網走

弟子屈2日目は私のリクエストで網走へ行くことになりました。
同行してくれるのはK氏と左側車のCTに乗るO氏。

弟子屈から網走は割と近いので11時頃出発したのですが、この日は北海道らしからぬ猛暑。

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暑さに耐えかねて小清水のセイコーマートへ避難。

休憩を入れても2時間ぐらいで博物館・網走監獄に到着しました。

丁度昼時だったので、先に昼食を摂ることにしました。

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網走監獄の隣にある、その名も監獄食堂です。

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こちらの名物料理(?)が、網走刑務所の食事を再現した「監獄食」です。

秋刀魚(800円)とホッケ(900円)があり、今回はホッケを選択。
食券を購入します。

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店内は感染症対策で席数が減らされており、一部のテーブルが使用禁止になっています。
店の入口で順番待ちし、店員さんの指示で食券を買ってから席に案内される流れ。

客が多く厨房が混乱していたようで、私の注文だけ出てくるまでに30分ほど掛かりました。

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監獄食(ホッケ)です。
現在の網走刑務所で実際に出されている昼食レシピを再現しているそうです。
受刑者の食事は1日に摂取するカロリーが決められており、このメニューでは600キロカロリー。
ただし、味噌汁は実際の監獄食では番茶になるそうです。

品数は少ないですが、かなり美味しい食事でした。
いわゆる「臭い飯」の語源となった麦飯も美味しく頂けました。
ただ、受刑者のように肉体労働をした後だと、ちょっと物足りない量かも知れません。

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監獄食を堪能して、いよいよ網走監獄を見学します。
入場料は1100円。

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正門前には門番のリアルな人形が。

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正門内には面会人待合室があり、許可された人だけが中に入れる仕組み。

敷地はかなり広く、関連施設もたくさん有るので、じっくり見学していると1日掛かりそうな感じです。

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職員官舎。

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一間9坪の官舎に刑務官とその家族が暮らしていたそうです。
網走刑務所の環境の厳しさは知られていますが、受刑者だけでなく看守も大変です。

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休泊所。
網走監獄では囚人を北海道の開拓作業に従事させました。
日帰り出来ない作業をする場合に、このような仮設小屋を建てて寝泊まりしたそうです。

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囚人の枕は長い一本の丸太で、起床時間になると看守が丸太の端を叩いて起こしたそうです。
これが「叩き起こす」の語源と言われています。

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放射状監房。

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中央見張所を中心に雑居房や独房などが放射状に並んでいます。


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雑居房。

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9.9㎡の一部屋に3〜5人が収容されていたそうです。

一部の房は中に入ることが出来ます。
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これはトイレですが、どうやって用を足すのでしょうか。


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こちらは独房で広さは4.9㎡。

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中では封筒貼りをやってました。

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こちらは懲罰房。
金具類が割と現代的なのは再現の為かと思ってたのですが、この施設は80年代まで実際に使用されていたそうです。

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何か脱走してるヤツが居るし(汗)

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教悔堂(きょうかいどう)。

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受刑者が神仏に祈る為の施設だそうです。

かなり駆け足で見て回ったので、いくつか見落としたところがあったようです。
次の機会に改めて見てみたいと思いました。

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帰り道の美幌峠にて。


本日の走行距離  154km
積算距離(道内) 1441km

(次回に続きます…)