
そこで先ずは情報収集です。

ウラルUSAの公式YouTubeで、各年式におけるウラルのバッテリー交換手順を動画で紹介しています。
動画の音声は英語ですが、ウラル・ジャパンによって日本語字幕が付けられているので安心です。


ケイヒンのインジェクションを搭載した、いわゆるGEN2のウラルについてはエアクリーナーボックスの横からバッテリーを脱着することが推奨されています。

私のウラルもGEN2になっているので同じようにやれば良いと思われましたが、そこはやはり後付けなので一悶着ありました(満面の笑みをたたえながら)。


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先ずはエンデューロシートを取り外します。
2016年式なのでブリッジプレートは一体型です。
2017年後期以降のモデルは分割タイプになっているそうです。


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ブリッジを取り外すとバッテリーにアクセス出来ます。
以前はバッテリーを上に抜くことが出来たそうですが、現在はぶっといケーブルが走っているので無理です。

そこで、現行モデルと同じように横から外すことにします。

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先ずバッテリーに繋がっているケーブルをマイナス、プラスの順に外します。
そしてバッテリーを固定しているストリップ金具を外します。
プラスのショートドライバーと8ミリのレンチが必要です。

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バッテリーを脱着する際、キックペダルが干渉するため、押し下げた状態で固定しておきます。

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クラッチのリリースレバーも干渉するため、クラッチレバーを引いた状態で固定しておきます。



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これで外せるかと思ったのですが、今度はヒューズボックスを留めているクランプのボルトが干渉していましたので、ボルトを緩めてヒューズボックスを動かしました。



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今度はECUに繋がるケーブルが干渉したため、ECUのコネクタを外しました。

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ここまでやって、ようやくバッテリーを引き出すことが出来ました。

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バッテリーを外してみて分かったのですが、一部ケーブルの取り回しが誤っていて、バッテリーケース内を通っていました。
そのためバッテリーの移動量が制限されてしまい取り外せなくなっていたのです。
GEN2を施工した時のディーラーのヘマなのか、メーカーからの指示がそうなっているのかは知りませんが、明らかにケーブルを噛み込んでしまっていて非常にまずいのでバッテリーケースの外側を通すように取り回しを変更しました。
ついでに、ねじれたり絡まったりしているケーブルを整線し直しました。

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取り外したバッテリーです。
台湾ユアサのYTX20L-BSです。
向かって左側にマイナス端子があります。

ウラルのバッテリーは2019年後期モデルから右側がマイナスのYTX20-BSに変更されています。
私のウラルもGEN2のハーネスになっているので、この際YTX20-BSに換えようかと思ったのですが、どう言うわけか互換バッテリーの品揃えが少なく、価格も高いので従来通りYTX20L-BSのまま行く事にしました。
因みに配線には余裕があるのでどちらでも付ける事が出来ます。


新しいバッテリーはこちらを調達しました。

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GL-PTX20L-BSはプロセレクトのジェルバッテリーです。



このブランドのジェルバッテリーはTZRとビーノに使用していますが、自己放電が少ないようで、一ヶ月ぐらい放置しておいてもバッテリーが弱る気配がないので大変気に入っています。
これがジェルバッテリー全般の特性なのか、このブランド特有の性能なのかは分かりません。
また、寿命がどの程度あるのかも不明ですので、その辺りも使いながら検証していきます。
難点としては、このブランドはカスタムジャパンの専売なので売っている店が少ないのと、中華バッテリーとかよりは割高になってしまうところです。
それでも台湾ユアサよりは安いですが。

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取り付けは取り外しと逆の手順なので割と簡単でした。
バッテリーのプラス端子に接続するケーブルが多く、カバーが被らないためビニールテープで養生しました。
まあ、特に気にするほどのものでも無いと思います。

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バッテリーを横切っているケーブル類は出来るだけまとまるように整えました。

さて、バッテリー交換は終わりましたが、折角エンデューロシートを外したので、この際シングルシートに交換します。
エンデューロシートは長年の使用でクッションがヘタり、乗っていると前下がりになってしまうのです。
シングルシートは以前に取り付けていた物です。


エンデューロシートをフェンダーに固定する部分は裏からボルトで留まっているのですが、本来ならフェンダーとシートの間にラバーワッシャーが入っているはずです。
ところが、ディーラーがメンテの際にシートを取り外すと、毎回このラバーワッシャーを入れ忘れます。

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この為、シートの埋め込みナットがフェンダーに当たって深い傷が付いています。
これまでもディーラーには再三クレームしていますが改善されないので、仕方なく自費でラバーワッシャーを購入して取り付けていました(これが結構高い)。
ディーラーの粗相を何度も自腹で直すのが馬鹿らしくなったのもシングルシートにする理由です。
エンデューロシートしか使っていない人は気にするところでは無いかも知れませんが、気になる人は一度シートを外して確認したほうが良いと思います。
そしてラバーワッシャーはディーラーに無くされる前にシート裏に接着剤で貼り付けておきましょう。

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と言う訳でシングルシートを取り付けましたが、この穴の処理が残っています。
適当なボルトを取り付けても良いんですが、ここは一工夫してみます。


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こんなものを用意しました。
丸形の耐水フィルムシートです。
直径は20ミリ。


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これをボルトの穴に貼り付けます。

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そして、上からタッチアップペイントを塗ります。
このペイントは車両購入時に付属していた物なので色合いはバッチリです。

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筆塗りなのでアレですが、こんな感じになりました。

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遠目で見るとこんな感じです。
これなら再び穴が必要になった時に、すぐ元に戻せると思います。
どのぐらいの耐久性があるかは分かりませんのでこれからです。

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エンジン始動もバッチリです。
ただしバッテリーを換えてもライトはあまり明るくなりませんでした。
根本的な対策を講じる必要がありそうです。