オフロード
Fun Ride
Hiroshima
 
去る11月12日〜13日に渡っておこなわれた「オフロードFun Ride Hiroshima」にウラルで参加しました。

このイベントは、以前「ウラル・オフロード・ミーティング」としておこなわれていたものを拡大し、オフロードバイクから大排気量アドベンチャー、ウラルを含むサイドカー全般までも包括して、みんなでオフロード走行を楽しもうと言うイベントです。

12日はフリー走行、13日は賞典無しのエンデューロレース風走行会としてレース形式でおこなわれました。

私は一日目から参加するため前日に広島入りしたのですが、実はこの日は静岡に出張しており、出張先から延べ700kmを一日で移動するハードスケジュールとなってしまいました。

一日目


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開場時間の10時にテージャスランチへ到着。

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エントリーするとゼッケンステッカーが配布されるので、これをバイク前方の見えやすい位置に貼り付けます。

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会場となったテージャスランチではキャンプエリアが特設されており、走行会に参加する人はテント泊が出来るようになっています。
到着後すぐにテントを設営し、二日間のイベントに備えます。

一日目はフリー走行と試乗会。
主催者が持ち込んだオフロードバイクの試乗や、二日目のコースの一部を事前に走ることが出来ます。

フリー走行は二日目にエントリーした人のみ走行が出来るのですが、ウラルについてはフリー走行のみの参加も認められています。

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コースは二日目のコースから本当にヤバいところを除外した短縮ルートが設定されていました。
それが分かるのは二日目走行後になってからだったのですが…。
ウラルがフリー走行のみの参加も認められていた意味がわかりました。

試乗会にはエントリーした人なら特に手続き無く乗れるので、私も面白そうだった電動オフローダーを試乗しました。
125cc相当にも関わらずパワフルで楽しかったのですが、ブレーキを掛けるとモーターへの出力がカットされる仕様だったので、オフロード走行でリアブレーキを引きずる癖がある私はちょっと戸惑いました。
電動には電動に合った乗り方を工夫しないといけないですね。

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フリー走行と言ってもコースは本物のオフロードコースで上級者向けです。
なので、中には勢い余って重機のお世話になる人も。

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一日目が終わるとキャンプサイトへ戻って夕食の準備。

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ウイスキーをちびちびやっていると、

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参加者さんから何と獺祭の振る舞いが。

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牡蛎も。

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そしてウラル・ジャパンのブラド社長からはボルシチの振る舞い。

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これも旨い。

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メインディッシュはコンビニの鍋焼きうどん。
ここ数年の定番。
肌寒い季節のキャンプには最適です。


二日目



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テージャス山は朝からどんよりと曇り、時折小雨がぱらつく天候となりました。

ブリーフィング、体操のあと、いよいよスタートです。
走行会は参加者のレベルや車種ごとにクラスが分けられていて、
  1. 初心者コース(40分)
  2. ウラルクラスHeat1(40分)
  3. BIG OFFクラス(60分)
  4. ガンバレクラス(90分)
  5. ウラルクラスHeat2(60分)
となっています。
ちなみにガンバレクラスとはガチ勢の事です。

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次々とスタートしていく皆さん。

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キッズオフローダーや、

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ハンターカブも。
車種は多彩。

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300万もするバイクを平気でぶん投げるBIG OFF勢の皆さん。

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転倒したバイクを起こすのも一瞬です。
フル装備なのに凄え。


さて、私はウラルクラスに参加したのですが、車載カメラも無く写真を撮ってる余裕も無く、画像はありませんので、参加者の皆さんの投稿を引用させて頂きます。


皆さん軽々やってるように見えるけど、現場はとんでもない事になっていました。
主催者はコース設定を無茶しすぎでしょう(汗)


アップマフラーではないウラルでは定番の、マフラーをヒットして取れてしまうトラブルも多く見られました。



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これに備えて、私のウラルには触媒とマフラー接続部をガードするプレートを取り付けていました。
幸いマフラーのトラブルは無かったので多少は効果があったのかも知れません。

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ただしエキパイはヒットして凹んでしまいました。

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ゴールではライダーは観衆から拍手とタッチで迎えられます。

総括


二日間に渡っておこなわれたイベントでは、普段体験できないウラルでのオフロード走行を堪能することができました。

本物のオフロードコースでレース形式でおこなわれる走行会は、オフロードレース未経験者にも安全に楽しめるイベントになっていたと思います。
ただし、それは主催者が期待する運転技能を持った人が参加する場合の話であることに注意が必要です。
今回のウラルコースはコース設定が厳しすぎたように感じました。
と言うのも、ウラル乗りの大半はオフロードどころか2WDの使用経験も少ない人が多いのではないかと思うからです。

コースに出る以上、車両や自身の安全は参加者本人が担保しなければいけません。
ウラルの走破性は卓越したものがあり、実際やってみると何とかなる場合もあるのですが、
オフロードではオフロードでの乗り方や車両の挙動があります。
他の人がクリア出来たからと言ってノリと勢いでコースに突入するのは正直危険だと思います。
クリア出来る自信が無いなら無理せず迂回路を利用するなどの決断も必要です。
今から思えば、そんな人達の為にフリー走行のみのプランが用意されていたのかも知れませんが。
あとオフロード走行は非常に体力を消耗しますので健康状態にも注意したほうが良いです。

レースに比べれば気楽なイベントとは言え、次回以降参加しようと思う方は、オフロード装備と車両の整備を入念に準備して挑んで欲しいと思います。
入念な準備をし、安全に注意して走行すれば楽しいイベントであることは間違いありません。