タウシュベツ

北海道での滞在も最終日となりました。
弟子屈の牧場を発つ前に、Y社長ほかお世話になった皆さんに挨拶。
今回はこんな形での来訪となってしまいましたが、次回はちゃんと予定して訪れたいと思います。
ありがとうございました。

皆さんに見送られて牧場を後にします。

後は小樽へ向かうだけなのですが、フェリーの出港は23時30分。
時間を持て余すので、以前から見てみたかったタウシュベツ川橋梁へ寄り道することにしました。

タウシュベツ川橋梁は北海道上士幌町の旧国鉄士幌線のコンクリート橋梁で、もともとはタウシュベツ川に掛かる橋梁だったのですが、糠平ダムが建設されて橋梁周辺が湖底に沈み、水位が下がった時だけ現れる幻の橋梁となっています。
近年は風化が進み、いつ崩壊してもおかしくないとのことで、この機会に是非見ておきたかったのです。

さて、タウシュベツ川橋梁に向かっている途中でK氏のウラルに異変が。

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この旅二度目の三角停止版掲出。

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社外のハンドシフターのボルトが脱落してしまい、チェンジが出来なくなってしまったのです。
一応周囲を探してみましたが、脱落したボルトを見つけることは出来ませんでした。

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仕方が無いので、走行に支障の無いところからボルトを外して…

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無くなったボルトの代わりにします。
この辺りの手際はさすがK氏です。

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上士幌のセイコーマートで小休止。
北海道メロンシャーベット。
これが今回の北海道で最後のセイコーマート利用になりました。

ダム湖の底であるタウシュベツ川橋梁への立ち入りは基本的に禁止されており、見学はガイドツアーに参加するか役場に申請して鍵を借りて入ります。
今回は時間の関係でどちらも難しかったので、タウシュベツ展望台から眺めることにします。

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タウシュベツ展望台への駐車場はほぼ満車でした。

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旧国鉄士幌線の線路跡です。

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駐車場から展望台まで約180メートル。

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展望台に着きました。
遠くにタウシュベツ川橋梁が見えます。

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望遠にて、タウシュベツ川橋梁全景。

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同、左側

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同、中央部

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同、右部

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ツアーの参加者なのか、多くの人影が見られました。
出来れば間近で見たかったなあ。

タウシュベツを出発して旭川方面に向かっている途中で異変が。

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側車と本車を連結しているフレームのボルトが緩んでいました。
ここは以前にも緩んだことがあり、中強度ネジロック材を入れて締結していましたが、中強度ではサイドカーの負荷に耐えられなかったようです。

更に、サイドブレーキの解除を忘れたことでリヤブレーキパッドが終わってしまいました。
ブレーキパッドは2万キロ走行で交換する予定にしていて、北海道ツーリング中に2万キロを迎えたので、札幌に戻り次第交換することにしました。

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砂川SAで昼食兼夕食、鴨せいろそば。

手稲のURAL北海道に戻ってきたのは18時を過ぎていました。
ブレーキパッドは在庫があるとのことで、早速ブレーキパッドの交換作業に入ります。

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今回使用するブレーキパッドです。
左から側車、前輪、後輪。
前輪と後輪は純正、側車はK氏お勧めの日本製。

先ずは後輪から。

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サイドブレーキを引きずってしまった影響で、残り1ミリぐらいでした。
これが無ければもっと残っていたはず。

次に前輪。

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こちらはまだ半分ぐらい残っていました。
溝もあります。


そして側車。

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側車は作業性向上の為、キャリパーを外してパッド交換します。

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こちらもパッドが半分弱残っていました。

普段からエンジンブレーキを多用する乗り方をしている為か、ブレーキパッドは思ったより残っていました。
頑張ればまだ使えそうですが、精神衛生上、次も2万キロで交換すると思います。

そして、緩んだ側車連結ボルトを締め直し。
URAL北海道にも中強度ネジロック材しか無かったので、これを塗って締め直すことにします。
ここが緩んだ事例はURAL北海道が扱った車両には無いそうで、K氏も興味津々でした。

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写真を撮り忘れたので以前の画像を。

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この2016年式までは、連結ボルトに両ねじボルトが使われていて、緩み止めナットで締めても反対側が緩むと言う欠点があったのですが、2017年からは削り出しの一体型になっているため緩む心配は無くなっているそうです。

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何とか出港までに間に合いました。
ありがとうございます。

乗船時刻が迫っていたので、URAL北海道を後にします。
K氏と奥さまに見送られて出発。
お世話になりました。
最後まで慌ただしい一日になってしまいました。
ちゃんと挨拶できず申し訳ない。

手稲から小樽までは高速道路一本で。

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小樽港に到着。
もの凄いバイクの数。

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サイドカーは乗用車の後に乗船なので、車の後ろに並びます。

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今回乗船する「あかしあ」です。

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今回のベッドは空きがなくツーリストAになりました。
角部屋だったので対面のベッドが無く、気楽でした。
もっとも現在は感染症対策で対面のベッドは使用しないので、あまり変わりません。

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いよいよ出航です。
さらば北海道。


本日の走行距離  422km
積算距離(道内) 2157km

(次回に続きます…)