SENA 50S

長距離ツーリングでバイク用インターコム(インカム)は欠かせない物になりました。
マスツーでの仲間との会話はもちろんですが、ソロでもナビの音声や音楽を聴いたり、電話に応答したりと活躍の場は広いです。
私はSENA 30Kを愛用していましたが、夏の北海道ツーリングで豪雨の中を走ったためか、その後、不具合が発生するようになりました。
音声にノイズが乗ったり、ボリュームが調整できなくなったり。
この現象が出るのは雨の日だけで、乾かすと治るため、どこからか浸水しているのではないかと思います。
超絶雨男の私にとって、雨の日に使えないのは致命的なので更新することにしました。

日本ではインカムのシェアはSENAとB+COM(ビーコム)にほぼ二分されていますが、最新モデルでは他社製品との接続も簡単になり、性能的にはどちらを選んでも遜色の無いものとなっています。
私は主に価格面と今までの使い勝手から今回もSENA製品を並行輸入する事にしました。

30Kが2年ちょっとで壊れてしまったこともあり、今回は国内正規品の20S EVOにしようかとも考えたのですが、正規品の保証期間が2年なのと、米Amazonで20S EVOとの価格差が10ドル程度しか無かったので、最新の50Sを購入することにしました。

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発注から10日ほどで到着しました。

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50Sは30Kのマイナーチェンジなので、基本的なスタイルは変わっていません。

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付属のユニバーサルヘルメットクランプキットはスピーカーの改良で音質が向上しているそうですが、30Kのものと互換があるため今回は使用しないことにしました。

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50シリーズから付属されるWi-Fiアダプターです。
充電ケーブルにWi-Fi機能がついており、充電中にファームウェアのアップデートが自動的におこなわれます。

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取説は多言語対応ですが、当然ながら日本語の取説はありません。

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30Kとの比較。
先述の通り、外観はほぼ同じで、ユニバーサルヘルメットクランプキットに互換があります。

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ただし、現状はファームウェアが対応していないため、50Sのユニバーサルヘルメットクランプキットに30Kを取り付けても使用できないそうです。

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ユニバーサルヘルメットクランプキットとの接続端子が変更されていました。

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充電ポートは30KのmicroUSBに代えてUSB TypeーCが採用されています。

セットアップはスマホアプリの「SENA 50 Utility」からおこないます。

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アプリを起動すると、先ずインカムとのペアリングをおこないます。
「50S」を選択し、画面の指示に従ってペアリングをおこないます。



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デバイス名を設定します。
自分の名前などを付けておくと、他の人が確認しやすくなります。
デバイス名は後から変更できますのでここではスルーします。

続いてWi-Fiアダプターの設定をします。

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左上のメニュー(「三」のアイコン)から「Wi-Fiアダプター」を選択します。

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「新規のデバイスを接続」をタップ。

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Wi-FiアダプターをUSB電源に接続するとWi-Fiステータスランプが赤く点灯します。
PCのUSBポートは使用できません。

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「次へ」をタップ。

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Wi-Fiアダプター裏のリセットボタンを、伸ばしたクリップなどで押します。

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スマホのWi-Fi設定画面で「SENA-WA」で始まるSSIDに接続を切り換えます。

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Wi-Fiアダプターに仮接続しました。

次に自宅のWi-Fiネットワークを登録するのですが、ここで問題が…。

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自宅のSSIDが候補に出てきません。

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現状のiPhoneアプリに不具合があるようで、SSIDに「ー」(ハイフン)や「_」(アンダーバー)が使われている場合は認識出来ないそうです。
また、Wi-Fiアダプターは2.4GHzのみの対応しています。

そこで自宅のWi-Fiルーターをいじって、それらの文字を含まないゲスト用SSIDを作成しました。

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今度は上手く認識されました。
使用するSSIDをタップして確定します。

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Wi-Fi接続が完了すると、右側のWi-Fiステータスランプが青に変わり、中央のファームウェアアップデートランプが点滅を始めました。

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これでファームウェアの自動アップデートが開始されています。
なお、ファームウェアの自動アップデートをおこなう際はインカムの電源をOFFにしておきます。

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アップデート完了。
ファームウェアアップデートが完了すると、ファームウェアアップデートランプが点灯に変わります。

先述の通り50Sは30Kのマイナーチェンジなので、機能的には大差がありません。
しかし個々の機能はアップデートされており、中でもボイスコマンドの日本語対応は嬉しい限り。
30Kでは英語だけだったので日本語英語では認識されないことも多く、事実上使い物になりませんでした。

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50Kでは「Hey SENA」のウェイクワードに続けて「音量アップ」などと発話することでコマンドが実行できます。
「インターコムペアリング」や「メッシュグループ作成」などもコマンドにあり、面倒だった作業が音声で出来るのは画期的。

日本語でのボイスコマンドは「ヘイセナオンリョウアップ」とウェイクワードとコマンドの間隔を開けずに喋ると認識されやすいようです。
電話応答の場合はウェイクワード無しで「応答」又は「無視」と発話するとコマンドが実行されます。

30KではPHONEボタンを押さないと出来なかったSiriの呼び出しも、直接マイクに「Hey Siri」と呼びかけるだけで可能です。

30Kから2年、やはり50Sは各段の進歩が見られました。
50Sの導入で、より快適なツーリングが出来そうです。




SENA 50S シングルパック 50S-01 [並行輸入品]


こちらは日本のAmazonで売られている並行輸入品ですが、高過ぎるので買ってはいけません。
バイク用品店で正規品を買うことをお勧めします。