オイル交換

ウラルが私のところにやって来てから、もうすぐ1年になるので、オイル交換することにしました。


【準備】
交換作業自体は一般的なバイクと同じなので、特に変わったものはありません。
消耗品と工具をあらかじめ用意しておきます。

私は安いオイルを短いサイクルで交換する主義なので、用意したオイルは「コストコオイル」ことシェブロンのシュープリームです。
粘度は20W-50。
この粘度のものはハーレーダビッドソンや国産旧車用として売られているもので、ホームセンターなどではあまり見かけません。
ホームセンターなどで売っている0W-40などを入れると、オイルがガスケットを透過してダダ洩れになってしまうそうなので、粘度は必ず守る必要があります。




そしてオイルフィルターはホンダ純正指定のHAMP H1540-RTA-515
純正ではWix51538が採用されていますが、これの互換フィルターを探したところ、このHAMPフィルターがヒットしました。
純正より少し大きいのが玉にキズ。


そして、ドレンボルトのワッシャーは14㎜ボルト用で厚みが1.5mmと聞いていたので、ストレートの10個入りを調達しました。
エンジン、ミッション、デフと、合計4枚必要なので、この際まとめ買いしておきました。



そして、排オイルの処理にはエーモンのポイパックを用意しました。
ウラルの廃油の量はエンジン、ミッション、デフ合わせても3リッターほどなので、1個で充分足ります。
廃油缶に溜めておいて一度に処理しても良いかと思います。



工具は、ドレンプラグを外すための17mmソケットレンチ、オイルフィルターを外すためのフィルターレンチ、ドレンプラグを締め付けるためのトルクレンチが必須です。
あと、オイルを入れるための漏斗も有ったほうが良いです。
ウエスもお忘れなく。




【作業】

フィラーキャップをあらかじめ緩めておいてから、ドレンボルトを取り外します。
ドレンボルトは17㎜のレンチで取り外します。
これはミッションとデフのドレンも同じサイズです。



ドレンボルト先端の磁石に鉄粉が吸着されるので、ウエスですべて拭き取っておきます。
思っていたよりも、ずっと鉄粉が少ないです。


排出されたオイルは意外にキレイでした。
オイルフィルターに一度取り外した形跡が有ったので、オイル漏れ修理の際に交換しているのかも知れません。
それにしては汚れているのですが。


オイルが抜けたら、続いてオイルフィルターを取り外します。
オイルが多少こぼれるので、ウエスで養生しておいたほうが良いと思います。

ワッシャーを新品に交換して、ドレンボルトを取り付けます。
ワッシャーの厚みは1.5mmと聞いていたのですが、2mm厚のもの(右)が付いていました。
話が違うやん。
実害が無いので今回は1.5mm厚を使用します。

指で締め付けたあと、トルクレンチで締め付けます。
締め付け指定トルクは22Nmです。
この数値はドレンボルトに共通となります。

オイルフィルターを取り付けます。
オイルフィルターに新しいオイルを流し込みます。
パッキンにも新しいオイルを指で塗り込んでおきます。
オイルフィルターもパッキンが当たるところまで手で締め付けたあと、レンチを使って締め付けます。
締め付け量はWixのフィルターには3/4回転とありましたが、HAMPのフィルターには90度とありました。
いずれにせよ締め過ぎに注意です。

フィラーからオイルを入れます。
指定量は2.1リッターですが、レベルゲージで見ると全然足りませんでした。
レベルゲージを見ながらゲージのMAXまで入れておきます。
最終的には2.5リッターぐらいは入ったと思います。


フィラーキャップを締めて、オイル漏れが無いことを確認してから、エンジンを始動します。
数分アイドリングしてからエンジンを切り、再度オイルレベルを計測し、ゲージのMAXまでオイルを足します。


こんな感じでオイル交換をおこないました。
今後はエンジンオイルは2500km、フィルターは5000kmごとに交換する予定です。