青島


午前の便が欠航で渡れなかった青島。

佐田岬から戻って、長浜港へ。


午後の便は無事出港することになりました。

乗船券は船内で購入します。
往復で1360円。

乗船名簿に氏名を書いて、住所地の「島内、市内、県内、県外、外国」のいずれかに○をつけます。
以前は市町村名を書かなければいけなかったのですが、簡略化されたようです。

この日が平日のせいなのか、乗船客の約半数が台湾や韓国から来た人でした。
さすが世界的に有名な猫の島です。


定刻に出港。
やはり時化が残っているようで、少し荒れていました。


約30分で青島港に到着します。

桟橋でさっそく猫たちが観光客を出迎えます。
午前の便が欠航になったので、午後便の到着を待ちわびていたようです。

桟橋での餌やりは禁止されているのですが、事情を知らない外国人観光客が餌を撒いたため、ちょっとしたパニック状態に。

島の人から注意を受けて、一同は指定の餌やり場へ向かいます。


餌やり場でも多くの猫たちが待ち受けていました。
ここで、しばし猫たちと戯れます。

私も少しだけキャットフードを持って行ったのですが、すぐに無くなってしまいました。
島を訪れる人は大抵キャットフードを持参しているので、猫たちは少し食傷気味のようです。

キャットフードよりも、ひも付きの猫のおもちゃのほうが猫たちの気を引けるかもしれません。


私は以前にも青島に来たことが有るので、猫と遊ぶのは他の観光客に任せて、島内を散策しました。

青島には灯台があり、山道を通って真下まで行けるのですが、今回は午後便での到着だったので滞在時間が一時間しかなく、残念ながら行けませんでした。

「青島の盆踊り」の碑。
愛媛県指定文化財だそうですが、現在も行われているのかは不明です。


丘を登って旧小学校へ。

廃校後は公民館として使われていましたが、現在は廃墟となっています。


旧中学校へ上る階段はツタでおおわれて上ることはできません。


いたるところに猫がいます。


ドコモ中継所。
これのおかげで離島でも4Gの通信環境が使用できます。

弁天崎へやって来ました。


ここは元キャンプ場です。

トイレなどの設備は使用できなくなっていました。
観光客が利用できるトイレは港の待合所だけです。

今ここでキャンプするのはちょっとハードルが高いかも知れません。


遠くに「DASH島」こと由利島が見えます。


出港時間が近づいてきたので港に戻ります。


桟橋近くに「ドキンちゃん」を発見。
島で有名な美猫です。


多くの猫たちの見送りを受けながら、島を離れます。


やはり、午後便の滞在時間一時間というのは短いです。
猫と遊ぶだけなら充分かも知れませんが。
できれば午前便で来て、丸一日のんびり過ごしたかったと思います。


猫の島として有名になった今でも、青島は観光化されておらず、島には商店もありません。
猫の世話や観光客への対応は島民の方々の厚意によるところが大きいです。
島を訪れる時は、島民への充分な配慮が必要です。