ゆっくり走るよ

ゆっくりバイク系ひとりオウンドメディア。 ヘンテコなバイクでツーリングしたりキャンプしたりしながら、バイクや旅の話をしています。

カテゴリ:バイク > ツーリング

竹中半兵衛

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美山キャンプの帰り、昼食に三田の永沢寺(ようたくじ)蕎麦を食べようと永沢寺に向かったのですが、先般の豪雨災害で永沢寺につながる道が通行止めになっていました。
そこで、行き先を道の駅とうじょうに変更しました。


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道の駅とうじょうの黒豆ソフトクリーム297円。
とにかく暑いのでソフトクリームばかり食っています。
この付近は丹波黒大豆の産地に近く、黒豆を使った料理やお土産品が多数見られます。

ここから神戸方面に向かって走っていると、三木市に入ったあたりで「竹中半兵衛の墓」という看板を見つけました。

私は歴史に全く疎いのですが、竹中半兵衛の名前ぐらいなら知っています。
黒田官兵衛と共に豊臣秀吉に仕えた軍師で、優れた知略で知られていますね。
こんなところに墓があったなんて知りませんでした。

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看板に従って走っていると、公民館の手前に駐車場入り口を発見。

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進んでいくと、どんどん山の中に入っていきます。
本当にこっちなのか。


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駐車場は「秀吉本陣跡」の入り口にありました。
竹中半兵衛の墓までは、ここから炎天下を歩いて300メートル戻らなければいけません。
ウソやろ…。

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秀吉本陣跡は駐車場の脇から山を登った先にあり、この暑さの中とても行く気になれなかったのでスルーしました。
秋か冬なら来ても良いかもね。

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竹中半兵衛の墓はブドウ畑の中にありました。
土塀に囲まれているところがそうです。


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墓は大木の根元にあり、墓石自体は質素なものです。

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左の灯篭には文化三年(西暦1806年)の文字が見えます。

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右の灯篭には「御名日(命日)六月十三日」とあります。
信長公記の記述では天正七年(西暦1579年)6月22日が命日であるとのこと。

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竹中半兵衛の墓がこの地にある理由は、秀吉の播磨三木城攻めに参戦中に、この地で病没したためとのことです。


猿尾滝

猿尾滝(さるおだき)は香美町村岡区にあり、但馬三名瀑、日本の滝百選に選定されている名勝です。
近くを通ったので立ち寄ってみました。

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村岡区の国道9号線から県道267号線に入って5分ほど進むと無料駐車場と売店があります。
バイクはここに置いて行きます。

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県道側の入り口から、滝が見えます。
駐車場から徒歩50メートル。
近っ!

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滝の側には不動尊が祀られていますが、参道は現在通行止めとなっています。

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猿尾滝。
高さ60メートル。

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猿の尾のごとく、一筋流れ落ちる様は独特の風情がありますね。

夏場でも滝の周囲は涼しいので避暑にも良いですね。

周辺にはブナやモミジが自生しており、秋には紅葉も楽しめます。






但馬へ


この日は仕事の予定が急遽キャンセルになったので、久し振りに土日が休みになりました。
そこでウラルにキャンプ道具を積み込んで出発。
出張前にリアブレーキのエア抜き作業をおこなったので、その確認も兼ねてのツーリングです。
そのこともあって、今回のツーリングはオール下道で行程を組みました。

今回は目的地を但馬方面に決めた以外はノープランで走りました。

国道312号を北上。

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道の駅「銀の馬車道・神河」で休憩。


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「寄り道証明書」なるものを配布しているらしい。


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ゆずソフト(250円)を頂きました。
さっぱりして美味しい。


初夏の山々の緑を堪能しながら、香美町方面に向かいました。


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道の駅「あゆの里矢田川」に到着。
「まじでつぶれる5日前」のキャッチフレーズで一躍有名になったところです。
駅長さんと少しお話させていただきましたが、楽しい方で、色々盛り上げようと活動されています。

本当はもっと色々回る予定だったのですが、下道オンリーの行程は意外に時間がかかり、ここに着いた頃は16時を過ぎていました。

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今年から道の駅に設けられたキャンプ場に設営します。
利用料は500円。

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近くに風呂が無いので、約10キロのところにある、かすみ矢田川温泉へ向かいました。

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入湯料は620円ですが、道の駅で100円割引券がもらえます。

そのまま香住まで2キロほど走り、今日の食材を買ってキャンプ場に戻りました。

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香住のスーパーに地酒の香住鶴が売られていたので買いました。
実は温泉に向かう途中に香住鶴の蔵元があるのですが、時間が遅かったので買えませんでした。

