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コラボ
 
初動の遅さでは(私の中で)定評のあるヤマハ発動機が、「ゆるキャン△」コラボストアを(今さら)始めた事はご存じの方も多いと思います。



ヤマハ発動機は、かつて「ゆるキャン△」の最初のアニメ化の際には盛大に乗り遅れて、ビーノ最大の売り時を逃してしまうと言う大失態を犯しており、株主の私としては大企業特有とも言えるフットワークの重さを常々憂いております。

巷の「ゆるキャン△」コラボグッズでは、単に既製品にロゴを入れただけの商品や、あからさまなコレクターズアイテムは敬遠され、実用性が高くてオリジナリティのあるものがヒットする傾向があるのが特徴です。
アニメとコラボした鉈が大ヒットするなんて誰が想像したでしょうか。

今回のコラボストアで扱われる商品は、普段使いには微妙なデザインのTシャツ、何処にでもありそうなクリーニングクロス、どうしてこれを選んだのか分からないリップクリーム、と、ファン心理を全く理解していないようなラインナップとなっています。
本当に「『ゆるキャン△』が大好きなヤマハ発動機の社員が自ら企画しデザイン」したのか疑問符が浮かぶラインナップです。


と言うわけで今回のコラボ商品ですが、残念ながら、



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買いました。

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ストア開設を知ってからすぐに発注したのですが、商品がAmazon並みの早さで速攻送られてきました。
通常、こう言った商品は販売開始と共に初回分が売り切れて、受注残分は増産を待つことが多いのですが。
私も出遅れたので商品が手に入るのは遅くなると思ってたんですけどね。
Twitterのタイムラインを見ていても、私以外の人達も注文後すぐに届いているみたいです。
商品を大量に用意してあるのか、それとも売れてないのか
その後の評判も聞かないし、あまり話題にもなっていない感じです。
今後、商品ラインナップは増えるんでしょうか。
一応期待して待ちたいと思います。


おまけ。

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我が愛車達の関連Tシャツそろい踏み。
左から、
ウラル(オフィシャルグッズ)
3MA(TZROC謹製)
ビーノ(コラボ商品)







ギヤオイル
変更
 
ウラル・ジャパンは12月4日発行のニュースレターで、2021年モデルより推奨ギヤオイルを変更すると発表した。



2021年モデルの新車のギアボックスオイルには、従来のエンジンオイルMOTUL 3000 SAE 20W50に代わってトランスミッションオイルMOTULGEARBOX SAE 80W90ミネラル(慣らし運転オイル)が0.9リットル充填されています。
慣らし運転終了後の交換に推奨される潤滑剤は、Motul Gear 300 SAE 75w90 100%Syntheticで、容量は0.9リットルです。
従来、ギヤボックスオイルはエンジンオイルと共通の20W-50鉱物油が推奨されていたが、2021年から75W-90化学合成ギヤオイルに変更される模様。

ウラルのトランスミッションは多くの四輪車と同様にエンジンオイルとトランスミッションオイルが分かれていて、以前からトランスミッションにはギヤオイルを入れたほうが良いのではないかと言う話があり、実際にギヤオイルを使用しているユーザーも居る。
ウラルがエンジンオイルとギヤオイルを共通にしているのは、恐らくは単に利便性だけの問題だと思う。
ルーツが軍用車なので、その名残だと思うが、有事の際ならまだしも平時において共通のオイルを使用する意味合いはあまり無いし、そもそもデフオイルにはGL-5グレード80W-90ギヤオイルが使われているので、共通化の意義も薄れている。

さて、推奨オイルがエンジンオイルからギヤオイルに変更される事で、どのような変化があるのだろうか。

ウラルに純正採用されているエンジンオイル「MOTUL 3000 4T 20W-50」と慣らし用ギヤオイル「MOTUL GEARBOX 80W-90」、そして慣らし終了後に使用する「MOTUL Gear 300 75W-90」のテクニカルデータシートを比較してみる。

【(参考)テクニカルデータシート】
MOTUL 3000 4T 20W-50(英語)
MOTUL GEARBOX 80W-90
MOTUL Gear 300 75W-90

