準備
 
新型コロナウイルスの影響による緊急事態宣言が発出されて、自宅にこもる生活が長く続きましたが、いよいよ解除となりました。

外出自粛の影響で、しばらく動かすことが出来なかったウラルですが、再始動に備えて準備をしておくことにします。

最後に動かしたのはワカサギ釣りの時なので、50日ほど動かしていません。
しかしバッテリーの補充電は二週間おきにおこなっていたので、バッテリーについては問題ないはず。

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タイヤの空気圧がずいぶん減っていたので規定値まで補充しました。

整備記録を見直していると、タペット調整をしていない事が分かったので、やっておくことにしました。
私の場合、タペット調整は2500〜3000km走行の間隔でおこないますが、気になることがなければ各部の増し締めだけで済ませています。
今回は期間が開いていたので計測もやっておきます。

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シリンダーヘッドカバーを外します。
外すときに少量のオイルが漏れてくるので廃油受けを置いておきます。


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タペット調整前に、シリンダーヘッドナットを規定値で増し締めします。
規定値は50N.m。
ここが適切に締まっていないと、タペットの間隔が変わってしまうので調整の意味がなくなってしまいます。


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エンジン右側のゴムキャップを外します。
クランクを回すと、ここに上死点を示す矢印マークが現れるので、キックペダルを何度か押し下げてクランクを回し、矢印をクランクケースの合いマークに合わせます。
この時、スパークプラグを外しておくと圧縮が抜けて軽く回せると聞きますが、私の場合は外さなくても問題なく回せるので外していません。


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矢印を合わせただけでは左右どちらのシリンダーが上死点なのかは分かりません。
上死点では吸排気ともバルブは閉じているのでプッシュロッドには押す力が掛かっていないはずです。
ロッカーアームを指で引っ張って吸排気側ともカタカタ動けば、そのシリンダーは上死点だと分かります。
あるいはプッシュロッド自体を指で回してみて、吸排気側とも軽く回れば上死点だと分かります。


バルブとロッカーアームの間に隙間ゲージを差し込んで間隔を見るのですが、規定値0.10mmに対して吸気側が0.09、排気側は0.08でした。
現状でも特に不具合は感じず、元々狭いセッティングだったのかも知れませんが、規定値に合わせておくことにしました。


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手前側13mmのロックナットを緩め、0.10mmの隙間ゲージが入る様に奥側の10mmのナットを手で回して調整します。
隙間ゲージには廃油受けのオイルを塗ってから隙間に差し込みます。

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手を放しても隙間ゲージが落ちてこない程度に調整します。
上手く調整できていれば0.09mmでは緩すぎ、0.11mmでは入らないはずです。
調整ナットが動かないように注意しつつロックナットを締め付けます。
ロックナットを締めたときに隙間が変わってしまうことがよくあり、締めた後でもう一度隙間ゲージで確認しておきます。
私も何度もやり直しました。

これを吸排気ともおこないます。

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反対側のシリンダーも同様におこないますが、右側にはサイドカーがあるので工具が入りにくくて手間取りました。

エンジンを始動してみましたが問題は無さそうです。
これで不安の種がなくなったので、いつでも走り出すことが出来ます。