マツダ
株主です。
今年も株主総会に参加しました。
株主総会は面白いので毎年出席することにしています。
ロビー受付で出席票をもらって入場し、会場の本社講堂へ向かいます。
日本経済新聞によると、この日の出席者は520人。
今期は、過去最高の163万1千台の販売を達成したものの、為替変動やコスト改善などで営業利益は前期比207億円増、16.5%増の1464億円となったことなどが報告されました。
(注:一見良い感じに見えるんですけど、一昨年の営業利益は2268億円だったからなあ。)
冒頭に小飼雅道社長より、昨年に続き1株当たり20円の配当を今株主総会に諮ることが発表されました。
(注:第1号議案、その後可決)
続いて株主との質疑応答。
(注:発言の順序は時系列ではありません。)
小飼氏
招集通知の記載事項について質問がありました。
株主
「欧州CO2規制により2019年3月期に100億円のペナルティが発生した。来期以降もペナルティは継続するか。」
古賀 亮・企画領域統括、グローバル IT ソリューション・MDI 担当
株主
「マツダトヨタマニュファクチュアリングUSA INC.の資本金が10米ドルとはどういうことか。」
丸本 明・副社長
「会社を設立したばかりで、まだ準備段階。最終的には 400万ドルまで増資する予定。」
ロータリーエンジンについて質問がありました。
販売やサポートについて質問がありました。
株主
「2019年3月からの北米の関税対策を考えているか。」
小飼氏
「通商ルールの変動については見極めている段階。変動に強い企業となるよう(対策)する。」
株主
「RX-7の部品再生産、レストアをして欲しい。」
その他。
総会は大きな混乱もなく終了しました。
今年の総会はあっさりした質問が多く、特に技術的な内容についてはFAQのロータリーエンジン関係しかありませんでした。
SKYACTIV-Xとかには株主さんは興味ないのでしょうかね。
総会の後は、いつものマツダミュージアムと工場見学です。
今年は見学希望者が例年より多いように思いました。
昼食代わりの軽食と飲み物。
いつもの広島アンデルセンのサンドイッチ。
ミュージアム展示もほぼいつも通り…と思ったら、未来展示から水素ロータリー車が姿を消していました。
燃料や発電の段階からCO2抑制を検討する、ウェル・ツー・ホイールの視点でのCO2削減を掲げていました。
この視点変更により水素ロータリーは構想から外れたようです。
水素ロータリー車の展示が無くなったことで、RX-8が展示から完全に無くなりました。
元RX-8乗りとしては、ちょっと残念です。
来期はどうなるのでしょうかね。
株主総会と議案について質問がありました。
株主
「社外取締役の選任について。」
「社外取締役の選任について。」
小飼 雅道・代表取締役社長
「役員の選任については諮問委員会で審議している。」
株主
「社外監査役は(銀行出身者ではなく)経営者経験のある人材を選ぶべき。」
「社外監査役は(銀行出身者ではなく)経営者経験のある人材を選ぶべき。」
小飼氏
「社外監査役の選任についても諮問委員会で審議している。外部の視点から監査するのに適任であると判断し選任した。」
金井 誠太・会長
株主
「金井氏はリーガロイヤルホテル広島の社外取締役を務めているが招集通知に掲載されていない。」
「金井氏はリーガロイヤルホテル広島の社外取締役を務めているが招集通知に掲載されていない。」
金井 誠太・会長
「リーガロイヤルホテル広島からは報酬を受け取っていない。また、リーガロイヤルホテル広島はユーザーの一つで利害関係は無い。」
株主
「剰余金配当について。さらに株主に還元できるのではないか。」
「剰余金配当について。さらに株主に還元できるのではないか。」
金井氏
「(配当額を決めた理由は)招集通知に記載の通り。」
招集通知の記載事項について質問がありました。
株主
「欧州CO2規制により2019年3月期に100億円のペナルティが発生した。来期以降もペナルティは継続するか。」
古賀 亮・企画領域統括、グローバル IT ソリューション・MDI 担当
