ゆっくり走るよ

ゆっくりバイク系ひとりオウンドメディア。 ヘンテコなバイクでツーリングしたりキャンプしたりしながら、バイクや旅の話をしています。

2018年02月

VPN


VPNとはヴァーチャル・プライベート・ネットワークの略で、日本語では「仮想専用線」と訳されます。
特殊な接続手段を用いることで、あたかも拠点同士を直接接続しているかのようなセキュリティと利便性を得ることが出来る通信手段です。

VPNを使用するためにはいくつか方法がありますが、私は今年に入ってVPNルーターを導入しました。

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ヤマハのRXT830です。

VPNルーターとはルーターにVPN接続機能を持たせた製品で、外出先からVPNで接続することで安全なデータのやりとりが可能になります。

もともとは自宅にある仕事のデータを外出先から安全に取り出すのが目的だったのですが、海外出張においては別の恩恵を得られました。
それは「海外に居ても日本からアクセスしていることになる」ということです。

なぜそうなるかと言うと、VPNは拠点同士を直接接続しているように振る舞うので、一方が海外であっても、日本の拠点を通してインターネットに接続しているように見えるのです。

これが何故恩恵なのかと言いますと、映像などのコンテンツサービスの多くはサービスエリアを限定している場合が多いためです。

例えば、アマゾンのプライムビデオの場合、日本向けコンテンツは日本からの接続でしか再生することが出来ません。
前にも書きましたが、海外からアクセスしても、

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このようになり映像を再生することが出来ません。


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AbemaTVの場合も同様。


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これがVPNで日本のルーターに接続すると正常に再生されます。
日本からアクセスしていると認識されるためです。

前回の台湾出張ではVPNを導入してなかったので日本のコンテンツが見られなかったのですが、これでアメリカから日本のコンテンツを見ることが出来るようになりました。

なお、VPNルーターは本来業務用なので、購入すると結構な金額になりますが、短期の海外旅行などで使用する場合なら、有料のVPN接続サービスを使うほうがお得かも知れません。







エクステンダー

既報の通り、私が宿泊していたホテルはインターネット接続にWi-Fiを使用しており、Wi-Fiの電波が私の居室まで届かないためインターネットが使用できない状態でした。

この状況を改善できないかフロントに再三申し入れましたが、いい返事をもらえませんでした。
フロントのスタッフはWi-Fiとかあまり詳しくないようなので、これ以上は望めなさそうでした。

仕方ないので自前で何とか改善できないか調べてみました。

アイ・オー・データ機器が提供しているWi-Fiの電波強度を調べる「Wi-Fiミレル」というアプリを使って電波強度を調べてみると、Wi-Fiの電波はフロント周りが最も強く、私の居室の数メートル手前で減衰していることが判明しました。
この程度の距離ならWi-Fiエクステンダーを設置すれば何とかなりそうです。

Wi-FiエクステンダーとはWi-Fiの電波を中継する中継器で、ルーターからのWi-Fi電波を受信して再送信してくれます。
本来は建物の死角などで電波が受信できない場所の電波状況を改善するものです。

そうと判れば、早速機材を調達しにウォルマートに行きました。

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みんな大好きウォルマート。
品ぞろえは豊富だし24時間営業だし本当に便利です。
近くに在って本当に良かった。

ウォルマートではいくつかのWi-Fiエクステンダーが売られていましたが、中でも一番安いネットギアのEX3110を調達しました。
ネットギアの製品は日本でも販売されていますが、このEX3110という機種は日本語サイトに記載がなく、日本では販売されていないようです。

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設置や設定は非常に簡単で、電源コンセントに本体を挿して、指定のURLにアクセスするだけで設定画面に入れます。
ただし、初回アクセス時にユーザー登録のためのメールアドレスとパスワードを登録しないといけません。

日本語にも対応しており、日本語環境のPCからアクセスしたためか、インターフェイスが自動的に日本語に切り替わりました。



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居室周辺のWi-Fi状況を確認したところ、5GHz帯の電波が比較的強いことが分かったため、5GHz帯の電波を受信して2.4GHz帯で再送信する「FastLane Technology」モードを設定しました。
2倍の帯域幅を使えるため、より高速になるとの事です。

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設定を完了してEX3110のSSIDに接続してみると、無事インターネットに接続できました。
これで居室からインターネットに接続できるようになり、ブログも更新できると喜んだのですが。
しばらくするとまたインターネットに接続できなくなりました。
電波は届いているのでルーターの問題ではなさそうです。

前にフロントスタッフが言っていた、利用者が増えると接続できなくなるという現象のようでした。
結局根本から設備が改善されない限り対処の仕様が無さそうです。




マヨネーズ


かなり古い話なのですが、こんな話題がありました。




  日本のキユーピーマヨネーズが売れている。欧米のマヨネーズと違い、「どんな料理にも使える」というのが受けているようで、米国アマゾンの場合、レビューはほとんど満点、海外の有名食品メーカーを抑え、マヨネーズ部門売り上げ1位となっている。
と言うもので、アメリカ人が日本のキユーピーマヨネーズを絶賛している、という話でした。


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現在においても、米Amazonのカスタマーレビューによればレビュアーの70%が最高評価の5つ星をつけています。

アメリカ人が言うほどアメリカのマヨネーズはそんなに美味しくないのか、キユーピーマヨネーズと一体何が違うのか気になったので調べてみました。

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向かったのはダラーショップという、日本の百均のような店です。
全商品が税別1ドルで販売されていますが、食品には売上税が掛からないので本当に一品1ドルで買えます。

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ここで売られていたマヨネーズを適当に買いました。
もちろん1ドルです。


