ゆっくり走るよ

ゆっくりバイク系ひとりオウンドメディア。 ヘンテコなバイクでツーリングしたりキャンプしたりしながら、バイクや旅の話をしています。

2020年10月

べふ峡温泉
 
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ライダーズインの朝は早い。
夜明け近くに鹿の無く声で目が覚めました。
鳥の鳴き声で目覚めることはよくありますが、鹿の声で起きるのは初めてです。
あとで管理人さんにも訊いてみましたが、ライダーズインまで鹿が出てくるのは珍しいとの事でした。

朝は皆さんそれぞれの目的地に向けて出発の準備に追われています。

管理棟の共用スペースで朝食作り。

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簡単に昨日の残り物で済ませます。

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出発前に集合写真。
たまたま出会った皆さん(笑)お世話になりました。
またどこかでお会いしましょう。

この日、私は帰宅するだけだったのですが、昨晩シャワーを浴びていなかったので、朝風呂に入っていく事にしました。

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ライダーズイン奥物部から徳島方面に20km程走ったところに、べふ峡温泉があります。



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到着してみると、先程別れたメンツがほとんど揃っていました(笑)
皆さん考えることは同じようです。

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フロントで入浴の受付をします。
入湯料は630円。

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フロントから浴場までは渡り廊下を進んでいきます。

朝からこの山中まで入浴しに来る人はなかなか居ないようで、風呂は我々の貸し切り状態になりました。

風呂から上がって汗が引いたら、いよいよ出発。
今度こそ皆さんとはお別れです。
国道195号を徳島方面に進みます。

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途中、サイドブレーキが利かなくなったので調整しました。(道の駅「もみじ川温泉」にて)

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徳島からは高速道路に乗り、神戸方面を目指します。(松茂PAにて)

途中、淡路ハイウェイオアシスに立ち寄り。



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たまねぎスープが出る蛇口は感染症対策で使用停止になっていました。

ここに寄ったのはお土産を買うためです。

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愛媛銘菓「ハタダ栗タルト」を買いました(笑)
淡路島で四国土産を買うライフハック。
家族サービスは大切です。

こうして4日間の四国ツーリングを無事に終えることが出来ました。
天候に恵まれなかったところがありましたが、概ね快適なツーリングが出来ました。
四国の美味しい食べ物と豊かな自然はツーリング向きだと思います。
また次の機会を楽しみにしています。


四国自動車博物館

台風は夜間に高知を通過したようですが、ホテルに居る間、いつ台風が通ったのかも分からないぐらい静かでした。
結局、台風は高知に大きな影響を与えずに去って行きました。

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台風が去った後の高知は快晴の予報です。
この後の行程は快適なツーリングが出来そうです。

高知を出発して香美市方面へ向かいました。
ここ数年はインターネットラジオ「楽園会」のイベントがライダーズイン奥物部であり、それに参加していましたが、今年は新型コロナウイルスの影響で中止になりました。
しかし、既に個人的に予約していたこともあり、この日の宿はライダーズインにしました。

途中、前から見てみたいと思っていた、香南市の四国自動車博物館に立ち寄りました。

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専用駐車場完備。

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施設外観。

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入口にはかつて片山右京選手が駆ったF3000 マシンと…

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シリアルナンバーから試作車と目されるトヨタ2000GTが展示されていました。

窓口で入館料(800円)を支払って展示室へ向かいます。

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壮観な眺めです。

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レーシングカーを中心に古今東西の四輪と二輪が展示されています。
実は壁が鏡張りの為、奥行きは実際の半分しか無いのですが、それでも貴重な車両が多数集められています。

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目を引くBTTF仕様のデロリアンDMC-12。

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ランボルギーニ・カウンタックLP400や…

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ロータス7。

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国産車ではトヨタ・セリカ1600GTに…

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トヨペット・クラウン1900デラックスRS31型。
心なしかトヨタ車が多い気がするのは、博物館の運営母体がネッツトヨタ南国だからでしょうか。

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二輪車では、ホンダCR93ベンリィレーシングや…

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CB750K0、後にはモトコンポとローラースルーGOGO。

