GRIP PUPPIES
C400GTにはグリップヒーターが標準装備されています。
以前乗っていたR1200GSアドベンチャーもそうでしたが、グリップヒーターは本当に快適です。
C400GTのグリップヒーターは3段階の出力調整が出来、通常は1で十分温かく、外気温が5℃を下回るようなら2を使います。
3は温かいと言うより熱いので、始動直後の冷えたグリップを早く温めたい場合に短時間だけ使用するよう取説で定められています。
ところで、グリップは消耗品なので、使用していくと摩耗し、いつかは交換することになります。
通常のグリップであれば純正品であっても安価ですし、社外品もたくさん出回っていますが、ヒーター付きグリップを交換するとなると結構なお値段となります。
そこでBMW乗りの間では、グリップを摩耗から保護するアイテムを使っている人をよく見かけます。
共和(ミリオン) ミリオン熱収縮 ラバーグリップ・スーパー 40mm×0.5mm×500mm
こちらは以前、私がGSで使っていた、「ラバーグリップ」と言う商品です。
本来の用途は釣り竿のグリップを補修する為のもので、実体は「熱収縮チューブ」と言うものです。
これをグリップの長さに切ってヒートガンなどで熱を加えると、収縮してグリップに密着します。
上記にAmazonのリンクを張っていますが、大型釣具店で安価に購入できるので、釣具店で買うことをお勧めします。
今回は、C400GTのグリップの細さが気になったので、グリップを太くするため別の商品を試すことにしました。
Sportouring Handlebar Grip Puppies Foam Grips
GRIP PUPPIESという商品で、BMWアクセサリー製品で知られるワンダーリッヒが販売しているものと同じものと言う触れ込み。
商品にワンダーリッヒのロゴとかは入っていませんが、そもそもワンダーリッヒは世界のベンダーのOEM商品を自社のブランドで販売しているので、OEM元という事かも知れません。
まあ、未確認なので、どうしても気になる人はワンダーリッヒの正規品をお勧めします。
価格もいくらか安い程度なので正規品でも良かったのですが、ワンダーリッヒは現在入荷に1ヶ月以上かかるとの事だったので、即納可能なこの商品にしました。
この他にも安価な類似品を見つけたのですが、そちらはグリップヒーターの使用は不可との事だったので注意が必要です。
そんなわけで早速装着してみます。
ハンドルグリップとバーエンドに、5%に薄めた台所用中性洗剤をたっぷり塗ります。
そして洗剤が乾かないうちに、グリップを一気に押し込みます。
と、一行で書いていますが、実際はすんなり入ってくれず、かなり苦労しました。
洗剤を足しながら何とか押し込みました。
装着できたらハンドル回りを水洗いして洗剤をよく落としておきます。
乗ってみた感想ですが、正直微妙です。
と言うのは、思っていたよりグリップが太すぎました。
確かに振動が軽減されて快適なのかも知れませんが、この太さのグリップで運転したことがなかったのでかなりの違和感があります。
慣れてくれば快適になるかも知れません。
グリップヒーターへの影響については、ちゃんと温まるし問題無さそうですが、温まるとスポンジの全長が伸びるらしく、バーエンドに干渉してスロットルロッカーのようにグリップが戻らなくなってしまいました。
予め5ミリぐらい切り詰めておけば良かったのですが、今更どうしようもありません。
スポンジの端を折り返して何とか使えています。
C400GTはある意味完成されていて融通が利かず、アフターパーツを取り付けるのにも思わぬ苦労が付いてきます。