ゆっくり走るよ

ゆっくりバイク系ひとりオウンドメディア。 ヘンテコなバイクでツーリングしたりキャンプしたりしながら、バイクや旅の話をしています。

2020年12月

GRIP PUPPIES
 
C400GTにはグリップヒーターが標準装備されています。
以前乗っていたR1200GSアドベンチャーもそうでしたが、グリップヒーターは本当に快適です。
C400GTのグリップヒーターは3段階の出力調整が出来、通常は1で十分温かく、外気温が5℃を下回るようなら2を使います。
3は温かいと言うより熱いので、始動直後の冷えたグリップを早く温めたい場合に短時間だけ使用するよう取説で定められています。

ところで、グリップは消耗品なので、使用していくと摩耗し、いつかは交換することになります。
通常のグリップであれば純正品であっても安価ですし、社外品もたくさん出回っていますが、ヒーター付きグリップを交換するとなると結構なお値段となります。
そこでBMW乗りの間では、グリップを摩耗から保護するアイテムを使っている人をよく見かけます。

共和(ミリオン) ミリオン熱収縮 ラバーグリップ・スーパー 40mm×0.5mm×500mm



こちらは以前、私がGSで使っていた、「ラバーグリップ」と言う商品です。
本来の用途は釣り竿のグリップを補修する為のもので、実体は「熱収縮チューブ」と言うものです。
これをグリップの長さに切ってヒートガンなどで熱を加えると、収縮してグリップに密着します。
上記にAmazonのリンクを張っていますが、大型釣具店で安価に購入できるので、釣具店で買うことをお勧めします。

今回は、C400GTのグリップの細さが気になったので、グリップを太くするため別の商品を試すことにしました。

Sportouring Handlebar Grip Puppies Foam Grips


GRIP PUPPIESという商品で、BMWアクセサリー製品で知られるワンダーリッヒが販売しているものと同じものと言う触れ込み。
商品にワンダーリッヒのロゴとかは入っていませんが、そもそもワンダーリッヒは世界のベンダーのOEM商品を自社のブランドで販売しているので、OEM元という事かも知れません。
まあ、未確認なので、どうしても気になる人はワンダーリッヒの正規品をお勧めします。
価格もいくらか安い程度なので正規品でも良かったのですが、ワンダーリッヒは現在入荷に1ヶ月以上かかるとの事だったので、即納可能なこの商品にしました。

この他にも安価な類似品を見つけたのですが、そちらはグリップヒーターの使用は不可との事だったので注意が必要です。

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そんなわけで早速装着してみます。

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ハンドルグリップとバーエンドに、5%に薄めた台所用中性洗剤をたっぷり塗ります。

そして洗剤が乾かないうちに、グリップを一気に押し込みます。
と、一行で書いていますが、実際はすんなり入ってくれず、かなり苦労しました。
洗剤を足しながら何とか押し込みました。

装着できたらハンドル回りを水洗いして洗剤をよく落としておきます。

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乗ってみた感想ですが、正直微妙です。
と言うのは、思っていたよりグリップが太すぎました。
確かに振動が軽減されて快適なのかも知れませんが、この太さのグリップで運転したことがなかったのでかなりの違和感があります。
慣れてくれば快適になるかも知れません。
グリップヒーターへの影響については、ちゃんと温まるし問題無さそうですが、温まるとスポンジの全長が伸びるらしく、バーエンドに干渉してスロットルロッカーのようにグリップが戻らなくなってしまいました。
予め5ミリぐらい切り詰めておけば良かったのですが、今更どうしようもありません。
スポンジの端を折り返して何とか使えています。

C400GTはある意味完成されていて融通が利かず、アフターパーツを取り付けるのにも思わぬ苦労が付いてきます。


おむすびケーキ
 
見た目がおむすびソックリのケーキ、その名も「OMUSUBI Cake」(おむすびケーキ)
最近SNSなどでよく目にするようになり、気になったので出張の帰りに大阪で買ってきました。

「OMUSUBI Cake」は、大丸梅田店の地下1階「ごちそうパラダイス」の西側、洋菓子・和菓子売り場に出店しています。

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全9種類の通常ラインナップと、期間限定商品があるそうです。
今回はそのうち4種類を買いました。


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ティラミス、抹茶、苺と、期間限定のりんごです。

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苺を開けてみます。
開け方もコンビニのおにぎりと同じでラッピング中央のタブを引く方式。

