オージーケーカブト


経済産業省、近畿経済産業局によると、11月25日、JISマーク表示制度の登録認証機関である一般財団法人日本車両検査協会が、日本産業規格(JIS T 8133)の認証製造業者である株式会社オージーケーカブトに対して審査した結果、JISマーク認証の取消しを行った旨の報告があったと発表した。

本日、産業標準化法の鉱工業品及びその加工技術に係る日本産業規格への適合性の認証に関する省令第22条第4項に基づき、JISマーク表示制度の登録認証機関である一般財団法人日本車両検査協会(以下、「車両検」という。)から以下の報告がありました。

車両検は、認証製造業者である株式会社オージーケーカブトに対し、2019年10月25日に臨時の審査を実施したところ、その審査において、長期間にわたり一部工程の管理が適切に行われていないなど、品質管理体制が、鉱工業品及びその加工技術に係る日本産業規格への適合性の認証に関する省令に定める基準を満足しておらず、その内容が重大であると認められたため、2019年11月25日付で、車両検は同社の認証を取消しました。


JIS認証は日本工業規格が製品の安全性を認証する任意の制度なので、認証を取り消されても、道路交通法施行規則第9条の五の規定を満たしていれば引き続き使用は可能だ。

しかし、Twitterなどでオージーケー製のヘルメットは使えなくなるのではないかとの憶測が流れて大騒ぎになった。

この騒ぎを受けてか、11月25日深夜に資料の差し替えがおこなわれ、次の一文が追加された。

なお、車両検が実施した試験では、製品の安全性や品質については、JIS規格を満たしており、問題がないことが確認されています。

上記の通り、これは工程管理の問題であって、市場に流通している商品についてはJISの品質基準を満たしていることを車両検も認めている。


翌26日になって、オージーケーカブト公式サイトでもコメントが出された


◇◇ 取消理由 ◇◇

弊社大阪府東大阪衣摺工場において、 長期間にわたり一部工程の管理が適切に行われていないなど、品質管理体制が鉱工業品及びその加工技術に係る日本産業規格への適合性に関する省令に定める基準を満足しておらず、その内容が重大であると認められたため省令第15条第2項第2号に基づき認証を取り消した。
衣摺(きずり)工場における品質管理体制に問題があり、長期間にわたり工程管理が適切におこなわれていなかった事が取り消しの理由だと言う。
工程管理が適切でないなら市場に出た商品がJISの品質基準を満たしていると言う車両検の発表と矛盾するように思うのだが、何か書類上の不備でもあったのだろうか。

【2019.11.28追記】
28日付けで公式サイトより詳細が発表された。
【弊社東大阪衣摺工場 JIS認証取消理由の経緯と詳細】

 

これまで弊社JIS表示製品については、ともにJIS認証工場である東大阪衣摺工場と中国青島工場(山東省青島市)との2つの自社工場にて生産しており、東大阪衣摺工場での生産分については、中国青島工場で製造した一部の部品を東大阪衣摺工場へ転送したうえで組み立てを行い、最終完成品として出荷しておりました。

その一部部品であるFRP帽体の成形工程において、「東大阪衣摺工場で20%、中国青島工場で80%の比率で生産を行う」という取り決めに基づいてJIS認証を取得しておりましたが、その後長期にわたり、実際には東大阪衣摺工場でのFRP帽体成形の生産比率が20%を満たしていないことを正しく報告できておりませんでした。
「東大阪衣摺工場で20%の生産をおこなう」とのJIS認証の条件を長期に渡り守られていなかったことが認証取り消しの理由だった。
これなら製品の品質や安全性に問題は無いとする車両検の見解にも納得できる。
しかし、これは一種の産地偽装であり、信頼を損ねる行為であることには変わりない。
【追記ここまで】

認証取り消しによるブランドイメージの低下は避けられないだろう。


オージーケーカブトは魅力的な新製品を精力的に発表していただけに今回の認証取り消しは非常に残念だ。