関西シウマイ弁当
「シウマイ弁当」と言えば横浜の崎陽軒が有名です。
私も何度か食べました。
素朴ながら肉感あるシウマイは私も大好きです。
ただ、私はシウマイをガッツリ食べたいので、シウマイ弁当ではなく「昔ながらのシウマイ」を買うことも多いです。
残念な事に「シウマイ弁当」にはシウマイが5つしか入ってないのです。
その崎陽軒と、姫路駅の「えきそば」で知られるまねき食品がコラボして、昨年、姫路駅限定の「関西シウマイ弁当」と言うものを発売したそうです。
シウマイの名店・崎陽軒が姫路のまねき食品とタッグ 「関西シウマイ弁当」26日からJR姫路駅で販売https://t.co/nR1pMQprES
— 神戸新聞 (@kobeshinbun) November 26, 2021
私としては「シウマイ弁当」なら出張時に崎陽軒のものを食べれば良いし、特に姫路で食べる理由は無いかなあと思っていたのですが、どうやら「関西シウマイ弁当」は崎陽軒のものとは中身が異なるそうで、それなら機会がある時に食べてみようと思っていました。
先日、所用で姫路へ行ったので、昼食に食べてみることにしました。

【所用】

「関西シウマイ弁当」は姫路駅改札内の他、改札外の「ピオレおみやげ館」フードコートの「えきそば」売店でも販売されています。
午後の分の販売は14時からなので14時少し前に到着し販売開始を待ちました。
定刻通りに販売開始。
1分のフライングも無し(笑)

「関西シウマイ弁当」(960円)
せっかく「えきそば」売店に来ているので、ここは「関西シウマイ弁当」だけではなく「月見えきそば」(注文はかけそば310円に卵トッピング60円)もいただきます。

パッケージは「シウマイ弁当」に倣っていますが、「関西」では赤地になり「シウマイ弁当」で龍のところが「関西」では(阪神だけに)虎になっています。
描かれている名所も当然ながら関西圏のものに変わっています。

【参考:シウマイ弁当包み紙(崎陽軒公式サイトより引用)】

掛け紙を開けるとお手拭きと割り箸(楊枝入り)。

お弁当の中身は一見同じように見えて結構違います。

【参考:シウマイ弁当の中身(崎陽軒公式サイトより引用)】

シウマイは崎陽軒のレシピによるものですが、関西風に鰹節と昆布だしで味付けしているそうです。
グリーンピースに代えて刻みレンコンが入れられています。
その他のおかずはまねき食品のレシピによるもの。
- タケノコは拍子木切りにして「えきそば」のだしで炊いたもの。
- 唐揚げはたつの市のヒガシマル醤油のうすくち醤油を使用。
- だし巻き卵には赤穂産の卵を使用し、カツオと昆布のだしを使った関西風味付け。
- まぐろの漬け焼きは鯖の幽庵焼きに変更。
- 付け合わせの切り昆布と千切り生姜はレンコン甘酢漬けと柴漬けに変更。
- あんずは黒花豆煮に変更。
- ご飯の上に乗る小梅は白漬けからシソ漬けに変更。
- ご飯に振りかけられたごまは黒ごまから白ごまに変更。
この通り、「シウマイ弁当」と「関西シウマイ弁当」は全くの別物と言うぐらいに中身が変更されていますが、不思議なことに食べてみると、ほとんど違和感がありません。
シウマイは崎陽軒のシウマイだし「関西シウマイ弁当」は紛れもなく「シウマイ弁当」なのです。
普通の人は食べ比べないと分からないレベルじゃ無いでしょうか。
「関西シウマイ弁当」のアレンジには全く不満が無いのですが、強いて言うなら小梅は関西人が食べ慣れている紀州南高梅にして欲しかったなと思うところ。
黒花豆煮を省略して小梅兼あんずとして南高梅のはちみつ梅を入れるのも良いんじゃないかと思いました。
とは言え、「関西シウマイ弁当」の完成度は非常に高く、関西人だけでなく「シウマイ弁当」を食べ慣れている関東の人にも是非食べて欲しいと思いました。