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中身はスポンジケーキと苺味のホイップクリーム、いちごの果肉。

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表面は着色されたクレープ生地で覆われていて、海苔で包まれているように見えます。

味はもちろんケーキで、おにぎり感は全くありません。
見た目と味のギャップが大変面白い商品ですね。
大阪に来られた時のお土産にいかがでしょうか。


コラボ
 
初動の遅さでは(私の中で)定評のあるヤマハ発動機が、「ゆるキャン△」コラボストアを(今さら)始めた事はご存じの方も多いと思います。



ヤマハ発動機は、かつて「ゆるキャン△」の最初のアニメ化の際には盛大に乗り遅れて、ビーノ最大の売り時を逃してしまうと言う大失態を犯しており、株主の私としては大企業特有とも言えるフットワークの重さを常々憂いております。

巷の「ゆるキャン△」コラボグッズでは、単に既製品にロゴを入れただけの商品や、あからさまなコレクターズアイテムは敬遠され、実用性が高くてオリジナリティのあるものがヒットする傾向があるのが特徴です。
アニメとコラボした鉈が大ヒットするなんて誰が想像したでしょうか。

今回のコラボストアで扱われる商品は、普段使いには微妙なデザインのTシャツ、何処にでもありそうなクリーニングクロス、どうしてこれを選んだのか分からないリップクリーム、と、ファン心理を全く理解していないようなラインナップとなっています。
本当に「『ゆるキャン△』が大好きなヤマハ発動機の社員が自ら企画しデザイン」したのか疑問符が浮かぶラインナップです。


と言うわけで今回のコラボ商品ですが、残念ながら、



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買いました。

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ストア開設を知ってからすぐに発注したのですが、商品がAmazon並みの早さで速攻送られてきました。
通常、こう言った商品は販売開始と共に初回分が売り切れて、受注残分は増産を待つことが多いのですが。
私も出遅れたので商品が手に入るのは遅くなると思ってたんですけどね。
Twitterのタイムラインを見ていても、私以外の人達も注文後すぐに届いているみたいです。
商品を大量に用意してあるのか、それとも売れてないのか
その後の評判も聞かないし、あまり話題にもなっていない感じです。
今後、商品ラインナップは増えるんでしょうか。
一応期待して待ちたいと思います。


おまけ。

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我が愛車達の関連Tシャツそろい踏み。
左から、
ウラル(オフィシャルグッズ)
3MA(TZROC謹製)
ビーノ(コラボ商品)







BMW C400GT
 
一年もあとひと月と押し迫った頃、バイク屋さんから電話がありました。
「出来たよ。」

私は車を持っていないので、出張などの仕事にもバイクを使っていますが、ウラルやTZRはいつ止まるか分からないし、何より客先に出向くには目立ち過ぎます。
ビーノは近場には良いのですが、高速道路が使えないのは業務には不便過ぎます。

そこで以前から業務用として使用出来るバイクを探していました。

それがこちらです。
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BMW C400GTです。
R1200GSアドベンチャー以来のビーマーに復帰(笑)
ミドルスクーターだけに、そこそこの積載力があり、高速道路も無理なく利用できそうです。
キーレスライドと言う今時装備も付いています。
何より見た目がスクーターなので目立ちません。
ライディングポジションは楽ですが、ニーグリップが出来ないので、ちょっと違和感があります。

業務用に純正トップケースとドライブレコーダーを装着。
トップケースは車両のキーで開閉でき、煩わしさがありません。
この辺りは国産車があまり力を入れていないところで、国産車ももっと対応して欲しいと思いました。

キーレスライドは便利な反面、キーONでないと、あらゆるものが操作できないので煩わしさもあります。
特にグローブボックスが開けられないのは改善して欲しいところ。
メーカーオプションのTFTディスプレイが付いていますが、一度に表示出来る項目が少なく、切替操作が必要なものがあります。
オドメーターとトリップメーターは同時に表示出来るようにして欲しいです。
また、トリップメーターのリセットはメニューから階層を降りていく必要があるので、ボタン一発でリセット出来るようにして欲しかったですね。
TFTディスプレイはスマホの専用アプリと連携してナビゲーションする機能があるのですが、日本は対象外で使えません。
カタログなどには記載があるのに、これじゃ詐欺じゃないですかね。
他のユーザーはどうして怒らないんでしょうか。

