ドラレコ




先日起こった、あおり運転が原因の死亡事故以来、ドライブレコーダー(ドラレコ)の需要が高まっているという。

四輪車用ドラレコは普及が進み、高性能化、低価格化して選びやすくなったが、二輪車用ではまだまだの状況だ。 二輪車で使用するためには防水や振動、車載スペース、盗難防止など、クリアすべき課題がたくさんあり、どうしても高価になりがち。

12月にデイトナから発売されるDDR-S100は、アクションカメラにドラレコ機能を搭載することで、それらの課題を克服しようとするものだ。

アクションカメラには、古いファイルを消しながら一定時間でファイルを区切って撮影を繰り返す「ドラレコモード」が付いている機種がある。
実は私も、安いアクションカメラを買ってドラレコ代わりにしようと考えたことがあった。
しかし、アクションカメラのバッテリー持続時間は1時間。 防水カバーを付けた状態では給電しながら使うことが出来ず、結局普通のアクションカメラとして使用する以外になかった。

このDDR-S100はアクションカメラとしてバッテリーによる稼働の他、防水給電コネクタによる車両からの給電が可能で、バイク用ドラレコとして使うことが出来る。
ドラレコとして車体に取り付けるための金属製マウントも別売で用意されている。
撮影も古いファイルを消しながら繰り返し撮影するモードや、事故や転倒で衝撃を受けたときに前後の映像を記録するGセンサーがある。


惜しいのは、撮った映像をスマホで確認したり、リモコン操作で任意の撮影ができない点。
動作確認にはLEDランプが用意されているが、分かりにくいし不便。
スマホとの連携は安いアクションカメラにもついている機能なので、採用して欲しかった。


交通弱者であるバイクは四輪車のあおり運転の対象になりやすい。
バイクをあおるような運転者は、バイクが前を走っているだけで怒り出すような人なので、こちらがいくら気を付けていても何の解決にもならない。
ある意味ドラレコは四輪車以上に必要な装備なのだ。
後ろ向きにアクションカメラを取り付けたら、あおり運転が格段に減ったと言う話も聞くし、事故の証拠はもとより身の安全の為にもドラレコを付けたいと思う。

DDR-S100本体セット。
ヘルメットマウントや車載用電源アダプタも同梱される。




オプションのマウントセット。
アルミ製で強度が有り、本格的にドラレコとして使う場合にはこちらを。




安いアクションカメラ。
ループ撮影モードやスマホ連携、リモコンシャッターまで付いている。
これで防水カバーのまま給電できたら言うことなしなのに、世の中上手く行かないものだ。