使ってます




ライフハッカーの記事で取り上げられていた、このデバイス、実は私も使っています。

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なので私なりの使い勝手を補足してみたいと思います。

たとえば、高度計や天気予測、方位計がついたフィールドギアなんていかがでしょうか。カラビナがついているためバックパックにもつけやすく、携帯性の高いデジタルデバイスです。
記事中では「フィールドギア」と呼ばれてるのだけど、私が購入したときの名前は「LAD WEATHER SENSOR MASTER IV」だった。
「フィールドギア」という名前はパッケージや取説に書かれていないんだけど、どこから出てきたんだろう。

LAD WEATHER は、カシオの「プロトレック」シリーズみたいなアウトドア用多機能腕時計を発売しているメーカーで、これはその懐中時計版のようなもの。

フィールドギアの特徴は、アウトドアや登山で必要な機能をすべて備えているところ。天気予測・方位計・高度計・気圧計・湿度計・温度計・時計の機能をすべてカバー。
この機能の中で、私が重要視したのは温度計と湿度計。
冬キャンプでは温度管理は重要で、対応を誤ると低体温症で体調を崩したり、最悪死亡することもある。
一番いけないのは寒さを我慢してしまうことで、現在気温が明確に判れば、冷え込んできたら早々にテントに避難するなどの対策が取れる。
また、冬場のツーリングでは気温は路面凍結の指針となる。
時計表示を同時におこなうモードにしておけば時刻も確認できる。

天気予報は、過去数時間の気圧データをもとに予測するので若干個体差がやズレがありますが、思っているよりも当たります。
天気予報は多少の気休めにはなる程度。
登山ならある程度効果があるのかも知れないが、バイクのように移動速度の速い乗り物では、天気予報機能より気圧を直接見るほうが当たる気がする。

また、方位計もついてるので、遭難したときでも安心。スマホの方位計と比べても、ほぼ同じ結果となっています。精度が高いのは重要な点ですね。
方位計は8方向しか示さないので、おおよその方位を確かめるような使い方になる。
たまにセンサーがエラーを起こし、キャリブレーションが必要になる場合がある。
そもそも登山の時は電池の要らない方位磁石を持っておくべきだろう。

気になったのが高度計。登録した地点から、どの程度上がった、下がったを教えてくれるのですが、一度高度を登録する手間が必要で、自分が今いる高度がわからないと基準値を登録できません。
このデバイスはGPSを搭載していないので、気圧の変化で高度を推測しているのだろう。
私は海岸に行き、波打ち際での高度をゼロメートルに設定したが、そこから数メートルの堤防に上がっただけで、高度は30メートルを示していた。
場合によっては100メートル以上の誤差が出る時もあった。
この高度計機能は昔からアウトドア用多機能ウォッチに搭載されている機能だが、イマイチ使いどころがわからない。
千メートル級の山に登る時に現在位置を知るような使い方なのだろうか。


コンパスや高度、時計はスマホにも機能があるが、山の中ではスマホの電池は温存しておきたいので、独立したデバイスがあると便利だ。
機能の割に価格もお手頃なので手が出しやすい。
厳密な測定値を得るには不向きだが、ツーリングやハイキング程度なら充分使えるのではないか。