ゆっくり走るよ

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佐田岬


青島行き連絡船の午前便が欠航となったため、午後までの時間が空いてしまいました。

急遽、この時間で回れる場所は無いか探してみた結果、ちょっと思い付きで佐田岬へ行ってみることにしました。

スマホアプリのYahoo!カーナビによると、片道1時間半、約70kmの行程です。


ところが、佐田岬灯台駐車場を目指してルートを引かせたはずが、佐田岬裏側の全く違うところへ誘導されてしまいました。
またかよYahoo!カーナビ!


そして道路工事が有ったりと到着が遅れ、結局2時間近くかかって、ようやく佐田岬灯台駐車場に到着。


そして、ここでも誤算が。


駐車場から近いと思っていた佐田岬灯台は、駐車場から1.8kmも歩いた先にあることが判明。
ちゃんとツーリングマップルにも記載されているのに読まないから…。


灯台まで行って戻って来ていては、青島行きの午後便に間に合わない可能性がありました。
そこで灯台行きは泣く泣く断念。

駐車場から遠くの灯台を眺めるだけに留めておくことにしました。

そして、駐車場に出てきた物売りのおばちゃんがうぜえ!!!
ウニの瓶詰を売るおばちゃんなのですが、言葉巧みに瓶詰を買わせようとします。

「荷物にならないからカバンに入れときな」
「ここでしか買えないから」
「ここのウニを食べたら他のウニは食べられなくなる」
「普通なら4千円だけど3千円で」

何度要らないと言ってもしつこく付きまといます。
あまりのしつこさに、早々に切り上げて佐田岬を離れました。
後で知ったけど、あのおばちゃんは結構有名でした。
そりゃ、あれだけしつこけりゃねぇ…。


色々トラブルに見舞われましたが、それでも景色は良かったので、今度はちゃんと時間を取って、灯台まで行ってみたいものです。



青島

15人ほどの島民に対して100匹以上の猫が暮らすという「猫の島」青島。

長浜港から連絡船で渡ります。

近年インターネットなどで島の存在が世界中に知られ海外からも観光客が増加、混雑時には連絡船に積み残しが出るほど。

青島への定期船は1日2便で定員は34名。
しかし、午前の便で渡った人が午後の便で帰ってくるので、午前に満席になってしまうと午後の便には乗れません。
また、島の関係者を優先乗船させるため、その場合はさらに定員が減ることになります。

前に来た時も定員オーバーで船に乗れず、泣く泣く諦めました。

この日は平日ということで、それほど混まないとは思ったのですが、念のため夜明け前から並ぶことにしました。


青島行き連絡船。
さすがにこの時期、夜明け前から並んでる人は居ませんでした(笑)



途中、コンビニで調達した朝食をかじりながら乗船開始時刻を待ちます。
ところが、開始時刻になっても一向に改札が始まりません。


しばらくすると連絡船の職員の方がやってきました。






Noooooo!!!

昨日の強風のため、青島付近の海域に時化が残っていて、午前の便は欠航になってしまいました。
午後の便は出港できそうだということなので、午後までどこかで暇をつぶすことになりました。

この時期の青島行きは気象条件の関係で欠航が多いそうです。
島を訪れる際は要注意ですね。

さて、前回来た時とは色々状況が変わっていました。

連絡船乗り場の向かいにあった無料駐車場は所有者が変わり、有料駐車場になっていました。


モコ&ニンニンて何やねん(笑)



新しい無料駐車場は長浜交番隣の国道378号沿いに作られていました。
こちらのほうが人目もあり、長時間の駐車でも安心かも。



駐車スペースは10台分。
段差もなく出入りしやすい。



さて、午後までどうやって暇をつぶしましょうかね。




潮湯 


明日の行程の都合で、内子から長浜に移動しました。

宿泊地へ向かう前に、今日の汗を銭湯で流します。


こちらの大洲市長浜健康センター「長浜なぎさの湯」には塩分を含んだ潮湯があり、疲労回復に良いとされています。

当初、スマホアプリのYahoo!カーナビで検索したところ、明らかに違う場所を指していて、危うくアサッテな場所に連れていかれるところでした。
怖い怖い。


そんな感じに紆余曲折あって、ようやく到着。
ここは銭湯なので石鹸などの備え付けは期待できません。
お風呂セットを持ってゴー。

すると、


Noooooo!!!



設備故障で潮湯は無し。

受付のおばちゃんの話では、明日に業者が見に来るので、ひょっとしたら直るかも、と言うことでしたが、残念ながら明日まで待っていられません。

淡水風呂のほうは入れるとのことなので、頂くことにしました。
入湯料340円。

潮湯が休止だったせいか他に客はなく、一番風呂を頂きました。

風呂から出て、休憩室で休んでいると、さっきの受付のおばちゃんが通りかかり、
「あら、もう出たの」


えっ、私1時間以上入ってたんですが?
長浜の人はそんなに長風呂なのだろうか…?


