そうなの?
なぜ、バイクへの煽り運転が多発しているのか!?わずか1年足らずの間にバイクが被害者となる事件が4件も。バイクに嫌悪感を持つ人が増えているようです。「三ない運動」が大きく影響しているのでは・・・?
— ウェビック バイクニュース (@webike_bikenews) 2018年7月11日
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ウェビックバイクニュースの記事より。
モーターサイクルジャーナリストの和歌山利宏氏によるコラムで次のように書かれている。
煽り運転が社会問題として取り上げられるようになったのはまだ最近のことなのに、このわずか1年足らずの間に、私の知る限りでもバイクが被害者となる事件が4件も起きています。
実は、私には思い当たるフシがあります。バイクで公道を走りだして48年目になる私が思うのは、近年、四輪ドライバーがとみにバイクに対して思いやりを示さなくなっていることです。
ただ、バイクの動きやライダーの心理を理解できないだけならともかく、三ない運動によってバイクはなくていいもの、あってはならないものとの認識を植え付けられ、さらにはバイクへの嫌悪感もが生み出され、バイクへの煽りが多発しているのではないかと思えてならないのです。
バイクに対する煽り運転が起こるのは「三ない運動」によるバイクへの悪印象植え付けが原因ではないかとする考察だ。
面白い切り口だし、私も三ない運動に反対しているので、この意見に共感するところはある。
しかし、本当にそうなのだろうか。
確かに煽り運転が社会問題になったのは最近だが、私の実感としては、バイクへの煽り運転はそれ以前も恒常的に行われており、今まで問題にならなかったものが、社会問題化してメディアに取り上げられるようになっただけだと思う。
今も昔もバイクに対する四輪ドライバーの態度は大きく変わっていない。
四輪ドライバーのバイクに対する思いやりなんか最初から無い。
自分の前をバイクが走っているだけで怒り出す四輪ドライバーは老若男女問わず少なからず居て、煽りとまでは行かなくても車間距離を詰めてきたり幅寄せされたりは日常茶飯事だ。
バイクが前を走っていると無理にでも追い越そうとしたり、信号待ちしていると横に付けてきて、発進時に幅寄せしバイクを路肩に押し出そうとする者もいる。
中には道路交通法18条(左寄り通行)を曲解し「バイクは路肩を走らなければならない」と本気で思い込んでいる者も居て、そんな奴は「自分の行為は正しい」と思い込んでいるから余計タチが悪い。
このような悪質な運転をするドライバーに関わっていては命がいくつあっても足りないので、先に行かせたり道を変えたりして距離を置くようにしている。
何せ相手はキチガイなのだから一般常識は通用しない。
三ない運動によってバイクに乗る機会がないまま四輪に乗って、バイクの挙動や特性を知らないということはあり得るが、煽り運転や悪質運転は明らかな犯罪行為だから、三ない運動よりも運転者本人の人間性の問題だと思う。