賀曽利さん
 
5月31日に下野新聞などが報じた東北道でのひき逃げ事件について。
 31日午前6時10分ごろ、栃木市藤岡町都賀の東北自動車道下り線で、車とオートバイが衝突する事故があり、オートバイを運転していた神奈川県伊勢原市、フリーライター男性(73)が左手の骨を折るなどのけがをした。普通乗用車とみられる車は逃走しており、県警高速隊はひき逃げ事件として捜査している。

この事件で被害に遭った「フリーライター男性」が、オートバイ冒険家の賀曽利隆さんだと判った。



賀曽利さんは「アフリカ大陸一周」や「世界一周」、「六大陸周遊」などのバイクでの世界走破や、日本一周を何度も成功させ、「バイク界の鉄人」と呼ばれるレジェンド。
私も何度かお会いしたことがあるが、とにかくバイタリティに溢れ、サービス精神旺盛な方だった。
賀曽利さんはツーリングマップルの東北エリア実走調査を担当されているので、この事故もその取材中だったのかも知れない。



この事故で賀曽利さんは指を骨折するなどしたが、既に退院しているらしい。
先ずは一安心。

新聞記事によると、事故現場は3車線の道路で、車が第3車線から第2車線に車線変更した際に、第2車線を走っていた賀曽利さんのバイクに接触したらしい。
詳細は分からないが、第3車線は追い越し車線なので、車が追い越しを掛けていた可能性がある。
車が追い越し車線から走行車線に戻る時に、走行車線の車やバイクに接触する事故は珍しくない。
追い越しの際に走行車線の車が視界から消えると、そのまま走行車線に入ってくる車が非常に多いためだ。
教習所では、走行車線の車がサイドミラーに全部収まってから車線変更するように教えているはずだが、普段から余裕の無い運転をしている人は、そんなこと忘れてしまっているのだろう。
これは不慣れな運転者だけではなく、プロであるはずのトラック運転手ですら、このような運転をする人は多い。
トラックの場合は車両の長さを考慮していないこともあるのだろう。
そんなこともあって、私は追い越しを掛けられたら5km/h程度減速して、早めにやり過ごすようにしているが、これは追い越しを掛けられていることが判っている場合であって、合図も無しにいきなり車線変更されたら対処のしようが無い。

ひき逃げは論外だが、誰しも普段から余裕のある運転が求められると思う。


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賀曽利さんの著書は枚挙に暇がない。


ツーリングマップルR 東北 単行本(ソフトカバー) – 2021/3/10

賀曽利さんが実走調査を担当しているツーリングマップル東北版。