裏ワザ?



@DIMEの記事より。

私も一年の半分以上は出張するので、何か参考になるかと思って読んでみたが、残念ながら参考になるものは無かった。
と言うか、この裏ワザを紹介している3人の人物、いずれも価格が安くなるとかお得なサービスとかの紹介ばかりで、仕事で新幹線を使うという点において役に立つ裏ワザをひとつも紹介していないんですよね。
この人たち本当に仕事で新幹線を使っているのかと勘繰りたくなる。

例えば、520円を節約するために自由席を利用するというBさん。
エクスプレス予約で予約すると割引が適用される上、指定席と自由席の料金は同額となるので、節約の為に自由席を選択する意味は無くなる。

新大阪まで約4時間、「こだま」で仕事しようと思って乗ったら、シニア世代の団体が酒盛りしてて、仕事にならなかった、と言うCさん。
時間帯に寄るのかもしれないが、私がこだまを利用するときは、たいてい空席だらけで、記事のような「酒盛り」には出会ったことが無い。
そして、こだまは各駅停車で車内放送が頻繁にかかり、乗り降りが頻繁に有って車内は常にざわついており、とても仕事できる環境ではない。
「ぷらっとこだま」が安いからと言って仕事で使おうという考えがそもそも間違っている。
酒盛りをしているシニア団体のほうが、ある意味こだまの正しい使い方なのだ。

仕事で新幹線を利用する場合、本当にお勧めなのはグリーン車だ。
高い料金を払っているからサービスが良くて当たり前と思うのは乗らない人の発想。
グリーン車の本質はその車内環境にある。
グリーン車は利用者が少なく、車内放送もなく、車内販売だって黙って通過する。
静かなので車内で仕事するには最高の環境だ。
ガシガシPCのキーボードを叩くと他の乗客に迷惑なので、それだけは気を遣うけど。

新幹線の普通車車内は結構ざわついていて、意外に気が散る。
それだけではなく、こうした騒音の中に居ると知らない間に疲労してしまう。
普通車とグリーン車では疲れ方が全く違うので、特に目的地に着いたらすぐに仕事にかからなければならない場合には大変重宝する。

しかもグリーン車は列車の中央部に位置しているので乗り換えがし易い。
普通車指定席だと、運が悪いとホームの端から端まで荷物を持って移動しなければならなくなる。

グリーン車を使いたくても会社がグリーン料金を経費として認めてくれないと言う人も多いと思う。
私が以前勤めていた会社もそうだった。
だから私は新入社員の頃から自腹でグリーン車に乗っていた。
同行者がいる場合はそれらの分も負担した。
タダでグリーン車に乗せてやると言われて拒否する人はまず居ないだろう。
そうして自分で仕事しやすい環境を作っていった。

仕事で新幹線を使うと言うのはそう言う事です。