ゆっくり走るよ

ゆっくりバイク系ひとりオウンドメディア。 ヘンテコなバイクでツーリングしたりキャンプしたりしながら、バイクや旅の話をしています。

2018年04月

マジかよ


TZRはバブル時代の乗り物なので、お世辞にも燃費が良くありません。
街乗りでは一桁台のこともザラです。

TZRは16リッタータンクで、内3リッターがリザーブですが、燃費が悪いので大体150kmを目安に給油することにしています。

さて、今回、磐田まで往復し、燃費計算したところ驚くべき結果が出ました。

今回の総走行距離809.5kmに対し、総給油量は46.57リッター。
平均燃費は何と17.4km/Lです。

今回は行程のほとんどが高速道路だったのと、ハイオクガソリンの使用で燃費がよくなったようです。
普段の街乗りではレギュラーガソリンを使用しているのですが、長距離ツーリングでは低回転高負荷時のノッキング耐性を期待してハイオクガソリンを入れてみました。
結果は想像以上で、低回転時に明らかに走りに力強さが感じられました。
荷物満載だと普段以上にパワーの差を感じられます。


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ちなみに今回の最高記録は新名神・土山SA~東名・浜名湖SAまでの間で、実に20.2km/Lを叩き出しました。
普段の燃費からは信じられない数値です。




もっと驚くことがありました。
先述の通りガソリンの総給油量は46.57リッターなのですが、2サイクルオイルの給油量は500ミリリッター弱なのです。

ガソリン:オイル混合比で言うと93:1です。

マジで?

普通2サイクルエンジンの混合比は30:1とか50:1とかだと思います。

おかしくない?
どこか壊れてない?

ほとんど高速道路で、ずーっと6千回転で走るような状況でしたが、こんな事ってあるんでしょうか。
エンジンは行程中も帰って来てからの街乗りも変わらず快調です。





いつも使っている2サイクルオイル。
煙が少ないしエンジンもよく回る。
これとハイオクガソリンの組み合わせが燃費向上につながったのかも知れない。

クラッチ

久し振りのロングツーリングから帰還した我がTZR。

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この日はクラッチのメンテナンスをしました。
どこかに不具合が有るとか言うわけではないのですが、1年に1回は開けるようにしています。
理由は、この車両に付いているクラッチのせいです。

私のTZRはSPモデルなので乾式クラッチが装備されています。

ところが、この車両のクラッチは部品構成が純正と異なっています。
どうやら前オーナーが変更したようなのですが、今までいくら調べても同じものが見つかりません。

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こちらがそのクラッチです。

本来なら5枚あるはずのフリクションプレート(摩擦材が貼ってある板)が4枚しかありません。
そして、1枚不足を補うように、クラッチプレート(金属の板)の厚みが異なっています。


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一番奥の板は形状も違っていて、厚みが3.35ミリも有ります。

実測値で奥側から、

3.35ミリ
2.55ミリ
2.65ミリ
2.00ミリ
2.00ミリ

となっています。
本来ならクラッチプレートは全て同じサイズで、サービスデータでは1.9~2.1ミリのはずです。
5枚のうち3枚は明らかに違うものが組付けられています。

本来の構成ではないので、マニュアルのメンテナンスデータは信用できず、定期的に開けてチェックしています。

いっそ、純正に戻そうかとも思っているのですが、現在不具合が無いので静観しています。
フリクションプレートが摩耗限度まで減ったらセットで交換しようかと考えていますが、全く減りません。
普通に考えれば、たかだか1万キロや2万キロで減ってしまうはずはないのですが、良く出来ているなと今更ながら感心してしまいます(笑)

駆動部の清掃とグリスアップをして、元通り戻しました。

また来年まで様子見です。






いちごの雫


訳あって、渚園キャンプ場を早朝に出発しました。
その訳とは「いちごの雫」を買いに行くためです。

「いちごの雫」とは舘山寺にある和菓子店「しず花」(しずはな)さんで冬季のみ限定発売されるいちご大福(のような和菓子)。
何でもすごい人気で、午前中には売り切れてしまうため開店前から並ばないと買えないんだとか。

「しず花」と「いちごの雫」の噂は昨年の浜松出張時に仕事仲間から聞いていたのですが、時期外れだったため話半分でしか聞いてませんでした。
今回は何とか期間内なので、どうにか手に入れたいところ。