業務用なのでカスタムの予定も無いし、ブログに書くこともあまり無さそうですが、安全快適に乗れたら良いなと思います。




ギヤオイル
変更
 
ウラル・ジャパンは12月4日発行のニュースレターで、2021年モデルより推奨ギヤオイルを変更すると発表した。



2021年モデルの新車のギアボックスオイルには、従来のエンジンオイルMOTUL 3000 SAE 20W50に代わってトランスミッションオイルMOTULGEARBOX SAE 80W90ミネラル(慣らし運転オイル)が0.9リットル充填されています。
慣らし運転終了後の交換に推奨される潤滑剤は、Motul Gear 300 SAE 75w90 100%Syntheticで、容量は0.9リットルです。
従来、ギヤボックスオイルはエンジンオイルと共通の20W-50鉱物油が推奨されていたが、2021年から75W-90化学合成ギヤオイルに変更される模様。

ウラルのトランスミッションは多くの四輪車と同様にエンジンオイルとトランスミッションオイルが分かれていて、以前からトランスミッションにはギヤオイルを入れたほうが良いのではないかと言う話があり、実際にギヤオイルを使用しているユーザーも居る。
ウラルがエンジンオイルとギヤオイルを共通にしているのは、恐らくは単に利便性だけの問題だと思う。
ルーツが軍用車なので、その名残だと思うが、有事の際ならまだしも平時において共通のオイルを使用する意味合いはあまり無いし、そもそもデフオイルにはGL-5グレード80W-90ギヤオイルが使われているので、共通化の意義も薄れている。

さて、推奨オイルがエンジンオイルからギヤオイルに変更される事で、どのような変化があるのだろうか。

ウラルに純正採用されているエンジンオイル「MOTUL 3000 4T 20W-50」と慣らし用ギヤオイル「MOTUL GEARBOX 80W-90」、そして慣らし終了後に使用する「MOTUL Gear 300 75W-90」のテクニカルデータシートを比較してみる。

【(参考)テクニカルデータシート】
MOTUL 3000 4T 20W-50(英語)
MOTUL GEARBOX 80W-90
MOTUL Gear 300 75W-90

自動車用オイルの性能は100℃時動粘度と粘度指数が参考にされることが多い。
100℃時動粘度はエンジンの定格作動時温度とされる100℃での粘度を数値化したもので、数値が大きいほど粘度が高い。単位はm㎡/s。
エンジン特性に対して粘度が低過ぎると油膜切れを起こして焼き付きの原因になるし、粘度が高過ぎると内部抵抗となって出力損失が起こる。
粘度は高すぎても低すぎても良くないので、オイルの銘柄を変えるときには基本的には「○○W-●●」の●●部分の数値は変えないようにする。
粘度指数は40℃時動粘度と100℃時動粘度の変化量を数値化したもので、数値が大きいほど粘度の変化が少ない。

これを踏まえてデータを見てみると、
  • MOTUL 3000 4T 20W-50は、動粘度19.6、粘度指数137
  • MOTUL GEARBOX 80W-90は、動粘度21.7、粘度指数157
  • MOTUL Gear 300 75W-90は、動粘度15.2、粘度指数222
となる。

これを見ると、粘度特性に関してはMOTUL 3000 4T 20W-50とMOTUL GEARBOX 80W-90では、ほぼ同等であると言える。
ギヤオイルのグレード表記は「75Wー90」のようにエンジンオイルより大きな数字が使われているので、より粘度が高そうな気がするが、これはエンジンオイルとギヤオイルでは規格が異なるためで、上記の通り粘度については大差が無い。
また、Gear 300 75W-90は上記2銘柄に比べて粘度が低めであり、粘度指数が大きいので低温時にもギヤの動きが滑らかになるかも知れない。

ギヤオイルには極圧剤が添加されているところがエンジンオイルと異なっている。
極圧剤は高温、高圧時に金属表面に皮膜を作り、高負荷からギヤを保護する役割をする。

この推奨オイル変更が2020年以前のウラルにも適用できるのかは公式のアナウンスがないので分からないが、試してみる価値はありそうだ。
公式見解が出るまでは、あくまで自己責任で。


MOTUL(モチュール) GEAR 300 (ギア 300) 75W90 100%化学合成ギアオイル[正規品] 1L 13101211


新しい推奨ギヤオイル。
国内正規品はAmazonで1リッター6千円台。
これを早いペースで交換するのは勇気が要るなあ(汗)



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