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成分は日本のものと大差ないように見えます。


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もちろんアメリカ製です。


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スーパーで買ったカット野菜にマヨネーズを掛けて食べてみました。

全体に酸味が弱く、さっぱりした味ですが、Amazonのレビューにあるほど明確な差を感じられませんでした。
思ったより悪くはありません。
普通に美味しいと思います。
確かにどちらか選べと言われれば、日本でなじみのあるキユーピーマヨネーズのほうを選ぶでしょうが、価格が8倍も違うマヨネーズをわざわざ取り寄せて使うかと言われれば躊躇します。
実際私も滞在中にAmazonでキユーピーマヨネーズを買ってまで使おうとは思いませんでした。


実際に食べてみると、どうしてアメリカ人がキユーピーマヨネーズを絶賛するのか、アメリカのマヨネーズに何が不満なのか、ますますわからなくなりました。



アメリカンコーヒー


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【参考画像】

食う者と食われる者、そのおこぼれを狙う者。
牙を持たぬ者は生きてゆかれぬ暴力の街。

…では全くないインディアナの田舎町に滞在してました。
幹線道路の交通量は多く、スーパーマーケットや飲食店に行けば人がいるものの、日中と言えど歩いている人をほとんど見かけない田舎町。
夜中に外出しても強盗に遭うことも銃で撃たれることもない平和な町です(笑)

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滞在していたホテルには朝食サービスがあったのですが、いつも同じ内容の本当に軽食というようなものがただ置いてあるだけで、どうぞ勝手に食べてくださいというようなものでした。

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ワッフル焼きが置いてあって、自分で好き勝手に焼いて食べられました。
私は結構気に入って毎日食べていましたが、他の客が利用しているところをほとんど見たことがありません。

一緒に滞在している人達は数日で飽きてしまって、近くのレストランに朝食を食べに行っていました。

そんな大したことない朝食の中にあって、私が特に気に入っていたのがコーヒーです。

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いわゆるアメリカンコーヒーです。

日本でアメリカンコーヒーと言えば、どういう訳かお湯で薄めたコーヒーが出てくるのですが、これは大きな間違いです。
本当のアメリカンコーヒーは浅煎りの豆で作ったコーヒーのことで、一度飲めばその違いは歴然です。
本場のアメリカンコーヒーはフルーティと言うかさわやかなあと口で、気軽にごくごく飲める味わいがあります。

こちらに来てから色んな店でコーヒーを飲んでみましたが、どこも同じような味わいでした。

私は紅茶党なので日本ではコーヒーをあまり飲まないのですが、こちらではよく飲むようになりました。



アメリカ

帰国しました(笑)

既報の通り、先月よりアメリカ・インディアナ州に出張しておりました。


今まで海外出張は何度かありましたが、アメリカは初めてです。

中部国際空港からデトロイトへ飛び、国内線に乗り換えてインディアナに入る行程です。
日本との時差はマイナス14時間(東部時間)、飛行時間は12時間なので、午後6時の飛行機で出発すると、その日の午後4時にデトロイトに到着するというタイムトリッパーな気分を味わえます。

今回の座席は予算の関係でエコノミーでした。
エコノミーの座席に12時間座り続けるのは非常にきついです。
そりゃエコノミークラス症候群にもなるよなあ。
自費でアップグレードしようかと運賃を調べたら、エコノミーは10万円、ビジネスクラスは60万円(!)とのことで、泣く泣く諦めました。

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KALラウンジで軽食。
チケットはエコノミーですが、中部国際空港ではプライオリティパス( PriorityPass )の恩恵でラウンジを使用できました。
楽天プレミアムカードに入会するとプライオリティパスのプレステージ会員に無料で加入することが出来、世界1000箇所のラウンジを無料で使用することができます。
入会したときにはプライオリティパスにこんなに出番があるとは思ってなかったので助かりました。



機内での食事は朝夕の2回提供されます。


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1回目のビーフオアチキンではチキンを選択。
メインディッシュは鶏むね肉のグリル。
味はまあまあ。
ビーフにしとけば良かったかも。

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【参考画像】



深夜に軽食とハーゲンダッツアイスクリームが提供されますが、この時うっかり寝てしまい、食事にあり付けませんでした(笑)


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2回目は軽めにソーセージとアスパラのオムレツ。
こちらも味はまあまあ。


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機内は機材の関係か、いつも以上にエンジン騒音がうるさく、座席に用意されている耳栓は必須となりました。
あと、窓側の席はトイレに行きにくいので、通路側の席を選ぶようにしましょう。
飛行中はずっとシェードが閉まっており景色など見えないので窓側の席を選ぶ理由は特にありません。

デトロイトに到着したら入国審査があります。
ESTA(米国電子渡航認証)により入国する人は機械による自動入国審査となり入国カードと税関申告書の提出が不要になります。
ところがESTAを持っていても初めての入国の場合は従来通り入国審査官による審査が必要です。
非情にもバツ印の入ったレシートが自動入国審査端末から打ち出され、有人の審査窓口へ並びなおさないといけません。
14ドルも払ったのに、何のためのESTAなのか。

有人の入国審査では入国審査官の質問に英語で答えなければなりません。
観光なら訊かれることは大体決まっているらしいのですが、私の場合は仕事で長期滞在とあって、テンプレ的な質問ではありませんでした。

審査官「どうしてこんなに長期間滞在するんだよ」(意訳)
私「そんなこと俺が知るか!(意訳)

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【参考画像】


みたいなやり取りが10分ぐらい繰り返され、ようやく入国を認めてもらえました(笑)

そんなわけで、約3週間に渡る初のアメリカ暮らしが幕を開けました。
帰りたい!

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