余談ですがこのスーパー、昔はトヨダという名前だったのに名前が変わっていました。
調べてみると別の会社に吸収されたらしいです。
私はこちらに来るとトヨダをよく利用して結構気に入っていたので、ちょっと残念です。


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おつまみにソーセージとベーコンを焼いて、香住鶴を頂きました。
程よい辛さで食が進みます。
我慢できず朝食用のベーコンも焼いてしまいました(笑)


翌朝。


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山の中なので日が昇るまでは結構寒く、気温は12℃ほどしかありませんでした。
服装が夏用のメッシュジャケットなので、気温が上がるまで待ってから出発。


道の駅「村岡ファームガーデン」で休憩。

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トイレが新しくなっていました。
トイレがきれいというのは商業施設には本当に重要で、それだけで客が来ます。
特に温水洗浄便座は必須アイテムです。
カネをかけるなら先ずトイレです。

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生野まで戻って、播磨屋本店さんに来ました。
色んな意味で日本一有名なおかき屋さんの本店です。
因みにここにはトレーラーは置いてません。

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移築した古民家を利用した施設で、おかきやおせんべいを売っています。

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無料サービスのコーヒーとほうじ茶があります。
また、3500円以上買い物すると、ぜんざいのサービスがあります。

以前はこちらに喫茶コーナーがあり、夏にはマッチョな兄貴が手回し式かき氷機で作ったかき氷を食べられたのですが、現在は喫茶自体が無くなってしまいました。
残念。


今回は思い付きで走り回ったので、予定してたけど行けなかったところや、見落としてしまったところもありました。
次は時間をかけて回りたいところです。






SSTR
2018




5月26日におこなわれた「サンライズ・サンセット・ツーリング・ラリー(SSTR)2018」に参加しました。

SSTRは冒険家の風間深志さんがプロデュースしているツーリング・イベントです。
日の出から日没までの間に、日本各地の太平洋側からゴールである石川県羽咋(はくい)市の千里浜海
岸を目指すというもので、今年で6回目。
参加者は年々増大しており、今年は何と3千名を超える参加者が日本全国から千里浜を目指しました。

SSTRのルールは次の通り。
  1. 日の出時刻以降に、日本の東側海岸線(太平洋、瀬戸内海、東シナ海)からスタートする。(その際、ゼッケンナンバー付きバイク、海、太陽)が入った写真を撮影する。)
  2. 各都道府県に1つ設定されている「指定道の駅」に最低1か所は立ち寄る。
  3. 道の駅狼煙(5ポイント)、指定道の駅(3ポイント)、道の駅(2ポイント)、SA/PA(1ポイント)に立ち寄る毎にポイントが付加され、計10ポイント以上の獲得を目指す。
  4. ゴールの千里浜海岸に日没(19時02分)までに到着する。
これらをすべて満たすと「完走」となります。


SSTRは競技ではないので、到着順や走行距離は全く関係なく、参加車両もバイク、またはトライクであれば排気量や車種を問いません。
出発地点やコースも参加者の自由となっていますので、出発地点やコースの選定時からSSTRは始まっていると言えます。

私は今回初参加で、現地の状況もよく知らないので、今回は完走を目標に無理のない行程を計画しました。


先ず、出発地点の選定ですが、バイクと海と太陽が入った写真を撮らないといけないので、意外に限定されます。
自宅に近いところで、海のそばまでバイクを乗り入れでき、太陽が出る東側に面したところを検討して、今回は兵庫県の兵庫突堤を選定しました。

兵庫突堤の日の出時刻は4時50分なので、夜中に出発して場所決めと撮影準備をするはずだったのですが、見事に寝過ごしました(汗)

予定より1時間ぐらい遅れましたが、何とか日の出時刻までには到着して日の出を待ちました。


結論から言うと、この出発地点選定は失敗でした。
確かに兵庫突堤は東側が海に面していますが、太陽の出る位置に六甲山があり、日の出時刻を過ぎても太陽が出る気配が有りません。

さらにこの日は曇っていて、周りが明るくなっても太陽は現れませんでした。

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仕方ないので写真を撮って出発することにしました。
5時11分スタート。

時間を稼ぐため、氷見まで高速道路で移動します。

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名神・吹田SAにて朝食。
ここで朝定食を食べたのは何年ぶりだろう。
駐車場に停まっていたバイクは全部ゼッケン付きでした(笑)


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北陸道・尼御前SAでは、SSTR参加者はソフトクリームが100円引きになるサービスがありました。

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早速恩恵にあずかり(笑)、能登塩ソフト350円を250円で頂きました。
おいしかったです。
因みに手首のバンドはSSTR参加証で、これを見せると協賛店でサービスが受けられるのですが、結局使いませんでした。