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と言うわけで「しず花」さんに到着。
大通りから一本奥に入った、ちょっと分かりにくいところにありました。
この時点で8時40分。
一応9時の開店に間に合いましたが、果たして「いちごの雫」は買えるのか。

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【参考画像】

「ゆるキャン△」にも、このお店をモデルにした和菓子店「しず香」が出てきます。


到着するとすぐに、どこからともなくおじさんがやって来て
「並ぶの?」
と訊いてきました。

「はい」と答えると、
「じゃあ19番ね。覚えといてね。」
との事。


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【参考画像】

白髪を後ろで縛った、本当にこんなおじさんでした。
もしかすると店のご主人だったのでしょうか。

「ゆるキャン△」では整理券を渡されていましたが、実際は番号を言われるだけです。

「いちごの雫」は「あきひめ」とという品種を使ったものと「きらぴ香」という品種を使ったものの2種類があります。
一人あたり合計50個までしか買えない決まりです。
先のおじさん曰く、20番までに来れば全員が50個買っても大丈夫とのこと。

9時になると店が開いて、先程言われた番号順に店の前に並びます。

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【参考画像】

みんな50個買うのかと戦々恐々でしたが、実際はそんなことはなく、50個買ってたのは数人でした。
それでも 20個ずつ40個買う人は結構いました。
和菓子屋さんで万札が乱れ飛ぶ様子は初めて見ましたよ(汗)

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「しず花」は「いちごの雫」以外にも季節限定のお菓子やお団子も好評なようで、特にみたらし団子は「いちごの雫」と一緒に買い求める人が多かったです。
次に来た時は普通にお団子を食べてみたいと思います。

「いちごの雫」を手に入れて、店を出る頃には時計は10時になろうとしていました。
運よく買えたとしても、時間が無い時に並ぶのは難しそうです。

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この後は帰路に就くだけだったので、途中で休憩がてら「いちごの雫」を食べてみることにしました。

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こちらは「あきひめ」を使った「いちごの雫」です。
1個税込み200円。

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「いちご大福」と言うことになってますが、いちごを白あんと一緒に求肥(ぎゅうひ=餅粉に砂糖や水飴を加えて練りあげたもの)で巻いてあるもので、いちご大福とは見た目も食感も異なる別の和菓子です。
白あんも薄く塗られているだけで、いちごの味や食感を邪魔しません。
いちごの酸味と白あんの甘味が絶妙で、超絶甘いいちごを食べている感じです。
これなら50個買っても食べられたかも知れません(笑)

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こちらが「いちごの雫 きらぴ香」です。
1個税込み230円。


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【参考画像】
リンちゃんが買ったのは「きらぴ香」のようです。


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輸送状態が悪かったようで求肥が破れてしまいました。
「きらぴ香」は「あきひめ」に比べて瑞々しく、酸味が強いように感じられました。
さっぱりとした後味です。


こうして磐田~浜松の旅を堪能して帰路に就きました。
静岡はまだまだ回ってみたいところがたくさんあるので、次の機会が楽しみです。




「しず花」と「いちごの雫」が登場する5巻。



餃子鍋

翌日浜松で所用があるので、以前にも利用した渚園でキャンプすることにしました。


この日の利用者は5組ぐらいで、予約なしでも受け付けてもらえました。

渚園は浜名湖に面しているため普段でも風が強めです。
この日は晴天でしたが風が強く、焚火はあきらめました。

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駐車場横の「ウォット」の建物沿いにテントを設営しました。
こうすると南北の風は建物に遮られて東西だけになるので、北側に入り口を向ければ風の影響が最小限に抑えられるためです。


今回はバイクがTZRなので軽量化のため、いつも使っているワンタッチテントとタープではなく、ランドライトを使用しましたが、風が強かったのでこれが役に立ちました。
大きな前室があり、簡単な煮炊きなら前室でおこなえるためです。

ここは浜松なので、夕食は餃子鍋を作ることにしました。
材料は通い慣れた志都呂のイオンで調達しました。

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【参考画像】

ゆるキャン△」でなでしこが作っていたアレです。


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材料です。
浜松餃子(重要)、カット野菜、ベーコン切り落とし、焼き豆腐、名古屋鍋のもと。
手に入りやすい材料でアレンジしてます。