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BMWのレーシングサイドカーも。

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スバル360とラビットスクーター。

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ミニカーや関連グッズのコレクションもありました。

展示車両は不定期に入れ替えがおこなわれるようで、目録に載っているのに展示されていない車両もあり、また日を改めて訪れてみたいと思いました。




途中、スーパーマーケットで食材や酒を買ってから、ライダーズイン奥物部に向かいました。

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1年ぶりの再訪。

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大栃橋の掛け替え工事もだいぶ進んでいました。
完成は2021年1月頃の予定だそうです。

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チェックイン手続きをして客室へイン。
ライダーズインはライダー向け簡易宿泊施設です。
客室にはトイレと温水シャワーがあり、入口横はバイクの駐車スペース。
水道もあるので洗車も可能。
寝具は無いのでシュラフなどを持ち込むか、レンタルになります。
冷暖房はありませんが、扇風機や石油ファンヒーターがレンタルできます。

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この日の宿泊者たちが続々とやって来ました。

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荷物を降ろして、スーパーで買ったドリンクヨーグルトで一服。

夕方になり、この日の宿泊者の皆さんと共用スペースで宴会。

ライダーズイン奥物部では、予約しておくと郷土料理の夕食を頂く事が出来ます。

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山菜のお寿司に…

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アマゴの塩焼き。
生ビールサーバーもあるのでビール(500円)も飲めます。

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こちらはスーパーで買った地元産焼酎。

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酒のつまみにたこ焼きを作ろうとしたのですが大失敗。
いつもと違う粉を使ったため上手く焼けませんでした。

何だかんだで楽しく夜が更けていきます。
(次回に続きます…)






帰家
 
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台風接近の影響で雨が止まず、仕方が無いので途中の予定を全部すっ飛ばして高知市内のホテルに入りました。

例年なら夕食はひろめ市場で食べるところですが、雨の中を行くのも大変だし、一人だと席の確保も大変なので、今年はホテル近くの店に行くことにしました。

昨年、にこ淵を訪れたとき、居合わせたライダーさんに教えて貰った店がホテルの近所だったので行ってみることにしました。

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お店は、このビルの2階にあるようです。
一応看板は出ていますが、知らなければ素通りしてしまいそう。
実際、この場所は今まで何度も通っていますが全く気が付きませんでした。
階段を上がっていきます。

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階段の先に入口がありました。
木製扉の為、店内はうかがい知れません。
店名を示す小さな表札が掛かっていました。

お店の名前は「帰家」(きち)と言います。

店内はカウンター席とテーブル席があり、ジャズが流れる洋風居酒屋のような雰囲気。
テーブル席では宴会をしているのか、何人かが結構盛り上がっていました。

私は一人だったのでカウンター席に通されました。

初めての店で勝手が分からなかったので、生ビールを注文後、店員さんにお勧めを訊いて注文しました。

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藁焼きかつおの塩たたき(時価)。
高知に来て、これは外せません。
注文を受けてから焼くので、出てきたときにはほんのり温かいです。
もちろん味は文句なし。

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四方竹とこんにゃくの煮物(650円)。
店員さんお勧めの季節限定メニュー。
出汁が染みてます。

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清水鯖の生ハム風(750円)。
塩で水分を抜き生ハムのようにした鯖。
酒のアテに良い。
ビールより日本酒向き。

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家主のたまごめし(600円)。
いわゆる卵かけご飯だが、たまごとご飯を和えた状態で出される。
ふわふわの食感。

総じて美味しく頂けました。
魚介メニューが多いので日本酒や焼酎を飲みながら料理を頂くのが良いんじゃないでしょうか。
ひろめ市場と比べると価格はそれなりにしますが、良い食材が揃っていると思います。
一人の時は、またここに来たいと思いました。








UFOライン
 
5時半に起床の船内放送が掛かりました。
6時の下船に向けて船内が慌ただしくなります。

しかし私は滞船申請しているので、レストランで優雅に朝食。

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前日に予約しておいた和食セットを頂きます。
コーヒーも付いてます。

