チェーン
 
バイクのニュースの記事より。



元記事では主に車で採用されているシャフトドライブと比較して、何故バイクではチェーンが多く用いられているかについて、こう考察している。

バイクの場合は、チェーン式が採用されているのが一般的で、エンジンのパワーをリアタイヤのみに伝えるための伝達効率に優れた駆動方式となります。小さな車体の中に最小限のスペースで抑えることができ、ミッションの減速比を容易に変えることができるといったメリットがあります。また、シャフトドライブ式と比べ製造コストが格段に安く抑えることができ、重量も軽量となるため燃費の向上にも役立ちます。
これらの理由から、バイクの主力市場である東南アジアなど新興国で展開しやすい為としている。

二輪車では、車に必要なデファレンシャルギアが不要の為、後輪だけ駆動できれば良い。
小型軽量でメンテナンスし易いチェーンは二輪車に向いていると言える。

チェーン式は整備性が良いといったメリットがあるように感じますが、言い換えれば定期的なメンテナンスが必要ということになります。
一方で、チェーンはメンテナンス周期が短く、特に長距離を走る車両では頻繁なメンテナンスが必要になってくる。
チェーンのメンテナンス周期は一般的なシールチェーンで500km走行毎とされている。
日帰りツーリング程度なら問題ないが、宿泊を伴うツーリングでは、行程の途中でメンテナンス周期を迎えることも多い。
一回程度メンテナンスをサボったからと言ってすぐに不具合が発生するわけでは無いが、精神衛生上宜しくない。
この為、私がTZRで長距離ツーリングする場合にはチェーンメンテナンスキットを携帯し、宿に着いたらメンテナンスしている。

【TZRのチェーンドライブ】

ホテルの駐車場でメンテナンスしていると不審者と思われるのか、ホテルの従業員から声かけもしばしばあった(笑)
また、走行距離が短くても、帰宅したら毎回チェーンをメンテナンスするようにしている。
その日の走行距離は短くても、次の走行では長距離を走ることになるかも知れないからだ。
出発前日のメンテナンスでは、急な用事で帰宅が遅れたりして、満足なメンテナンスが出来なくなる事も多いので、出発前は出来るだけ最低限の準備だけで終えられるようにしたいものだ。

チェーンのこれらの特性により、長距離を走ることを想定しているツアラーやクルーザーでは、シャフトドライブを採用する車種も多い。


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【ウラルのシャフトドライブ】

同様の理由で、チェーンではなくメンテナンス周期の長いベルトドライブを採用する車種もある。

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【ヤマハ・TMAX560のベルトドライブ】


また、スクーターに採用されている「ユニットスイング式」ではエンジンから無段変速機(CVT)を介したリアハブまでがスイングアームと一体になっており、チェーンやシャフトドライブは存在しない。これもメンテナンスフリー化に貢献している。

もちろん、どの方式にも一長一短が有り、どれが優れているとは一概には言えない。

私の場合、主に長距離を乗ることが多いので、BMW・R1200GSアドベンチャーでシャフトドライブの便利さを知ってから、チェーン駆動のバイクを買わなくなってしまった。