ビビリ音
 
ある時から、走行中にビリビリと言う振動音がするようになりました。
初めは側車に積んでいる荷物が共振しているのかと思っていたのですが。

荷物を降ろしたり各部に注油したりしましたが一向に改善しないし、原因も分かりませんでした。

先日ワカサギ釣りに行ったときに、偶然その原因が判明しました。

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サーチライトのノブが緩んでいて、それが共振して音を出していたのです。
ノブを締め直せば解決、と思ったのですが、そんな簡単な話ではありませんでした。

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サーチライトを開けてみます。
ライトはねじ1本で留まっているだけです。

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ライトカバーの裏には圧入されてるらしいナットが見えます。
こちら側から締め込むことは出来なさそうです。

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では、ノブ側から締め込めば良いかと言うと、ノブには雌ネジが切ってあって、ねじ込んであるだけで、ライト側はつば付きの全ネジになっていました。
このつばとナットでライトカバーを押さえ込んで固定しているようです。

経年でライトカバーの金属が摩耗して痩せ、隙間が出来たことが弛みの原因でした。

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どうやら締め直す事は出来なさそうなので、非常手段を使います。
まあ、接着剤で固定するだけですが。

この「ボンドウルトラ多用途SU」は金属、プラスチック、ゴムなど、ほぼ何でも接着出来てしまいます。
バイク乗りの間ではハンドルグリップ固定用ボンドとして、あまりにも有名な商品ですので使っている人も多いと思います。

ボンド ウルトラ多用途S・U クリヤー 10ml


つばとナットの周囲をこれで固めました。

1日放置して乾かし、試乗してみると、ビビリ音は消えていました。
成功です。

これで今でも何も問題なく乗れているのですが、あるウラル乗りさんの車両を見せて貰ったときに、ノブにワッシャが挟んであるのを見つけました。
やはりビビリ音の抑制のためにそうしているのだそうです。
ワッシャを使うほうが見た目も良いしお手軽です。
もし同じ症状が出ているなら対策としてこちらをお勧めします。