準備
 
ウラルの車検が迫ったので、その準備をすることにしました。
普段メンテナンスを怠けている分、やることが目白押しです。

ヘッドライトの改修

前回の車検ではヘッドライトの光量不足が指摘され、ロービームで不合格となり、ハイビームで合格しました。

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そのため、今回はこちらを調達しました。




これはいわゆる高効率バルブというやつで、既存のワット数のままで明るくなると言うバルブです。
この製品では純正比2倍、135ワット相当の明るさになると謳われています。
ワット数はそのままなので配線もそのまま使用でき、車検にも対応します。

高効率バルブの欠点としてはバルブの寿命が短いと言われていますが、安いので2年に一回交換したとしても大きな負担にはならないはずです。

と言う訳で早速取り付けてみました。

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【ノーマル】


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【高効率バルブ】


全然違うやん!
純正比2倍のうたい文句は間違ってはいないようです。
これなら車検も安心して受けられそう。

そう考えていたところ、ある方から
「ポジションランプが必要です」
と教えて貰いました。

前回の車検ではポジションランプの球切れが発覚し、テスター屋さんのアドバイスでポジションランプを配線ごと撤去しました。
実際、車検でもチェックされなかったので、てっきり要らないものだと思っていたのですが。


道路運送車両の保安基準第34条によると、
自動車(カタピラ及びそりを有する軽自動車、最高速度20キロメートル毎時未満の軽自動車並びに小型特殊自動車(長さ4.7メートル以下、幅1.7メートル以下、高さ2.0メートル以下、かつ、最高速度15キロメートル毎時以下の小型特殊自動車に限る。第36条第1項、第37条第1項、第39条第1項及び第40条第1項において同じ。)を除く。)の前面の両側には、車幅灯を備えなければならない。
となっており、保安基準の細目を定める告示123条の3の一などによると、
一 自動車(二輪自動車を除く。)に備える車幅灯の数は、2個又は4個であること。
となっています。
ここでは「二輪自動車を除く。」となっていますが、二輪自動車と側車付二輪自動車は別の区分なので、側車付二輪自動車であるウラルサイドカーには車幅灯が必要なはずです。
ちなみに二輪自動車であっても、白色なら1個、橙色なら2個の車幅灯が必要です。

どう言う経緯でポジションランプが要らないと言うことになっているのかは分かりませんが、万一指摘された場合にどうしようも無くなるので予め対処しておくことにしました。

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IPFのポジション付きヘッドライトを調達しました。



3ポイントタイプなのは、これが一番安かったから。

ちなみに現行ウラルの日本仕様では従来の小糸製ヘッドライトに代わってIPF製のヘッドライトが装着されているそうですから、ほぼ純正扱いです。

クリアレンズのマルチリフレクタータイプなので、同一ワット数でもより明るいのではないかと考え、高効率バルブへの交換はしませんでした。
その代わり、前回球切れしたポジションランプはLED球に変更しています。




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【ヘッドライトユニット交換後】


ブレーキパッドの交換

目視チェックでリアブレーキのパッド残量がほとんど無かった(ように見えた)ので、この際、全輪のブレーキパッドを交換することにしました。

前回は2万キロ保ったブレーキパッドですが、今回は1万キロで交換となりました。
純正パッドじゃないからか、乗り方が雑だからか。


先ずは前輪から。

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キャリパーを取り外して、ブレーキラインに負荷が掛からないように紐で吊しておきました。

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ブレンボのパッド交換は本当に簡単で、βピンを外してパッドピンを抜くだけです。

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外したパッドです。
パッドの厚みは3.5ミリ。
摩耗限度は1ミリなので、まだ余裕があります。

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今回、フロントのパッドはデイトナのハイパーシンダードを使用しました。
パッケージに定価が書いてありますが、Amazonだと半額ぐらいで買えます。



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新品のパッド厚みは5.5ミリでした。

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パーツクリーナーでキャリパーのブレーキダストを清掃してから組み付けました。


続いてリア。
この年式のウラルでは、リアブレーキはアメリカのHAYES PERFORMANCE SYSTEMS社(HB)のATV用キャリパーが採用されていて、交換用ブレーキパッドの入手がなかなか困難です。