風呂でさっぱりしたあと、今日の宿泊地へ向かいました。


この日の夕食は、宮内豆腐店の豆腐で作った麻婆豆腐。
飯ごうに一杯の麻婆豆腐をご飯とともに頂きました。
旨いけど、食べきれないほどの量。
いや、食べたけど。

この日は強風が吹いていて、夜からどんどん強くなってきました。
突風とともにテントが飛ばされるかと思うような風圧が夜遅くまで続き、なかなか寝付けませんでした。


うどん

内子へ来た理由は豆腐以外にもう一つありました。

それは、うどんを食べること。

四国でうどんと言えば讃岐うどんがあまりにも有名ですが、当たり前ですが全国各地に名物うどんがあります。

内子から近い小田地区も、うどんで知られるところです。

うどんを出す店はたくさんありますが、今回は「なみへいうどん」さんに伺いました。

実は以前、来たことがあるんですが、下調べをしっかりしていなくて定休日でした。

なみへいうどんに到着。
今回は営業中ですよ。

店内は町の食堂と言った雰囲気で、地元の人が入れ替わりに来店していました。

こちらは讃岐うどんの店のように、カウンターでうどんを注文し、天ぷらなどのサイドメニューをセルフサービスで取り、先に会計する方式です。


天ぷらも美味しそうだったけど、私の目的はうどんなので、「たらいうどん」を注文しました。
大盛りがお勧めという事で大盛りで。
勧められなくても大盛りなんですけどね(笑)

たらいうどん(大)580円。
小田の名物「たらいうどん」は「たらい」に入った湯だめうどんです。
こちらの「大」は1玉半とのこと。

通常、小田のうどんはコシのない「腰抜けうどん」なのですが、「なみへいうどん」さんのうどんは讃岐式ほどではないけどコシがあり、食べ応えがありました。

讃岐式があまりに有名なので、うどんにはコシがあるのが普通に思われますが、各地のうどんはコシが無いものが多いです。
大阪のうどんや伊勢うどんもコシが無いですよね。

小田のうどんの特徴はつゆにあります。
出汁は大豆とシイタケから取られていて、独特の風味があります。

店によっては「じゃこ天」を入れるところもありますね。

「たらいうどん」は一見、量が多そうなのですが、うどんが柔らかいのでどんどん食べ進められます。
胃にもお財布にも優しいうどんです。

さて、うどんを食べ終えて、道の駅で休憩していると、地元の方が話しかけて来られました。
通りがかりに、店の前に停めていたウラルを見られたそうです。

私がうどんの話をすると、
「小田のうどんに外れは無い」
とした上で、

「久万高原にも旨いうどん屋がある」
と、教えてくれました。

店の名前は失念されたそうですが、これは開拓する価値がありそうです(笑)

とうふ


四国ツーリングのためフェリーで東予に上陸したわけですが、この日の行程は特に決めてませんでした。
夕方までに宿泊地に着けばいいので。

しかし、今日やるべきことを2つだけ決めていました。



そのひとつを達成するために、内子へ向かいました。

まず伊予市まで移動し、そこから内子へ向かうわけですが。


途中、道の駅ふたみへ寄り道。


ここでは名物の「じゃこ天」が食べられます。
「じゃこ天」は魚のすり身を小判型の型に入れて成形したものを油で揚げたものです。

この道の駅では漁協の女性部のおばちゃんたちがその場で揚げたものが食べられるのですが、到着が早かったためまだ準備中でした。
しかし、ご厚意で一枚作っていただきました。

じゃこ天1枚130円。
双海の青い海を見ながら揚げたて熱々をいただくのは格別です。
酒のアテにもお勧めです。

「じゃこ天」と呼ばれるものはここ双海の他に八幡浜にもあるのですが、双海のものは白くて厚みが有るのが特徴。
食感も柔らかく、ふわふわしています。


双海でじゃこ天を堪能して、いよいよ内子へ向かいます。


山道を走ること約一時間、ようやく目的地に到着しました。



宮内豆腐店です。

豆腐店?

はい、豆腐店です。
レストランとかではなく、普通に町のお豆腐屋さんです。


お豆腐1丁250円。
昔ながらの固い豆腐で、ずっしり重い。
大きさも1丁がスーパーの豆腐の3丁分ぐらいあります。
しかし、鍋物に入れるとふわふわの食感になり、とても美味しいです。
私は愛媛に寄ったら、こちらのお豆腐をキャンプの食材として買うことにしています。

いつもはご主人かおかみさんが対応されるのですが、今回は若い女性でした。
そう言えば豆腐の修行に来られているような話を以前聞いたような。
表まで出てこられて、私のウラルを珍しそうに見られていました。

こちらは知る人ぞ知る人気店で、私の後も次々と客が訪れていました。
日によっては午前中で売り切れてしまうこともあり、実は結構焦ってました。
買えてよかった。

もし、内子に寄られることがあったら、宮内豆腐店さんの豆腐を一度ご賞味ください。
味は保証しますよ。
旅行で豆腐を買うことがどれだけあるか分かりませんが(汗)

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