人柱
 
前回お伝えした通り、私のウラルはクラッチスプラインの摩耗が発覚し、部品の入荷待ちです。
ディーラーの話では現在日本には部品在庫が無く、修理の目処が立たない状況。

しかし、仮に部品があったとしても、前と同じ部品を使うなら、また前と同じ結果になるんじゃないの?と疑問が。

クラッチスプラインの摩耗はウラルでは割とメジャーなトラブルで、知り合いのウラルにも時々発生しているし、海外のコミュニティにも事例を見つけることが出来ます。
ウラルは毎年のモデル更新毎に改良を繰り返していますが、クラッチスプラインについては改良された記録が見つけられません。
ディーラーの見解では、クラッチスプラインの摩耗は走行距離や使用状況に相関関係が無いそうで、部品の品質にムラがあるのではないか、とのことです。

しかし、メジャーなトラブルなら、メーカーが対処しなくてもサードパーティやユーザーレベルで対処しようとする人が必ず出て来るはず、とウラルのクラッチ関連で検索してみると、ありました。


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みんな大好きAliExpressに、対策品と思われるクラッチプレートを発見。
本来は長江サイドカー用のようですが、ウラルも長江もBMWのパクリなので、この辺りはBMWも含めて共通で使えるようです。パクリ最高!(錯乱)
しかもお値段、何と6千円台、しかもクラッチスプリング付き、海外送料込み。
恐るべし中華。

この対策品クラッチプレートの最大の特徴はダンパーを搭載していること。
トラックなど、自動車のクラッチによく見られる構造です。
クラッチが繋がった時に、ダンパーが吸収することでクラッチへの衝撃を緩和します。

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ウラルの純正部品では、2枚のプレートで1枚の中間プレートを挟んだ構造になっており、中間プレートの分だけスプラインとの接触面積が少なくなり負荷が集中し易いのではないかと考えます。

対策品では中間プレートが省略された一体構造で、スプラインの接触面積が広いので、負荷が分散されると思われます。
中間プレートが無い分、クラッチの軽量化にもなりそうです。
ダンパー搭載によりスプラインへの攻撃もいくらか緩和されるでしょう。

と言う訳で、早速ポチっと。
何せ6千円なので、最悪捨てちゃっても惜しくないので、ここはチャレンジです。
到着まで二週間程度という話だったんですが、何と8日で到着しました。

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中華製品にありがちな小汚い梱包で届きました。
中身さえ無事ならどうでも良い。

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意外と丁寧な作りで、心配していた錆や汚れ、変形はありませんでした。

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直径は18センチ。

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厚みは14ミリ。

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ライニングの溝の深さは1ミリ。
溝が無くなったら交換時期だと思うんですが、1ミリで何キロ走れるんでしょうか。

このクラッチプレートを早速ディーラーに持ち込みました。

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私のウラルはこの状態。

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ギヤボックスに取り付けてみたところ、スプラインの精度は良さそうでした。

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フライホイールに仮組みしてみました。
寸法上も問題は無さそうでした。

目視では特に問題は見つからなかったので、発注しているメインシャフトが到着次第、このクラッチプレートを組み付けて貰うことにしました。

耐久性とか走行可能距離とか気になることは多いですが、もし使用に耐えるなら儲けもんです。
全国のウラル乗りの皆さん、続報にご期待下さい(笑)