みうらうどん
 
山梨を代表する麺類と言えばほうとうが有名です。
私も大好きで富士山に行くたびに山梨へ寄り道してほうとうを食べていました。
山梨のスーパーマーケットではほうとうが普通に売られているのでキャンプや自宅で作ったこともあります。

ところで最近、自分の周りで「吉田うどん」の話を聞くことが多くなりました。
「吉田うどん」とは富士吉田市周辺で食べられているご当地グルメで、何でも麺が非常にコシがあるのが特徴とのことです。
私は讃岐うどんに代表される「コシのあるうどん」より、愛媛の小田うどんのようないわゆる「腰抜けうどん」のほうが好みなのですが、食べた人の話では好評なので、それならと今回食べてみることにしました。

吉田うどんについての知識が無いので、食べた人の感想をツイッターで探したりして事前に評判の良い店をいくつかピックアップしました。
しかしこの日は日曜日で、地元密着の吉田うどんの店では日曜定休が多いのです。
日曜日も営業しているところと言う事で、こちらのお店を訪れました。

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元祖みうらうどん」さんです。

昼時を外して11時頃の訪問だったのですが、既に駐車場は満車で、少し待って空いたところに滑り込みました。
行列の出来る店ですが、うどん店なので回転は割と早いです。

店内は靴を脱いで上がる座敷席で、四人掛けの座卓は基本相席となります。
昨今の社会情勢でアクリルのパーテーションがあります。

メニューはそれ程多くはなく、うどんとトッピング、サイズの組み合わせで決まります。
一応つけうどんもあるのですが、初めての訪問なので無難な温うどんにしました。

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肉月見うどん(中、550円)
肉、卵、わかめ、ねぎがトッピングされています。
肉は馬肉のしぐれ煮。

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テーブル上の天かすをお好みで追加。
天かすが無くなった場合は店中央のテーブルに置かれてある物をセルフサービスで持って来ます。

麺は評判通りのコシの強さ。
弾力ではなく、何とも表現しづらいのですが、食べた人には分かる「コシの強さ」です。
決して固いわけではありません。
スープは醤油ベースの甘いお汁。
お汁と馬肉から出る風味が合わさって独特の旨みがあり食が進みます。

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テーブルには「すりだね」と呼ばれる辛味調味料が置かれています。

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「すりだね」はご当地で使われている調味料で、赤唐辛子に山椒、ごまなどを配合した物を油で炒めたものだそうです。
「すりだね」の調合は店によって異なるそうで、店毎の特色ともなっています。
七味唐辛子も置いてあるのですが、吉田うどんでは「すりだね」をお好みで入れるそうです。
味変にもぴったりです。

コシのあるうどんは苦手なので中盛りにしたのですが、一気に食べ進め、楽々完食できました。
次回は大盛りにしようかなあ。