阿忠魚粥
台湾人に、旨い店を紹介してもらった。
言われた住所に行ってみたところ、何とも言い難い店がそこにあった。
この店は虱目魚(サバヒー)の料理が売りの店。
サバヒーは台南ではポピュラーな、ニシンのような海水魚。
店は昔ながらの台湾の食堂という感じ。
お世辞にもきれいとは言えない。
だが、知ってる人は知っているらしく客足は途絶えない。
店内の席は満席だったので屋外の席を確保する。
店内にはテレビの取材を受けた時の写真が張られていた。
注文は用紙に記入して代金とともに払う前払い方式。
虱目魚粥(95NT$)
粥という名前だが雑炊のような料理。サバヒーと香草が入っている。
この手の料理にありがちの魚の生臭さが感じられず、あっさりと食べられる。
台南のもう一つの名物のエビを使った炒飯。
こちらもエビの歯ごたえと香辛料を利かせた味付けで食が進む。
店の見た目がアレなので、紹介が無ければ絶対スルーしていたに違いない。
しかし、店は見た目で選んではいけないと今回再認識した。