さすがは浜松だけあってスーパーにも浜松餃子が売られています。
普通の餃子との違いはキャベツの割合が多いことでしょうか。

カット野菜はもやし中心で白菜ときのこが入ったものがあったので、これを選びました。
浜松餃子にはもやしです。

本当は豚肉を入れたら良いのですが、少量買えなかったことと、潰しがきくのでベーコンにしました。
まあベーコン好きと言うのも有ります。

中国や台湾で売られている「火鍋のもと」みたいなのを探したのですが無かったので名古屋鍋のもとで代用しました。
辛い鍋というとキムチ鍋のもとをよく見かけるですが、キムチ鍋のもとは魚介スープのものが多く、この鍋には合わないだろうとのことで候補から外しました。


名古屋鍋のもとでスープを作り、煮立ったらこれらの具材をぶち込んで煮るだけです。


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【参考画像】

もはや切ってもいません。



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【参考画像】




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真っ赤だな。
だがそれがいい。


キャベツの多い浜松餃子の甘味と、もやしや白菜などの野菜と辛いスープがマッチして、とても旨いです。
ビールが進みます。


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食べ終わったらシメの麺を投入します。
実はこの麺は、この前のスープパスタに使った残りのパスタです。


寒い夜にはピリ辛の鍋で身体が温まりました。
寒いと言っても冬キャンプのような氷点下ではないのでテントの中は快適です。
身体がホカホカしている間にシュラフの中に潜り込みました。

翌日は訳あって早く出発しなければならないのです…。




なでしこが餃子鍋を作る1巻。


そして渚園キャンプ場が登場する5巻。


見付天神


磐田市にある見付天神(矢奈比売神社)は、悉平太郎(しっぺいたろう)伝説のあるところとして知られています。
昔、村娘をさらうヒヒ(化け猿)を退治するため、信濃の光前寺で飼われていた犬の早太郎(悉平太郎)を借り受け、見事退治したというお話です。

私が最初にこの話を知ったのは子供の頃「まんが日本昔ばなし」で放映されていたのを見たからで、他の有名な昔話より印象が強かったのを覚えています。

以前、ヤマハ発動機コミュニケーションプラザを訪れた際、近くを通ったのですが、その時は祭りが開かれていて大勢の客がおり、ちょっと立ち寄るという雰囲気ではありませんでした。

今回、ヤマハ発動機株主総会に出席したので、ついでに立ち寄ることにしました。

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山門の入り口です。
この先に駐車場があります。


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バイクは駐車場に置いていきます。


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奥の鳥居です。
右側に悉平太郎の像があります。


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霊犬悉平太郎像です。
テレビでは柴犬みたいな感じに描かれていた記憶があるのですが、像は秋田犬のような大型犬の姿をしています。

ヒヒを倒した悉平太郎のその後は諸説あり、戦いで深い傷を負い、途中で行き倒れてしまったとも、無事信濃まで帰ったとも言われます。また光前寺に帰り着いて一声吠えたのち息絶えてしまったとも言われます。
テレビでは結末がどうなったのか憶えていません。


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「六つ石」
昔の楼門の基礎の跡だそうです。


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社殿が見えてきました。



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社殿。
両側には狛犬ではなく願かけ牛があります。
なお、狛犬は入り口の階段のところにちゃんといました。


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願かけ牛(雌)。
菅原道真の守護動物とされる牛の体に触れて願をかけるそうです。


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右側には雄もいます。


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社務所にはお守りなどのグッズが並びます。


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俺の知ってる悉平太郎じゃない(笑)
こちらは悉平太郎をモチーフにした磐田市のゆるキャラ「しっぺい」だそうで、多数グッズ展開していました。


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御朱印を頂きました。


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社務所の右手に「霊犬神社」の看板がありました。


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神社は「つつじ公園」という公園の中にあるようです。


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霊犬神社の鳥居。


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霊犬神社のお社。
悉平太郎が祭神となっており、日本で唯一の犬を祀る神社としてペットの健康祈願などに訪れる人が多いそうです。
左手に見える丸い石は悉平太郎の子孫のお墓。
悉平太郎に子孫がいるとは知りませんでした。


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見付天神の社務所で霊犬神社の御朱印も頂くことが出来ます。
今年は戌年ということで、御朱印も特別版になってます。
通常版も選ぶことが出来ます。


ひょんなことから子供の頃に好きだったお話の主人公に出会うことができました。
今度は信濃の光前寺にも行ってみたいな。


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