自動車用オイルの性能は100℃時動粘度と粘度指数が参考にされることが多い。
100℃時動粘度はエンジンの定格作動時温度とされる100℃での粘度を数値化したもので、数値が大きいほど粘度が高い。単位はm㎡/s。
エンジン特性に対して粘度が低過ぎると油膜切れを起こして焼き付きの原因になるし、粘度が高過ぎると内部抵抗となって出力損失が起こる。
粘度は高すぎても低すぎても良くないので、オイルの銘柄を変えるときには基本的には「○○W-●●」の●●部分の数値は変えないようにする。
粘度指数は40℃時動粘度と100℃時動粘度の変化量を数値化したもので、数値が大きいほど粘度の変化が少ない。

これを踏まえてデータを見てみると、
  • MOTUL 3000 4T 20W-50は、動粘度19.6、粘度指数137
  • MOTUL GEARBOX 80W-90は、動粘度21.7、粘度指数157
  • MOTUL Gear 300 75W-90は、動粘度15.2、粘度指数222
となる。

これを見ると、粘度特性に関してはMOTUL 3000 4T 20W-50とMOTUL GEARBOX 80W-90では、ほぼ同等であると言える。
ギヤオイルのグレード表記は「75Wー90」のようにエンジンオイルより大きな数字が使われているので、より粘度が高そうな気がするが、これはエンジンオイルとギヤオイルでは規格が異なるためで、上記の通り粘度については大差が無い。
また、Gear 300 75W-90は上記2銘柄に比べて粘度が低めであり、粘度指数が大きいので低温時にもギヤの動きが滑らかになるかも知れない。

ギヤオイルには極圧剤が添加されているところがエンジンオイルと異なっている。
極圧剤は高温、高圧時に金属表面に皮膜を作り、高負荷からギヤを保護する役割をする。

この推奨オイル変更が2020年以前のウラルにも適用できるのかは公式のアナウンスがないので分からないが、試してみる価値はありそうだ。
公式見解が出るまでは、あくまで自己責任で。


MOTUL(モチュール) GEAR 300 (ギア 300) 75W90 100%化学合成ギアオイル[正規品] 1L 13101211


新しい推奨ギヤオイル。
国内正規品はAmazonで1リッター6千円台。
これを早いペースで交換するのは勇気が要るなあ(汗)



Kintone α GO
 
保安部品を装着し公道での使用可能を謳って販売されていた電動キックボード「Kintone α GO」(キントーン アルファ ゴー)の制動装置が保安基準に適合しないことが判明したと、11月18日、販売元の株式会社KINTONE発表した
既に販売された商品は返品、返金を受け付けている。



Kintone α GOは、「国土交通省が定める保安部品を適切に取り付けることにより、電動キックボードを原動機付自転車として登録する」ことで公道での使用が可能と謳い、多くのメディアにも取り上げられたことから、クラウドファンディング「MAKUAKE」「CAMPFIRE」で総額3400万円以上の支援を集めて2019年10月から商品化プロジェクトが開始された。

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【MAKUAKEのプロジェクトページ】

しかし、プロジェクト開始直後から、商品画像や動画を見た支援者らから「違法ではないか」との指摘が相次いだ。

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【MAKUAKEより】

例えば、この車両の後方ウインカーはテールランプと一体型のものが採用されているが、ナンバープレートと比べると横幅がかなり小さいことが分かる。
保安基準の細目を定める告示第256条の2の三などでは、

原動機付自転車に備える方向指示器は、前方に対して方向の指示を表示するためのものにあっては、その照明部の最内縁において 240mm 以上、後方に対して指示を表示するためのものにあっては、その照明部の中心において 150mm 以上の間隔を有するもの
となっているが、この車両の方向指示器の間隔(両端間ではなく照明部の中心の間隔であることに注意)は10センチ程度しかない。

