ゆっくり走るよ

ゆっくりバイク系ひとりオウンドメディア。 ヘンテコなバイクでツーリングしたりキャンプしたりしながら、バイクや旅の話をしています。

カテゴリ:バイク > バイクグッズ

やってもうた
 
ウラルオフロードミーティングに向かうために高速道路を走っていた時の話です。
トイレ休憩のためサービスエリアに立ち寄り、トイレから帰って来たところ、バイクから煙が上がっていました。

正確にはバイクに取り付けていたサイドバッグから煙が出ていたのです。
慌ててバイクからバッグを外し、遠くへ放り投げました。

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煙が収まってから、バッグを見てみると、バッグの底が溶けて穴が開いていました。

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バッグを開けてみると、中身は全焼。
このバッグには食材と調味料、調理道具が入っていましたが、全部ダメになりました。
箸などの木製品は炭化していました。

最初はアルコール燃料に引火したのかと思ったのですが、燃料は全く燃えていませんでした。

バッグの燃え方から察するに、発火した訳ではなく、マフラーの排熱でバッグに穴が開き、そこから排気ガスが充満したためバッグ内部が高温になったと思われます。

このバッグは長い間使っていますが、今までこのようなトラブルは経験したことがありません。
このバッグをC400GTで使用するのは初めてでしたが、特にマフラーに接触させたりはしていないので、まさか燃えるとは考えていませんでした。

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帰宅してから、燃え残ったほうのバッグで装着状況を再現してみました。

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このように、マフラーとバッグの間隔は確保していたつもりでしたが、これでも不十分だったようです。
高い勉強代になりました。

鈴木式織機
 
と言えば、今は自動車メーカーとなったスズキが創業時に作っていた織機である事はよく知られています。
浜松のスズキ歴史館にも実機が展示保存されています。

【スズキ歴史館に展示されている鈴木式織機】

スズキは創業100年を記念し、この鈴木式織機で織られた布で製作したグッズを2月から販売開始しました。
その内のひとつがこちらです。
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【画像:S-MALL

スズキ前掛け!
100年記念商品がまさかの前掛けと言うのもなかなかのセンスですが、この前掛けの本気度を端的に表しているのが、前掛けの着用モデルの人選。
どうか心してご覧下さい。













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【画像:S-MALL】

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【画像:S-MALL】

まさかのMotoGPライダー、アレックス・リンス選手とジョアン・ミル選手ではないか!
世界的トップライダーに何やらせてんねん!
本人達もノリノリやし……まさにプロフェッショナル。

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【画像:S-MALL】

鈴木式織機で織った布と聞いて、最初はスズキ歴史館の収蔵品を稼働させたのかと思ったのですが、現在も鈴木式織機や豊田自動織機が現役で稼働している前掛け専門店が有るそうで(スゲエ)、そことのコラボ商品との事でした。なるほど。

と言うわけで買ってみました。

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箔押しの箱入り。

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スズキ純正部品として、正規に部品番号99000−79NM0-088が振られています。
純正部品ですので、このパーツナンバーでバイク屋さんに取り寄せて貰うことも出来ます。

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紅(朱)白の帯と藍染めが美しい前掛けです。
生地は厚手ながらしなやかな手触り。
サイズ比較用に愛用のスズキ湯呑みを置いてみました。

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ポケットも付いていて実用性も高いものとなっています。
前掛けとしての使い途の他に、アウトドアでの膝掛けとしての用途も提案されています。

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製造元の縁ing(エニシング)のタグがあります。
愛知県豊橋市の前掛け専門メーカーだそうです。

意外と丈夫そうなのでバイク整備の時のエプロン代わりに使ってみようかと思っています。
最初はジョークグッズかと思ったけど、手に取ってみるとしっかりと真面目に作られた商品でした。

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【画像:S−MALL】
そう言えば今や聖杯と呼ばれスズキグッズの代名詞となっている湯呑みも、当初は色物扱いされていたんですよね。
それが現在では復刻版ではない当時物の湯呑みはプレミアが付く人気です。
そう考えると、スズキのセンスは10年先を行っているのかも知れません(笑)

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もちろん私の湯呑みは当時物です(自慢)


URAL
×
MaxFritz
 
ウラル・ジャパンは12月11日にメールマガジンを更新し、冬期のライドに特化した「ウラル・ウインターライディングウェア」をリリースしたことを発表しました



ウラル・ウインターライディングウェアは日本のバイクウェアメーカー「マックスフリッツ」とコラボレーションし、ウインタージャケットウインターカーゴパンツをラインナップ。

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私は前から冬用のパンツが欲しかったので、この機会にウインターカーゴパンツを買ってみました。

