まだイケる?

レッツノートCF-B10と言うノートPCを持っています。
このPCは2011年発売のモデルで、当時15インチで最軽量を謳っていました。
主に出張用として使っており海外にも持って行きました。
Windows XPからWindows7への移行期に発売されたPCで、Windows XP用のソフトを動かすために仮想環境のWindows XP Modeと言うものが搭載されていました。
このPCはWindows10に正式対応していませんが、ネット情報を元に無理矢理インストールし使用していました。
現在では新しいノートPCにメインの座を譲りましたが、客先に常駐する場合のPCとして、また、カメラを搭載していないのでセキュリティ規定でカメラを持ち込めない客先での作業用に最近まで使用していました。
しかし、度重なるOSのアップデートの度に動作は重くなり、最近では起動に5分以上掛かるようになりました。
いよいよお役御免にしようと思っていたのですが、先日Mac miniを導入したときに関連部品を検索していて、CF-B10に使えるパーツが格安で販売されていることを知りました。
当時はパーツも価格が高く、導入時には妥協した構成になっていたのですが、今ならフルスペックが可能になります。
そう考えると、このPCもまだ使えるのではないかと思い始め、気が付くとMacの部品と一緒にポチっていました(笑)
ネット通販は恐ろしい。
そんな訳でパーツが届いたので早速アップグレードを始めます。
今回取り付けるのはこちら。
Komputerbay DDR3-1333 1.35V(低電圧) ノートPC用SODIMM 16GBセット (8GB×2) PC3-10600
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CF-B10は標準で4GBのメモリを搭載しており、最大8GBまで対応しています。
しかし16GBを認識するとのネット情報を得たので一気に最大拡張します。

裏面のカバーを外してメモリスロットにアクセスします。

標準の4GBメモリが1枚刺さっていますので取り外します。

両側の留め金を外側に開くとロックが外れ、メモリがポップアップします。
しかし、そのまま取り出すことは出来ず、一旦ケースの奥に押し込んで、スロットから接点を抜いてから引っ張り出して取り出します。
実に面倒くさい構造です。

ハイニックスのメモリが使用されていました。
上に貼ってあるのは絶縁シートです。
続いて新しいメモリを搭載します。

先ず奥側のスロットから、取り外したときの逆の手順で、一旦ケースの奥にメモリを押し込んでからスロットに接点を差し込みます。
これが大変な作業で、メモリの両側に空いている穴にピンセットの先を差し込んで保持しながら押し込みます。
まるで外科手術です。
何でこんな設計なんだ??

接点が差し込まれたら、メモリの基板を押し込んで留め金を掛けます。

続いて手前側のスロットにメモリを挿します。
手前側は苦労なく取り付けられました。

メモリ基板を押し込んで留め金を掛けたら完了。

電源投入。
順調に起動しています。

OSでもちゃんと16GBが認識されていました。
これで問題なく…あれ?
「3.42GB使用可能」??
あっ!
そうだ、このPC、32ビットOSだった!
当時の業務用アプリの多くはまだは64bitに対応しておらず、互換性を優先して32ビットOSを選択したのでした。
と言う事は、使用可能なメモリは4GBのまま。
これじゃ何にも変わりません(汗)
64ビットOSに載せ替えることも考えましたが、アプリケーションのインストールが手間なので、この場は見送り。
もっと調べてから取りかかるべきでした。
まあ、気分だけ速くなったかな(なってない)