ブレーキ 
フルード 
交換 



ウラルのブレーキフルード交換をおこないました。

ウラルの2014年以降のモデルでは3輪ともディスクブレーキになっています。
前輪と側車輪はブレンボ、後輪はHB(Hayes Brake)というメーカーのブレーキキャリパーが採用されています。
後輪だけメーカーが異なるのは、パーキングブレーキに対応するためのようです。


【準備】

ディスクブレーキなので手順は国産オートバイとさほど変わりません。
必要な工具と消耗品をあらかじめ用意しておきます。


ブレーキフルードはDOT3かDOT4が指定されいてます。
今回は使い慣れたヤマハのブレーキフルードを用意しました。

工具は、キャリパーのドレンを緩めるための8mmコンビレンチ、ドレンからのフルードを受けるホースと廃油受け、リザーバータンク内のフルードを取り出すためのシリンジも用意しました。


【作業】

前輪は通常のオートバイと同様です。
先ずリザーバータンク内のフルードをシリンジで吸い出します。


キャリパーのドレンに廃油受けのホースを接続します。
新しいフルードをリザーバータンクに入れてキャップをし、ブレーキレバーを数回ポンピングした後強く握り、同時にキャリパーのドレンを緩めてフルードを排出します。
排出されるフルードの色が新品と同じになるまで、この作業を繰り返します。
リザーバータンクの容量が減ってきたら新しいフルードを足します。
最後にリザーバータンクに新しいオイルを上限まで足したら作業終了。


ここまでは順調だったのですが、次の後輪でつまづきました。



前輪と同じようにキャリパーのドレンにホースを繋ごうとしたところ、取付ボルトの頭が邪魔でホースが繋げません。



仕方が無いので、シリンジを細めのホースで繋いで吸い出しました。
シリンジが小さいので何度も繰り返しおこなわなければならず、思いのほか時間がかかりました。
今にして思えばキャリパーを外してから作業をおこなったほうが楽だったかもしれません。
あと、フルードを抜くときドレンから驚くほど気泡が出てきたんですが、大丈夫だったんでしょうか。


側車輪も作業スペースの関係で、後輪同様シリンジで吸い出す方法でおこないました。



後輪と側車輪のフルード交換作業は次回までの課題になりました。
ディーラーではどうやって作業しているのか、あらかじめ訊いておくのが良さそうです。

こんな感じで、思いのほか苦労することになってしまいましたが何とか交換出来ました。
やはりというか、一般的なオートバイの経験だけでは何ともならんですね。
もっと勉強しないと。








ブレーキフルードは長期保管すると水分を吸って劣化するので、いつも使いきりサイズのものを使っています。