北陸道から能越道を経由して富山県の氷見へ。

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道の駅氷見で指定道の駅のポイントを獲得。



駐車場ではSSTRオフィシャルの近藤スパ太郎さんにインタビューされるハプニングが。
突然のことで、とてもテンパってしまいました。
何をしゃべったか自分でもよく憶えていません。
この時の映像と音声が使われるかどうかは神のみぞ知る(笑)

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昼食は道の駅に隣接する回転寿司「廻鮮氷見前寿し」で頂きました。
周りに食べ物の店がたくさんあるのに迷わず回転寿司に入っちゃうところが何だかなー(笑)

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氷見の地物の魚介類を使ったお寿司が食べられます。

後で気が付いたけど、単品より三種盛りを注文するほうが色んな味を楽しめてお勧めです。

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レーンに無いネタは紙に書いて板前さんに注文する方式です。
タッチパネルに慣れた私には結構面倒くさい(笑)

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かぶす汁(あら汁)は絶対注文したほうがいいです。

SSTRは宿泊先の確保も重要です。
SSTRの日程が発表された時点で近隣のホテルは満室となり、予約を取るのはほぼ不可能です。

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私も宿が確保できなかったので、千里浜から20分ほどのところにある大島キャンプ場を利用しました。
こちらはテントサイトの予約はできないので早い者勝ち。
とは言え、海岸を利用したとてつもなく広いキャンプ場なので、場所にこだわらなければソロキャンぐらいは何とかなりそうな感じです。

宿を確保して千里浜へ向かいました。


日本で唯一、海岸線を走れる千里浜なぎさドライブウェイがゴール地点です。

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ゴール。
17時ちょうど。

本当は沈む夕日を背に受けてゴールしたかったんだけど、その時間には毎年ゴール地点が大渋滞になるそうなので、泣く泣く諦めました。


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SSTR参加者には地元提供のおにぎりと、あさりのみそ汁が振る舞われました。
とてもおいしかったです。


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7時2分、日没。
ちょっと雲が出てしまいましたが、きれいな夕日でした。
この後もイベントは続いていたのですが、私は一足先にキャンプ場へ引き揚げました。


今回、初めてSSTRに参加しました。
イベントとして良く出来ていて、地元の方々の協力もあり楽しく過ごせました。
イベントは楽しかったのですが、肝心のツーリングという点では、完走重視で無難なコースを選んだため、行程のほとんどが高速道路になってしまい、道中はあまり楽しくありませんでした。
このラリーを楽しもうとするなら、スタート地点とコース選定が重要になってきます。
前日に名古屋や浜松に移動してスタートする人も多いようです。
走行距離重視やポイント数重視など様々な楽しみ方があります。
完走も重要ですが、何か自分なりのテーマを決めて走ってみると、より楽しめると思います。
私も次回参加できればそうしてみようと思います。


光前寺

ふもとっぱらを出発して長野県駒ケ根市にある宝積山光前寺に向かいました。
甲府南から中央道に乗り、駒ヶ根で降りました。
私はETC二輪車ツーリングプランの中京圏東名・中央道コースに申し込んでいたので、このコースだと諏訪~駒ヶ根が乗り放題区間に計上されるためです。

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宝積山光前寺は霊犬早太郎伝説のお寺として知られています。

以前、見付天神(矢奈比売神社)を訪問したときの「悉平太郎(しっぺいたろう)伝説」で、悉平太郎が飼われていたのがこちらのお寺です。
こちらでは「早太郎」(はやたろう)と呼ばれています。
この伝説が縁となり駒ヶ根市と磐田市は友好都市となっているそうです。

光前寺は天台宗の寺院で、不動明王が本尊です。

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仁王門。


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ヒカリゴケが自生する参道。


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鐘楼。


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三門。


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本堂。



本堂軒下には早太郎伝説にちなむものが並べてありました。

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早太郎の木像。
見付の悉平太郎像もこちらの木像をモデルにしたのでしょうか、よく似ています。

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早太郎の絵本。
早太郎の最期については諸説あるそうですが、こちらでは光前寺にたどり着いて死んだ説が採られています。


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早太郎みくじ。
見付のしっぺいくんおみくじより、こちらのほうが趣があって良いな。


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本堂横に早太郎の墓があります。


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霊犬早太郎の墓。
横に六百年供養塔が立っており、古くからの伝説のようです。
早太郎は当寺では不動明王の化身とされています。


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三重塔。


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御朱印は参道にある案内所に参拝前に申し込んでおき、参拝後に受けとる方式です。


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御朱印は不動明王と早太郎のものがあります。


訪問時は雨天でしたが、当寺境内全体が名勝「光前寺庭園」となっており、天候が良ければ美しい姿を見られるようです。


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