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【MAKUAKEより】

また、この車両の前輪ブレーキは、スイッチを押すことで前輪駆動のモーターを減速させる「電磁ブレーキ」が採用されている。

道路運送車両の保安基準第61条では、

原動機付自転車(付随車を除く。)には、走行中の原動機付自転車が確実かつ安全に減速及び停止を行うことができ、かつ、平坦な舗装路面等で確実に当該原動機付自転車を停止状態に保持できるものとして、制動性能に関し告示で定める基準に適合する2系統以上の制動装置を備えなければならない。
と定めている。
モーターの減速力を制動に用いるものは、いわゆるエンジンブレーキであって機械式のブレーキでは無いし、停止状態を保持できないので61条のブレーキの要件も満たしていない。

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【MAKUAKEより】

また、車両をバッグ等に入れず、そのまま電車に乗車する行為は鉄道各社の旅客営業規則に抵触するのではないかとの指摘もあった。

プロジェクト実行者の株式会社KINTONE(以下「K社」)は、これらの指摘に対して何ら回答せず、無視し続けていたが、2020年1月になって「グレードアップ」と称して灯火類を変更した。
また、電車への持ち込みについては言及していないものの、「専用バッグを支援者様全員にプレゼント」するとした。

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【保安部品が変更された試作車】

しかし、当初のデザインから大幅に変更され、あり合わせの部品を寄せ集めた様な姿に支援者から反発が相次いだ為、K社は再度デザインを変更した。

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【公開された最終試作品】

2020年4月には最終試作品の画像が公開されたが、この時点でもブレーキに関する改修はおこなわれなかった。

2020年7月に量産が開始され、2020年10月末に出荷が開始されたが、指摘を受け改めて関係機関に確認した結果、ブレーキが保安基準に適合しないことが判明したと言う。

このプロジェクトが失敗した原因は、プロジェクト実行者であるK社が支援者の声を無視してしまった事に尽きると思う。
当初から実行者が支援者の声を真摯に受け止め、疑問や問い合わせに対して調査、回答する姿勢があれば、これらの問題点はすぐに判明して十分にやり直す時間があったはずだ。

支援者の声を無視する姿勢はK社の方針だったのかも知れない。
これ以前にもK社は公道使用可能な電動三輪車をクラウドファンディングしたことがあるが、この時も製品の不具合を報告する支援者のコメントを一切無視し続けていた。
品質に対する苦情なら無視し続けて支援者が泣き寝入りすればそのうち収まるかも知れないが、法的な問題なら話は別だ。
保安基準に適合しないことを知らずに運転していて、交通違反となれば運転者に処分が課されるし、大事故になればK社の責任も問われるだろう。

近年、公道使用可能を謳う電動キックボードが販売されることがあるが、保安基準について軽く考えているメーカーが多い気がする。
少し前に問題になった、ドンキホーテが販売し、回収騒ぎになった電動キックボードもそんな感じだった。
保安基準への理解が足らず、灯火類さえ付いていれば公道走行可能だと誤解しているようだ。
恐らく公的機関や専門家への確認も取っていないのだろう。

クラウドファンディングは通信販売ではない。
この世に無い新しいプロダクトやサービスを生み出そうとするプロジェクト実行者に対して、支援者はその実現を期待して応援購入=出資をしている。
支援者は実行者に対してアイデアや希望を伝えるし、進捗が思わしくなければ苦言を呈する。
当初のプレゼンと異なるものが出来上がったなら抗議もする。
全てはより良いリターンを望むが故である。
それら支援者の声を無視し続け、形だけの商品化を急いだ結果、K社は大きな代償を支払うことになってしまった。
今後、クラウドファンディングで資金集めを考えている人達や他のプロジェクト実行者にも肝に銘じておいて欲しいと思う。

DIVER
 
10月20日に最終回を迎えたドラマ「DIVER−特殊潜入班−」





このドラマに、ウラルジャパンのブラド社長が出演しました。
「ドラマに出演」と聞くと、知らない人は驚くと思いますが、ブラド社長は日本で俳優としても活動しているのです。


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出演者のテロップでは「Vlad Volkihn」の名前で紹介されています。

