タペット調整
 
富士山から帰って、タペット調整をおこないました。
タペット調整は原則オイル交換と同タイミングでおこなっていますが、特に不具合を感じなければ各部の増し締めだけで済ませています。
前回は時間が無く、オイル交換のタイミングで出来なかったのと、富士山から帰ってくる時、タペット音が若干大きい気がしたので確認してみることにしました。

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先ずオイル量を量ってみたところ、何となく少ない気が。
どこにも漏れた形跡は無いんですが、どこへ消えたんでしょうか。

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以前、バルブステムシールが切れてオイルが燃焼室に漏れたことがあったので、左右のプラグを外してみましたが、プラグの焼け方は正常でした。

取り敢えず大丈夫そうなので、タペット調整を開始します。

手順は以前おこなった通りなので詳細は割愛します。


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シリンダーヘッドナットの増し締め。

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上死点マークの矢印を合いマークに合わせて…

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上死点であればプッシュロッドが押されないので指でクルクル回せます。
廻らないときは反対側のシリンダーに上死点が出ています。

左側シリンダーから調整します。

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基準値0.10mmに対して、吸気側は0.09でした。

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0.10に調整します。

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排気側も0.09でした。
これも0.10に調整します。

続いて右側シリンダーを調整します。

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排気側は0.11でした。

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吸気側も0.11でした。
それぞれ0.10に調整しました。


近年のモデルはタペット間隔が閉まる方向にズレると聞いたのですが本当なのでしょうか。