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誰も居ないレストラン。
連絡バスの人は仕方が無いけど、皆そんなに急いでどこへ行くのでしょうか。

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台風接近の影響で、雨は朝からますます強くなってきました。
7時ギリギリまで滞船して、東予港を出発し、いの町方面に向かいました。


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寒風山トンネル。
寒風山の名前の通り、付近一帯は肌寒く、吐く息が白くなりました。

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寒風山トンネルを高知側に出てすぐ、左側に旧道への入口があります。

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このような細い山道を20分ほど登っていきます。

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寒風山登山口駐車場に着きました。
ここから左折するとUFOライン入口です。
正面奥は旧寒風山トンネル。
右側には公衆トイレ。
ここから24キロ先のよさこい峠までトイレはありません。


UFOラインとは町道瓶ヶ森(かめがもり)線の俗称で、石鎚山脈の尾根沿いを縫うように走るルートは晴天なら瀬戸内海や土佐湾まで見通せる絶景のドライブコースとして人気があります。
近年トヨタカローラスポーツのCMロケ地として使用され知名度が上がりました。


しかし、このメイキング動画にあるとおり、CMに出演している菅田将暉さんと中条あやみさんのシーンは合成によるもので、本人が訪れたわけではありません(笑)
実際、離合困難な道幅のところもあり対向車が来たら終わるので、CMのような速度で走ることは道路封鎖でもしない限り無理だと思います。
カローラスポーツの発売が2018年6月26日であり、UFOラインは11月末から4月まで冬季閉鎖されるので、このCMの空撮映像は恐らく3月から4月上旬の閉鎖期間中に撮影されたものではないでしょうか。
まさか全部CGって事は…無いよね???


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入口。
いよいよUFOラインに入ります。
道路に書かれた0(ゼロ)は起点を表すキロポスト表示です。

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瓶ヶ森一号隧道。
掘削した岩肌が荒々しい手彫りのトンネルです。
紅葉の名所としても知られていますが、この時は少し早かったようです。

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快晴なら絶景であろう山々はもやに包まれています。

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標高が上がってくると、だんだん木々が色づいてきました。

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そして、あたり一面真っ白に。
四国カルストといい、稚内といい、どうして私の行くところはいつも真っ白なんでしょうか(笑)

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何とかUFOライン終点まで下ってきました。
ここから大橋貯水池方面へ向かうため県道40号を走ります。

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長沢ダムに着きました。
ここではダムカードの配布がおこなわれておらず、大橋ダム付近の本川水力センターで配布されているそうです。

ここからしばらく走って、国道194号に合流し、大橋ダムへ向かいます。

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大橋ダムに到着。

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戦前に作られたものだそうで、堰堤の造形に趣があります。

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そして、ダムカードを貰うために本川水力センターに行ったところ…

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感染症対策の為、ダムカードの配布が中止されていました。
何と言うことでしょう。

仕方が無いのでダムカードは諦め、昼食の為、近くの「時屋」へ向かいました。
時屋さんは私が高知で一番の蕎麦屋と勝手に思っている名店で、毎年立ち寄っているところです。

ところが…

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何と、今年から完全予約制になっていました。
以前から休日には混雑することで知られていましたが、それほどだったとは。
当日でも電話して空きがあれば受け付けて貰えるとの事なので、ダメ元で電話してみたところ、幸いにも受け付けて貰えました。
この日が平日で助かりました。

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店内には暖房が入っていました。

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昨年食べてお気に入りになった「そばがき」(600円)。

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天ぷら盛りそば(1900円)の小鉢と季節の天ぷら。

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そして天ぷらを食べ終わった頃に出される盛りそば。
十割そばの香りを残すため、ゆで時間が短く、伸びるのが早いため、出されたらすぐに頂きます。

このそばを頂くためだけにでも高知の山中に来る価値があるというものです。


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結局この後は雨のため何も出来ず、高知市内の定宿に滑り込みました。

(次回へ続きます…)