「さらなる電動化、内燃機関の改善で2021年にはCO2ペナルティは発生しない見込み。」
株主
「マツダトヨタマニュファクチュアリングUSA INC.の資本金が10米ドルとはどういうことか。」
丸本 明・副社長
「会社を設立したばかりで、まだ準備段階。最終的には 400万ドルまで増資する予定。」
ロータリーエンジンについて質問がありました。
株主
「ロータリーエンジン搭載車の開発状況について。」
「ロータリーエンジン搭載車の開発状況について。」
藤原 清志・社長補佐、北米事業・研究開発・MDI 統括
「ロータリーエンジンを発電機として使用するレンジエクステンダーを搭載した車を近々に発表できると思う。」販売やサポートについて質問がありました。
株主
「2019年3月からの北米の関税対策を考えているか。」
小飼氏
「通商ルールの変動については見極めている段階。変動に強い企業となるよう(対策)する。」
株主
「デミオディーゼルを購入したが度重なる不具合が発生。燃料漏れが発生し修理をおこなったがディーラーから原因などの説明が無かった。」
「デミオディーゼルを購入したが度重なる不具合が発生。燃料漏れが発生し修理をおこなったがディーラーから原因などの説明が無かった。」
菖蒲田 清孝・品質・ブランド推進・購買・生産・物流統括
「顧客に安心して乗ってもらえる車づくりの観点から、再発防止に努力する。」
稲本 信秀・中国事業・国内営業・法人販売統括
「販売会社の対応も含めて改めて調査させる。」
「RX-7の部品再生産、レストアをして欲しい。」
青山 裕大・営業領域総括、ブランド推進・グローバルマーケティング担当
「NAロードスター以外の車種についても検討したい。」株主
「マツダの関西地区の宣伝について。甲子園球場に看板を出せないか。」
「マツダの関西地区の宣伝について。甲子園球場に看板を出せないか。」
稲本氏
「京セラドーム大阪についてはビジネスパートナーである関係で看板を掲出している。甲子園球場についは参考意見として承る。」
株主
「オプションのサンルーフ付き車の試乗をしたかったが試乗車が無く、販社は『試乗車は本社が決めている』と言い、本社お客様相談室には『販社に任せている』と言われた。例えば広島(本社)に来れば乗れるようにならないか。」
「オプションのサンルーフ付き車の試乗をしたかったが試乗車が無く、販社は『試乗車は本社が決めている』と言い、本社お客様相談室には『販社に任せている』と言われた。例えば広島(本社)に来れば乗れるようにならないか。」
稲本氏
「全ての車種の試乗車を揃えることは難しい。参考意見として承る。」
その他。
株主
「2016年9月の事件(注:マツダ社員寮殺人事件)後、続報が無い。セキュリティなど見直しをおこなったか。」
「2016年9月の事件(注:マツダ社員寮殺人事件)後、続報が無い。セキュリティなど見直しをおこなったか。」
吉田 和久・グローバル人事・安全・病院担当
「従業員教育やセキュリティ強化などを継続している。」
株主
「完成車リサイクル事業について。」
「完成車リサイクル事業について。」
丸本氏
「完成車リサイクル率は97%。各社共同でおこなっている。」
総会は大きな混乱もなく終了しました。
今年の総会はあっさりした質問が多く、特に技術的な内容についてはFAQのロータリーエンジン関係しかありませんでした。
SKYACTIV-Xとかには株主さんは興味ないのでしょうかね。
総会の後は、いつものマツダミュージアムと工場見学です。
今年は見学希望者が例年より多いように思いました。
昼食代わりの軽食と飲み物。
いつもの広島アンデルセンのサンドイッチ。
ミュージアム展示もほぼいつも通り…と思ったら、未来展示から水素ロータリー車が姿を消していました。
燃料や発電の段階からCO2抑制を検討する、ウェル・ツー・ホイールの視点でのCO2削減を掲げていました。
この視点変更により水素ロータリーは構想から外れたようです。
水素ロータリー車の展示が無くなったことで、RX-8が展示から完全に無くなりました。
元RX-8乗りとしては、ちょっと残念です。
来期はどうなるのでしょうかね。