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表地(ストレッチコットン)→透湿防水防風フィルム→中綿→裏地の4層構造にも関わらず、かなり細身のシルエットになっています。
太めの身体にはちょっとキツイ(笑)
頑張って痩せよう。

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右後ろポケットの上にワンポイントのURALロゴ刺繍ワッペン。
裏地にもウラルエンブレムがあります。

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バイクウェア要素としては、尻と内股部分に補強がされています。
裾の内側にも風の侵入を防ぐ為のジャバラがあります。

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膝には別売りのプロテクターを入れるポケットがあります。

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ハニカム構造で薄いプロテクターなので、膝の曲げにも違和感が少なくなっています。
ただし簡易的なものなので、気になる人はCE規格プロテクターなどに入れ替えることをお勧めします。

これを着て日帰りツーリングにも行ったのですが、さすが冬用と言うだけあって暖かく、外気温5℃ぐらいまでであればオーバーパンツも必要ありませんでした。
表地がコットンなので、オーバーパンツにありがちな、マフラーに接触して表地が溶けてしまうこともありません。

この商品はマックスフリッツのウォームカーゴパンツ2とほぼ同じものなのですが、価格もOEM元とほぼ同じ良心的な価格設定となっています。

コラボ商品は今のところ増産予定が無く、現在入荷されたロットを売り切ったら販売終了になりそうなので、検討中の方はお早めにお買い求めになることをお勧めします。



SENA 50S

長距離ツーリングでバイク用インターコム(インカム)は欠かせない物になりました。
マスツーでの仲間との会話はもちろんですが、ソロでもナビの音声や音楽を聴いたり、電話に応答したりと活躍の場は広いです。
私はSENA 30Kを愛用していましたが、夏の北海道ツーリングで豪雨の中を走ったためか、その後、不具合が発生するようになりました。
音声にノイズが乗ったり、ボリュームが調整できなくなったり。
この現象が出るのは雨の日だけで、乾かすと治るため、どこからか浸水しているのではないかと思います。
超絶雨男の私にとって、雨の日に使えないのは致命的なので更新することにしました。

日本ではインカムのシェアはSENAとB+COM(ビーコム)にほぼ二分されていますが、最新モデルでは他社製品との接続も簡単になり、性能的にはどちらを選んでも遜色の無いものとなっています。
私は主に価格面と今までの使い勝手から今回もSENA製品を並行輸入する事にしました。

30Kが2年ちょっとで壊れてしまったこともあり、今回は国内正規品の20S EVOにしようかとも考えたのですが、正規品の保証期間が2年なのと、米Amazonで20S EVOとの価格差が10ドル程度しか無かったので、最新の50Sを購入することにしました。

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発注から10日ほどで到着しました。

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50Sは30Kのマイナーチェンジなので、基本的なスタイルは変わっていません。

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付属のユニバーサルヘルメットクランプキットはスピーカーの改良で音質が向上しているそうですが、30Kのものと互換があるため今回は使用しないことにしました。

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50シリーズから付属されるWi-Fiアダプターです。
充電ケーブルにWi-Fi機能がついており、充電中にファームウェアのアップデートが自動的におこなわれます。

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取説は多言語対応ですが、当然ながら日本語の取説はありません。

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30Kとの比較。
先述の通り、外観はほぼ同じで、ユニバーサルヘルメットクランプキットに互換があります。

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ただし、現状はファームウェアが対応していないため、50Sのユニバーサルヘルメットクランプキットに30Kを取り付けても使用できないそうです。

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ユニバーサルヘルメットクランプキットとの接続端子が変更されていました。

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充電ポートは30KのmicroUSBに代えてUSB TypeーCが採用されています。

セットアップはスマホアプリの「SENA 50 Utility」からおこないます。

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アプリを起動すると、先ずインカムとのペアリングをおこないます。
「50S」を選択し、画面の指示に従ってペアリングをおこないます。



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デバイス名を設定します。
自分の名前などを付けておくと、他の人が確認しやすくなります。
デバイス名は後から変更できますのでここではスルーします。

続いてWi-Fiアダプターの設定をします。

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左上のメニュー(「三」のアイコン)から「Wi-Fiアダプター」を選択します。

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「新規のデバイスを接続」をタップ。

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Wi-FiアダプターをUSB電源に接続するとWi-Fiステータスランプが赤く点灯します。
PCのUSBポートは使用できません。

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「次へ」をタップ。

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Wi-Fiアダプター裏のリセットボタンを、伸ばしたクリップなどで押します。

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スマホのWi-Fi設定画面で「SENA-WA」で始まるSSIDに接続を切り換えます。