四国へ
 
毎年、この時期には四国へツーリングしています。
今年は新型コロナウイルス感染症の拡大により出発が危ぶまれたのですが、政府のGOTOキャンペーンも始まり、各施設の感染症対策も徹底されているようなので、例年通り出掛けることにしました。

四国への上陸は四国オレンジフェリーを使っていますが、出発の日の前から出張が入っており、今年は出張先から南港まで直行する羽目になってしまいました。
まあ、ウラルは出張にも使用しているので、このようなことは想定の範囲内です(笑)

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さらに今年は台風が接近しており、雨の中を大阪南港フェリーターミナルへ到着。

私は夜に走りたくないので夕方の明るいうちに到着するようにしているのですが、今年は感染症対策とGOTOキャペーンへの対応で乗船受付が18時からになっていました。
受付開始までしばらく待ちました。

四国オレンジフェリーもGOTOキャンペーンに参加していますが、適用を受けるためには一旦公式サイトからWEB予約(電話予約でも可)し、予約番号をSTAYNAVIの専用ページに入力して割引クーポンを発行、割引クーポンを持って乗船窓口へ行き料金を支払う、と言う手順が必要でした。
WEB予約とSTAYNAVIそれぞれに会員登録も必要です。

四国オレンジフェリーでは、サイドカーは「3m未満乗用車」扱い(運転手含む)となるので、通常運賃は12400円。
今回は客室をデラックスシングルにしたので、差額料金(C期間)が加算され14000円となるのですが、GOTOキャンペーンの適用により35%割引となり9100円となりました。

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朝食の予約も出来るようになっており、朝7時まで船内に居られる滞船申請と併せて、事前予約限定の和食セット(800円)を予約しました。

なお、夕食メニューのホテルビーフシチューの予約は従来通り電話予約限定だそうで、WEB予約の場合は予約後に電話して下さい、との事です。
【予約限定メニューじゃなかった頃のホテルビーフシチュー】

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GOTOキャンペーンの地域共通クーポンも貰えました。
旅行代金14000円の15%相当、2000円のクーポン券です。
このクーポン券は発行地の都道府県と隣接する都道府県で使用できるのですが、四国オレンジフェリーの場合は愛媛が発行地となるので大阪では使用できません
愛媛、徳島、香川、高知、そして海を挟んだ山口と大分が利用区域となります。

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さて、私はモンベルクラブの会員なのですが、乗船窓口で会員証を提示すると、タオルが貰えます。
デラックスシングルではタオルはアメニティに含まれているのですが、この時はずぶ濡れだったので大変重宝しました。

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乗船手続きを終えて、バイクをいつもの1番レーンに移動させました。

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今回乗船するオレンジおおさかが見えます。
大阪発の四国オレンジフェリーは、出港は22時ですが、乗船は20時から出来ますので、船内で入浴や食事をしてくつろぐことが出来ます。
滞船申請をした車両は専用区画に先に乗せて貰えるメリットもあります。

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エントランス。
フロントはビニールシートで感染症対策仕様になっていました。
船内は、客室以外ではマスク着用が求められます。

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デラックスシングルの客室入口。
デラックスシングル以上はルームキーをフロントで受け取って入室します。

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窓とテレビがあります。
テレビでは放送の他、航路情報を映せます。

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テーブルとシンク。
前には無かった加湿器が置いてありました。

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浴衣とアメニティ。
アメニティはタオルと歯ブラシ。

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雨天だったので早速濡れたものを乾かします(笑)

入浴の後、レストランへ。
先程の地域共通クーポンは船内でも使用できます。

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今年も、宇和島鯛めし(1200円)と生ビール(500円)。
宇和島鯛めしは人気メニューの為、早めに注文しないと無くなってしまいます。

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まだ300円余るので、愛媛のクラフトチューハイ(310円)を追加。

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実質10円の夕食です。
オレンジフェリー大勝利!希望の未来へレディ・ゴー!!(何)

気になったのはレストランの利用者が例年より少なかったこと。
感染症を気にしているのかも知れませんが、せっかくの地域共通クーポンを使わない手はありません。

明日の明け方には東予港へ入港です。

(次回に続きます…)


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