ですが、このキャリパーはトライクのカンナムスパイダーにも採用されているので、そっち方面から検索すると見つける事ができました。



AHLと言うブランドのセミメタルパッドです。
このパッド、中国製で、Amazonでの販売価格は何と千円でした。
みんな大好きアリエクスプレスで買うより安いなんて、どうなってるんでしょうか。

サイドブレーキ内蔵キャリパーなのでパッド交換も少々面倒です。

サイドブレーキのケーブルを取り外したあと、サイドブレーキスプラインを左へ止まるまで回し、サイドブレーキを解除しておきます。
キャリパー固定ボルトを外すのですが、何と固定ボルトがパッドピンを兼ねています。

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パッドピン先のEクリップを取り外します。

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次にパッドピン兼用の固定ボルトを外すのですが、アメリカ製キャリパーなのでボルトがインチ規格です。
3/8インチのヘックスが必要です。


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こちらも、取り外したキャリパーを紐で吊しておきました。

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交換前のパッド厚みは2.2ミリでした。
摩耗限度は1ミリなので、頑張ればもう少し使えそうですが、無理せず交換します。

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AHLのパッドです。

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パッドの厚みは4.6ミリでした。

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キャリパーを清掃して新品パッドを組み付けるだけですが、ピストンが戻らなかったのでブレーキセパレーターで押し戻しました。

(STRAIGHT/ストレート) ディスクブレーキセパレーター バイク用 19-936
(TOOL COMPANY STRAIGHT) ツールカンパニーストレート


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元通り組み付けて完成。


最後は側車です。

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ブレンボのいわゆる新カニと呼ばれるキャリパーなんですが、キャリパーがホイールの裏側に付いています。
作業性は良くありませんがホイールを外す程でもありません。

こちらもキャリパーを外して紐で吊しておきます。

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クリップを外し、パッドスプリングを押しながらパッドピンを引き抜くとパッドが外れます。
はずなんですが、パッドピンが錆び付いて固着しており、ピンを抜くのに大変難儀しました。
日頃のメンテナンスを怠けているツケが回ってきた瞬間です。

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交換前のパッドです。
摩耗限度は1ミリですが、厚みは何と3.6ミリも残っていました。
新品が3.9ミリですから、ほぼ新品です。
1万キロ走って0.3ミリしか減らないなんて驚愕です。
この際ですから交換はしますが、本来交換の必要は全くありませんでした。

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パッドはフロント同様、デイトナのハイパーシンダードを使用しました。


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組み付けはパッドスプリングを押しながらパッドピンを差し込むだけ……のはずですが、パッドピンが錆びていてすんなり入ってくれません。

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急遽、新しいパッドピンを調達しました。


リア用。

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今までの苦労が嘘みたいに、何の苦労もなく取り付け出来ました。

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フロントも同じく。

まあ、パッドピンをサンドペーパーで磨いて再利用すれば良いんですけど、ここは気分一新という事で。

あと、全輪のブレーキフルードも交換しておきました。

ワイヤーに注油

車検とは関係ありませんが、クラッチ、スロットル、サイドブレーキのワイヤーに注油しました。

クラッチレバーからワイヤーを取り外します。

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ジップロック袋の角を少し切って、ワイヤーを差し込み、テープで巻いて密閉します。
袋の中にWD-40を注入してワイヤーに浸透するのを待ちます。
普通のビニール袋でも良いけど、ジップロックだとWD-40を注入した後に密閉出来るので液漏れ防止に便利です。

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WD-40は浸透力が高いので、5分ぐらいで反対側から染み出して来ます。

同じようにスロットルとサイドブレーキにも注油したのですが、スロットルワイヤーは途中で二股になっていて上手く浸透しませんでした。
まあ仕方が無いか。

シフトパターンステッカー

私のウラルには納車時からシフトパターンステッカーが付いて居らず、今までも指摘されたことは無いのですが、この際なので作りました。

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パソコンの作画ソフトでそれらしく原稿を作りました。

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これをコンビニのシールプリントで印刷し、切り出したものがこちらです。

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シフトペダルの下に貼りました。
ちょっと主張しすぎかも(笑)

コンビニのシールプリントは一応耐水らしいので、しばらくは保ってくれるんじゃないかと思います。
ただし色あせはすると思います。


その他

光軸調整のためライトカウルを外しました。
前回同様、サイドカースポットライトも取り外しました。
あと、ざっくりと各部の増し締めと清掃、注油をおこないました。

後日、ユーザー車検に挑みます。