総括
こうして実に12日間にも及ぶ北海道ツーリングを終えることが出来ました。
北海道滞在中には実に色んな事が次々と降りかかった訳ですが、一方で旅先では多くの方々の手助けによりツーリングを継続することが出来ました。
この場を借りて改めて御礼申し上げます。
今回、初の北海道ツーリングを終えて、改めて感じたことや、こうしておけば良かったと思ったことなどを備忘録として書いておきます。
プランニングの重要性
今回の北海道ツーリングでは、宿の確保が出来なかったのでノープランでの旅行となりました。この為、どうしても行程に無駄が生じ、時間的、金銭的ロスにも繋がりました。
また、北海道はとにかく広いので、著名なスポットなどを回るにも時間が限られてしまいます。
朝早く出発しても、夕方までに2、3箇所回るのがやっとだと思います。
あまり欲張らずにスポットを厳選し、今回巡れなかった所は次回に回す余裕が必要だと感じました。
逆にスポットを厳選すれば、長い休暇を取らなくても数日有れば楽しめるツーリングが出来そうです。
また、時間がもったいないからと日没後も走るのは全くお勧めしません。
北海道は街灯の無い道が多く、野生動物の飛び出しも多いので夜間走行は非常に神経を使います。
フェリーに持ち込む物

フェリーへは必要なものだけ持ち込み、あとは車両に残して行きました。
持ち込んだ物は、現金など貴重品、ラフな服装とサンダル、着替えの下着、タオルなど洗面風呂道具、常備薬、シェラカップ、モバイルバッテリー、そして仕事の道具。
船内にはコインランドリーが稼働していて、乗船したらすぐに楽な服装に着替えて、着ていた物は全て洗濯しました。
コインランドリーの利用率は低く、いつでも空いている上、洗濯200円、乾燥100円/30分と手頃なのでお勧めです。
サンダルは必需品です。一日中ブーツなんて耐えられませんので。
モバイルバッテリーはコンセントから充電できるものが良いです。
シェラカップはひとつあるとコップや小皿の代わりに便利に使えます。
フェリーでの過ごし方
関西〜北海道への往復にはフェリーを使用しましたが、乗船時間が20時間と長く、なかなか暇を持て余していました。
私は自営業なのでフェリーでも仕事をしていましたが、ツーリストSなら何とか仕事をする事が出来ました。
また、現在は感染症対策で映画上映などのサービスが休止しており、尚更船内で過ごす手段を考えておく必要があります。
ただし、レストランや風呂が1時間しか営業しないなどの時間的制約があるので食事や買い物でも意外と時間は経ちました。
普段仕事で疲れている人は、いっその事ずっと寝ているのも手です。
船内での飲食

船内のレストランは品数も豊富で価格もリーズナブルなので積極的に利用しました。
同じく売店も飲み物や菓子などの購入に利用しました。
営業時間さえ気をつければ、船外から飲食を持ち込む必要は無いと思います。
また、飲み物や軽食の自販機が24時間稼働しています。
キャンプ装備

今回は宿が取れなかったのでキャンプ装備も持って行きました。
テント、シュラフ、コット、照明と、あくまで寝るためだけの物です。
念のため、お湯を沸かすための飯盒とアルコールバーナーは持っていきましたが結局使いませんでした。
宿さえ確保出来れば荷物はもっと減らせます。
旅の途中で出会った、東京からT-MAXで来ていた人は着替えと雨具のみで、一見地元の人かと思うほど軽装でした。
北海道でのキャンプは憧れますが、実際やってみると時間の制約のほうが気になりました。
夕方までにキャンプ場に着かなければいけないので、その日の行動が制限されてしまいます。
キャンプをする特別な理由が無い限りホテル泊をお勧めします。
ガソリンスタンド
北海道は広いので高速道路を利用することが多いですが、サービスエリアにガソリンスタンドが無く、給油には気を遣います。あらかじめ探しておいたスタンドで給油するのが安全です。
行き当たりばったりで行くと本当にガス欠します。
私は180km走行したらすぐに給油していましたが、それでも何度かギリギリの時がありました。
また、早朝や夜間は営業していないところも多いです。
トラブル

故障などのトラブルではロードサービスを呼ぶことになりますが、北海道は広大な上にロードサービスの会社自体が少なく、状況次第では対応して貰えない場合があります。
自分で出来る対処はしますが、そんなに神経質になる必要は無く、身の安全だけ確保すれば良いと思います。
海外と違って言葉と電話が通じるのは大きなアドバンテージです。
最悪金さえ有れば何とでもなります。
今回はウラル北海道他の尽力で旅が再開できましたが、一応最悪のシナリオとして、旅を中止して車両の回収の目処が立った時点で最寄り駅まで歩き、公共交通機関で帰宅することを考えていました。
むしろ、ツーリングは予定通り行かないものだと思っています。
総括
悪天候やらトラブルやらで、色んな意味で思い出に残るツーリングとなりました。良くも悪くも北海道の実状が分かったので、次回はもうちょっと上手くやれるかも知れません。
結果的に良い経験が出来たと思います。
次に訪れる時に備えて。