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役柄はロシア犯罪組織のボス。

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台詞もたくさんあって、画面に何度も登場します。

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主人公(演:福士蒼汰くん)との絡みもあります。
せっかくだから「Вселенная пришла!」(宇宙キター!)とか言って欲しかったな(言いません)

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犯罪組織のボスにしては顔が優しすぎるような(笑)

「DIVER−特殊潜入班−」最終話は10月27日21時まで、TVerで無料視聴できます。


電動キックボード

 



Engadget 日本版の記事より。

6月23日、FUGU INNOVATIONS JAPANは、6月上旬からドン・キホーテ系列店舗にて販売されていた電動キックボード「FG-ESR002-BK」の販売停止を発表した


FG-ESR002-BK

【FG-ESR002-BK】

FG-ESR002-BKはバックミラーや方向指示器、テールランプ、ナンバープレートホルダーを装備しており、ナンバーを取得することで50ccの原動機付自転車として公道での走行が可能と謳っていた。

しかし23日の発表によれば、のちに公道を走行するための保安基準に問題がある事が判明。ナンバーを取得できても公道走行時に整備不良で取り締まりの対象になる場合があるため、公道走行はできないとしています。
このニュースを見て、この製品について検索してみたんだけど、画像を一目見ただけで問題箇所が幾つも見つかった。

先ず、方向指示器が付いていない。
原動機付自転車の保安基準では、時速20km以下で走行するものについては方向指示器の装備を省略することが出来る(保安基準第62条の3および第63条の2)。
しかし、この製品の最高速度は時速25kmなので、保安基準第63条の2に適合する方向指示器が必要になる。

そして、ブレーキがリアにしか付いていない。
保安基準第61条には「制動性能に関し告示で定める基準に適合する2系統以上の制動装置を備えなければならない」とあり、「2系統」とは、道路運送車両の保安基準の細目を定める告示第258条の三の1などに「 二輪の原動機付自転車にあっては、2個の独立した操作装置を有し、前車輪を含む車輪及び後車輪を含む車輪をそれぞれ独立に制動する主制動装置」と定められている。

この製品は前輪をモーターで駆動するタイプの電動キックボードで、後輪はレバー操作によるドラムブレーキだが、前輪はモーターの減速力を制動力とする電気ブレーキを採用している。
告示第258条で適合を求めている協定規則78号によると、
2.5. 「制動装置」とは、原動機を除く操作装置、伝達装置及び制動装置本体から構成される装置であって、走行中の車両の速度を徐々に低下させ、当該車両を停車させ、かつ、停車中は当該車両の停止状態を保つことをその機能とするものをいう。
とあり、ブレーキは原動機とは別系統の構造でなければならないし、減速は出来ても停車中に停止時状態を保てないのでブレーキとはみなされない。

また、こちらの記事によると、
懸念点として出ているのは、「ブレーキは2系統必要なのに、ブレーキがリア側しか無い」「前後に必要なウインカーがリアにしかない」「前照灯がオフできる(常時点灯が必要)」「前照灯の取り付け位置が高い(地上1m以下でないといけない)」「ウィンカーの色が赤色(橙色でなければいけない)」「形式認定番号が無い」といったもの。
と言った指摘が出ている。

近年、世界各国で電動キックボードの利用が盛んになり、日本でも公道走行可能を謳う製品が多数発売されている。
しかし、保安基準に対する認識が甘いようで、灯火類が付いてさえいれば公道走行可能と誤解し、肝心の保安基準の中身を全く考慮していないように見受けられる製品もある。



例えば昨年クラウドファンディングで大きな注目を集めた「Kintone α GO」は、量産直前に車両が保安基準を満たしていないことが判明し、デザインが大幅に変更された。
この不具合により現在も発売の目処が立たない状況となっている。

Kintone α GO
【デザインが大幅に変更されたKintone α GO】

これらの問題は法律や車両の専門家に監修を受ければすぐに判明するはずだが、それすら満足におこなわれていないのだろう。

FUGU INNOVATIONS JAPANは、返品を希望する人にはFUGU INNOVATIONS JAPANのホームページか電話で連絡をするように案内している。
また、今後、改良した公道対応のキックボードを販売再開する予定だとしている。



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