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改善対策





スズキは8月10日、Vストローム250の改善対策を届け出た。

不具合の内容は次の通り。

車体右側に配置している排気管において、排気管カバーの形状が不適切なため、停車時に足をステップから外した際、排気管に衣類が接触することがある。
そのため、衣類が損傷し、最悪の場合、下肢を火傷するおそれがある。

この手の不具合はバイクの新製品にはたまにあるもので、最近はSNSやネット掲示板でユーザーの間で先に話題になっていることもある。

私がトリッカーに乗っていたころ、同様に排気管にカバーを追加するサービスキャンペーンがおこなわれた。
以前からレインスーツが接触して溶けたとかいう話を聞いていたが、特に不具合とは思ってなかったので、「ああ、改善するのね」ぐらいしか思ってなかったけど。

今回のVストローム250も排気管にカバーを追加することで対策するらしい。

改善対策とは、国土交通省の規定によると、

改善対策とは、リコール届出と異なり、道路運送車両の保安基準に規定はされていないが、不具合が発生した場合に安全の確保及び環境の保全上看過できない状態であって、かつ、その原因が設計又は製作過程にあると認められるときに、自動車メーカー等が、必要な改善措置を行うことをいいます。

とのことで、緊急性はないが車両が原因で安全上の不具合が起こりえる場合の対策のことらしい。

対象は7月31日までに製造(輸入)された1車種285台。
世界目標販売台数1万5千台のはずなんだけど、意外に少ないのね。







弾丸



乗り物ニュースの記事より。

神戸~大分、大阪~別府、大阪~志布志(鹿児島県)の3航路を運営するフェリーさんふらわあで、「弾丸フェリー」と呼ばれるプランの人気が高まっています。

夜行フェリーを往復で使い、現地宿泊無しで「0泊3日」の旅行をする「弾丸フェリー」ツアーが人気らしい。
理由はやはり低価格。

値段は、最も安いベッドなしの相部屋「ツーリスト」を利用すると往復1万円(子ども5000円)で、3つの航路において同価格で設定されています。旅行先では8~12時間滞在することができます。

夜行バスなどと違うのは、フェリーならではの解放感。
設備も充実していて、ゆっくりくつろげる。
現地での滞在時間は短いが、あらかじめ目的地を決めて、決め打ちで旅行すれば効率的に楽しめるのではないか。

大人ひとりとバイク1台分で往復1万5060円からの「バイク弾丸フェリー」、同じく大人ひとりとクルマ1台分で3万3000円からの「マイカー弾丸フェリー」もあります。

というわけでバイク旅行にも使える。
バイクなら行動範囲も広がるし、格安、快適と、申し分ない。

私も夜行フェリーを使用することがあるが、寝ている間に目的地に着くメリットは計り知れない。
このプランは大変興味深いので是非試してみたい。


驚いた




この業界も着々と再編の波が押し寄せている。

デイトナは、オフロードバイクパーツ事業を展開するダートフリークと、二輪車用アフターパーツのインターネット通販を手がけるプラスの2社を買収すると発表した。

バイク用品大手のデイトナがオフロード用品大手のダートフリークを買収。
どちらもバイク用品では大手なので、この買収には驚いた。

デイトナはダートフリークの海外製造拠点利用やオフロード用品への参入、ダートフリークはデイトナが持つ東南アジアへの販路拡大を見込んでいるらしい。

バイク需要が減少し、海外市場に活路を求めるためには、企業としても、より大規模に展開せざるを得ないのだろう。
買収後もダートフリークの役員や商品展開は継続するらしいので、ひとまずは安心だ。

私はFOXのオフロードジャージを愛用しているので、デイトナ傘下になって、近くのバイク用品店でも商品が扱われるようになれば嬉しいのだが。

出来ればもうちょっと安くなってほしい。
いつもセールの時にしか買えないので(汗)








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NSR250RとCB750FOURの一部の純正部品が、受注期間限定で再販売されることになった。

いずれも走行に必要な重要部品で、該当車種のオーナーなら買っておいて損はないだろう。

再生産されるのはNSR用29点、CB用10点で、最低受注数に満たない場合は生産されない場合もあるとのこと。

その中から特に気になった部品がこちら。

インシュレーター,キャブレター


キャブレターをエンジンに接続しているゴム製のパーツ。
経年劣化でひび割れると割れ目から空気を吸ってしまい、最悪エンジンが焼き付く。
成形ゴムパーツは修理が出来ないので、劣化すれば交換するしかない。
しかも金属パーツのようにワンオフで削り出して作成することができないので、流通在庫が無くなれば中古パーツを探して「共食い整備」しかないが、年月が経過した部品の状態など、どれも似たり寄ったり。





アウター,クラッチ


バスケットとも呼ばれる乾式クラッチの外側の部品。
いわゆるクラッチ板であるフリクションプレートの出っ張り部分をアウターの溝で保持しているのだが、ここに段付きが発生するとフリクションプレートが引っ掛かりクラッチが切れなくなる。
しばらくは研いで段付きを均せば使えるが、摩耗限度まで減ると交換しかない。


いずれも代用が効かず、生産するには大きな設備投資の必要な部品だ。
これらの再生産を決めたことは英断と言ってよい。



メーカーが絶版車の部品供給をおこなう機運は最近高まっているようだ。
ヤマハはRZ250のタンクを限定再生産したし、マツダも初代ロードスターのレストア体制を発表した。




環境や安全基準の高まりで、新型車が便利で快適になった反面、価格が上昇し、気軽に手が出せる価格ではなくなってしまった。
中古車の部品を安定供給することができれば、新車のリセールバリューにつながるので新車も購入しやすくなる。
部品再生産はメーカーにとってもメリットのある話なのだ。

今後もこの流れが継続し、愛車を長く乗れるようにして欲しい。
出来ればTZRの部品も再生産してね。


嘆かわしい




埼玉新聞の記事より。

本格的な夏の行楽シーズンを迎え、飯能市の山間部で道路を管理する行政、警察が頭を悩ませている。通行止めを突破し、林道を走るオフロードバイクが後を絶たず、有効な手立てが打てないためだ。

ずいぶん前から、この手のことは問題になっていて、警察の手が及ばないことを良いことににやりたい放題のヤカラは「林道の暴走族」などと揶揄されてきた。

今年5月、都内の50代男性が同市下名栗の森林管理道(林道)大名栗線をバイクで走行中、誤って約100メートルの崖下に転落、死亡した。全長約21・7キロの大名栗線は落石の危険があるため、全線通行止めとなっていた。男性は整地されていない土や砂の上でも走行できるオフロードバイクに乗っていた。

この事件をきっかけに、ついに行政が指導に乗り出したというわけだ。

当たり前だが、山には地権者がいて、林道はそれらが森林作業をするために整備した道で、道路交通法上の道路ではない。
なので、警察は取り締まりの対象にできない。
しかし私有地なので通行禁止を破って侵入すれば不法侵入に問われる。

私有地である林道を一般に開放しているのは、地元民の利便性などのためで、言わば黙認されているに過ぎない。
通行禁止を突破してまで侵入するようなオフロードライダーが増えてくれば、当然地権者の対応は厳しくなり、将来完全閉鎖や不法侵入として刑事事件になる可能性もある。


道の駅での車中泊と同様、権利者の厚意で通らせてもらってるのだから、それを十分理解したうえで利用してほしい。

「ネットで有名だから」は論外だ。






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