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Wi-Fiアダプターに仮接続しました。

次に自宅のWi-Fiネットワークを登録するのですが、ここで問題が…。

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自宅のSSIDが候補に出てきません。

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現状のiPhoneアプリに不具合があるようで、SSIDに「ー」(ハイフン)や「_」(アンダーバー)が使われている場合は認識出来ないそうです。
また、Wi-Fiアダプターは2.4GHzのみの対応しています。

そこで自宅のWi-Fiルーターをいじって、それらの文字を含まないゲスト用SSIDを作成しました。

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今度は上手く認識されました。
使用するSSIDをタップして確定します。

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Wi-Fi接続が完了すると、右側のWi-Fiステータスランプが青に変わり、中央のファームウェアアップデートランプが点滅を始めました。

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これでファームウェアの自動アップデートが開始されています。
なお、ファームウェアの自動アップデートをおこなう際はインカムの電源をOFFにしておきます。

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アップデート完了。
ファームウェアアップデートが完了すると、ファームウェアアップデートランプが点灯に変わります。

先述の通り50Sは30Kのマイナーチェンジなので、機能的には大差がありません。
しかし個々の機能はアップデートされており、中でもボイスコマンドの日本語対応は嬉しい限り。
30Kでは英語だけだったので日本語英語では認識されないことも多く、事実上使い物になりませんでした。

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50Kでは「Hey SENA」のウェイクワードに続けて「音量アップ」などと発話することでコマンドが実行できます。
「インターコムペアリング」や「メッシュグループ作成」などもコマンドにあり、面倒だった作業が音声で出来るのは画期的。

日本語でのボイスコマンドは「ヘイセナオンリョウアップ」とウェイクワードとコマンドの間隔を開けずに喋ると認識されやすいようです。
電話応答の場合はウェイクワード無しで「応答」又は「無視」と発話するとコマンドが実行されます。

30KではPHONEボタンを押さないと出来なかったSiriの呼び出しも、直接マイクに「Hey Siri」と呼びかけるだけで可能です。

30Kから2年、やはり50Sは各段の進歩が見られました。
50Sの導入で、より快適なツーリングが出来そうです。




SENA 50S シングルパック 50S-01 [並行輸入品]


こちらは日本のAmazonで売られている並行輸入品ですが、高過ぎるので買ってはいけません。
バイク用品店で正規品を買うことをお勧めします。


中華クオリティ

近年は中華パーツのクオリティが向上したこともあり、いちいち「中華クオリティ」などと揶揄する事は無くなりましたが、今回久々に「中華クオリティ」と言えるブツを手に入れたのでご紹介します(ドクロ)

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これはBMW R75のテールランプのレプリカです。
ウラルや長江のカスタムパーツとしてeBayなどでよく売られています。
ベンダー数社から発売されていますが、恐らく製造元は同じ物だと思います。

このパーツ、ウラルのカスタムパーツとしては超有名なものなので、実際に取り付けている車両も見たことがあるのですが、同時に、その品質についても様々な噂を聞いています(お察しください)

まあ、加工前提のカスタムパーツなので、そんなことは大して気にせず購入しました。
eBayで購入して、大体3週間ぐらいで届きました。
新型コロナウイルスの影響で物流が滞っているので、思っていたより早く着いたと思います。

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こちらがそのブツです。
ボディは薄板の金属製で、赤いさび止めプライマーのみ塗られています。
大戦末期のドイツ軍戦車みたいですね(笑)

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配線を取り出している部分は、電線を無理矢理通したためかグロメットがバックリ裂けていました。
これでは内部に水が浸入してしまいます。
配線の取出はここを使わず、埋めてしまったほうが良いかも知れません。

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発光部分のレンズ径は約5cm(≒15c㎡)で、保安基準の20c㎡には届かないのですが、このランプはレンズの上部にも発光部分があるので、それも加えると何とかクリアしそうです。

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それよりも問題なのは、ナンバー灯部分のレンズが赤色になっており、これではナンバー灯として使えません。
商品画像では白色なので騙されました。
別途ナンバー灯を用意する必要があります。

続いて電球ソケット部分を見ていきます。
このような激安電気部品は必ず中を開けて確認しないと事故の元になります。

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隙間から電線のヒゲが見えます。
早速嫌な予感が(汗)


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ソケットを分解してみました。
何と言うことでしょう(汗)
電線の接続は芯線を撚ってあるだけでした。
これでは振動で緩んでしまうかも。
半田を盛るなりの対策が必要です。


ボディの塗装をするため、レンズを外そうとしたところ…

バキッ!

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レンズを固定する爪が折れてしまいました。
このレンズ、弾力がほとんど無いプラスチックで出来ていて、レンズの取り外しはほぼ困難です。
こんなことならマスキングすれば良かった。

こうして中華テールランプは一瞬でゴミクズと化したのでした。
終わり。




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