悲しい
NHKニュースより。
サイドカー付きのオートバイ事故で70代夫婦死亡 秋田 横手 #nhk_news https://t.co/bWfsbbxHHy
— NHKニュース (@nhk_news) August 20, 2022
20日昼すぎ、秋田県横手市の自動車専用道路で、サイドカー付きのオートバイが道路中央に張られた金属製のロープにぶつかる事故があり、乗っていた4人のうち70代の夫婦が死亡しました。
現場は秋田県横手市平鹿町醍醐の湯沢横手道路下り線とのことで、高速道路ではないが見通しは良く、地図で見るとほぼ直線と言って良い。
また、車両はNHKニュースの映像からGL1500ベースの右サイドカー付きオートバイのようだ。
記事によると夫婦が本車に乗車し孫二人が側車に乗車していたらしい。
事故はサイドカーを中央ロープに接触させた事が原因のようだ。
進行方向を向いて右側にサイドカーを付けた、いわゆる「右カー」は、加速すると右へ寄り、減速すると左へ寄る車両特性があるが、現場の道路は直線なので、ここで急加速したり右へ寄ったりする理由が無い。
詳細は不明だが何かトラブルでもあったのだろうか。
この事故が報じられて、Twitterではサイドカー付きオートバイに4人が乗車していた事に驚く人が多く見受けられた。



中には定員外乗車だと決めつけて批判している人も居た。
前にも記事に書いた事があるが、保安基準や運転免許では大型自動二輪車の定員に法的な制限はない。
座席などの適切な乗車装置が装備されていれば車検証の定員まで乗車できる。
実際4人乗りサイドカーはそれほど珍しい物ではない。

また、運転者が70代だった事から運転適性を疑問視する人達も居た。
報道からでは運転者の技量がどの程度かは分からないし、見たところ違法行為は見受けられない。
法を遵守している人を根拠も無く批判する事は許されない。
しかし、もし「歳を取って体力が無くなりバイクに乗れなくなったらサイドカーに」などと考えている人が居るなら、考えを改めるべきだと思う。
サイドカーを運転するにも体力は必要だし、立ち転けは無くとも運転操作によっては容易に転覆する。
何よりバイクとも車とも違う運転方法をイチから習得しなければならず思いの外ハードルは高い。
サイドカーに少しでも興味があるなら、なるべく早く試乗会などで運転してみる事をお勧めする。
今回の事故は大変痛ましい結果となってしまった。
これを決して他人事と思わず、我々も一層安全運転に努めて行きたい。