普通自動車免許で乗れます






GQJAPANの記事より。

旧ソ連の工業製品と聞いて思い出すのは、ロモのトイカメラやライカのコピー機といった、シャビィさが転じて可愛げみたいな、ビミョーな品質。でも今どきのリッチなロシア製からは、ふんだんな鉄の使いっぷりにどこか余裕すら感じられる。旧くて新しい、ウラルのサイドカーに乗ってみた。
まあ早い話、いつものウラル・ジャパンの提灯記事なんだけど、この記事書いた方はバイクにあまり詳しくないらしく、色々ツッコミどころが多いのはさすが一般向けサイトの記事だなと思います。
それでは記事を見ていきましょう。

ウラルがユニークなのは後輪だけでなく、側車側の車輪にも駆動力が伝わる2WDモデル、「ギアアップ」をラインナップしている点だ。巨大過ぎる国土の、道なき荒野を進む必要から考案されたモデルである。
皆さまご存知の通り2WDはウラルの元ネタBMW R71譲りの機構でウラルが考案したものじゃない。
この後、元ネタになったBMWに触れているのだけど、それなら2WDもBMW譲りと気が付きそうなものだけど。

しかも日本の車検制度では二輪ではなく小型自動車として登録されるため、このモデルに限って普通免許のまま公道で乗れてしまう。
ウラル・ギアアップが普通自動車免許で運転できることと車検制度は全く関係が有りません。
250cc以上の自動二輪車も、道路運送車両法では小型自動車として登録されます。
ウラル・ギアアップが普通自動車免許で乗れる理由については先日記事にしてますのでそちらをご覧ください。

ところが実車に近づいて驚くのは、ヘッドランプは小糸製作所、ダンパー&スプリングはZFザックス、ブレーキはブレンボで、ステアリングダンパーはビツルボと、2輪の世界で確立された信頼性の高い日独伊のパーツサプライヤー製を使っているところ。
ライトが小糸製なのは左側通行である日本の法規に配光を合わせる為で、輸入車では一般的にみられるローカライズです。
どっちかって言うとデンソー製のオルタネーターのほうを指摘して欲しかった。

今回の取材時はギアアップの登録車両があいにく間に合わず、1WDモデルの「CT」、つまり大型自動二輪免許が要るモデルに試乗するしかなかった。
あら、そうなんだ。
CTには私も試乗したことあるけど、乗り易さではギアアップより好印象なのでお勧めですよ。

大型自動二輪免許のない我々、取材班に代わって、運転を担当したのはウラル・ジャパンの若きCEO、ボリヒン・ブラジスラフ氏。
試乗してねーじゃん(笑)
冒頭でも「旧くて新しい、ウラルのサイドカーに乗ってみた。」って言ってたよね?
試乗っていうからには、せめて側車にぐらいは乗ってみようよ。

側車に「誰」または「何」を乗せるか、彼女か男友達か子供か、はたまた釣りかキャンプかハント道具か。冒険心をくすぐる一台であることは確かだ。

上手い事まとめたつもりなんだろうけど、その前に先ず記事書いたあなたが乗ってみようよ。