2WD
 
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もう消されちゃったのでアレなんですが、Webオートバイにウラル・ギアアップのインプレッション記事が載りまして。
記事自体は、よくある紹介記事だったんですが、この記事の内容を巡って、ウラル乗り界隈でちょっとした騒ぎになったのです。

それがこちら。

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悪路を走行する際は迷わず2輪駆動での走行をオススメするが、高速道路での巡航時においてもサイドカーとは思えぬ落ち着いた走行を実現してくれる。ただひたすら直線を一定の速度で走行する場合は、2輪駆動だと振られが極端に少なく、目的地に辿り着いた時の疲労感が格段に少なくて済むし、安全であるといえよう。通常の1輪駆動のサイドカーならではの振られをコントロールする、「乗りこなしている」という醍醐味はかなりスポイルされるが、時と場合により選択できる幅があるのもギアアップならではだろう。
えっ?
2WD入れたまま高速道路を走ったんですか?(白目)
ウラルの2WDは本車と側車の車輪をドライブシャフトで直結するもので、オフロード四輪駆動車に装備されている「デフロック」機構に相当する物です。
本車と側車が直結しているため、未舗装路での走破性は各段に向上しますが、カーブでの内輪差を吸収できないので、舗装路で使用すると駆動系に深刻なダメージを与えます。
何より舗装路では直進性が強すぎてまともにカーブを曲がることすら出来ません。

この記事を受けて、当然ながらユーザーやディーラーなどから反論が相次ぎました。






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と言うわけで、記事はあえなく削除。

言うまでもなく、この記事は実際に試乗せずに書かれた、いわゆる「コタツ記事」なわけですが、何でこんな勘違いをしちゃったんだろう。
上記でデフロック機構を「オフロード四輪駆動車に装備されている」と書いたけど、最近のオフロード四輪駆動車は、デフロック機構は搭載せずに電子制御でデフロックに似た状態を作るものが多いので、この記事を書いた人はデフロックがどんなものなのか知らなかったのかも知れません。

ウラルの2WDモードでの舗装路走行は本当に危ないので絶対にやってはいけません。

【2021.06.03追記】
5月31日に、問題箇所を訂正した上で記事が再掲載されました。
【追記、ここまで】