味方?
たき火の熱を電気に変換する「BioLite」はキャンプの強い味方 https://t.co/1ii8BwVvV9
— ライフハッカー[日本版] (@lifehackerjapan) 2017年6月26日
「BioLite(バイオライト)」は、ガスやガソリンなどを使わず小枝などの自然燃料を活用して、強力で安定したたき火や調理を楽しめるキャンプストーブです。 これだけ聞くと、普通のキャンプストーブですが、BioLiteはリチウムイオン電池が搭載されているのがミソ。発電した電気を蓄電して、スマホやその他デバイスの充電ができます。
今はモデルチェンジしているが、私はこれの初期型を持っている。
焚火の熱で発電をおこない、スマホを充電できるBioLiteは、発売当時は画期的な製品だった。
このBioLiteは、電動ファンを搭載していて、強制的に空気を送り込んで、小枝などを燃やした時の未燃焼ガスを再燃焼させて強い火力を得る。
二次燃焼が始まると、割りばし程度なら1分かからず燃え尽きてしまう。
そして、このファンを回すための電力として充電式リチウムイオン電池を搭載しており、これを利用して発電した電気を蓄えている。
発売当時は画期的な製品だったが、現在はモバイルバッテリーの大容量・低価格化が著しい。
スマホ程度の電力なら、モバイルバッテリーでまかなえてしまう。
BioLiteの発電能力はそれほど高くはなく、リチウムイオン電池が満充電でないときは、発電した電力を電動ファンの駆動に使われてしまうので、ますます充電量が減ってしまう。
また、火力が強い分、大量の焚き木を消費するので、頻繁に薪を補充せねばならない。
一旦、薪を切らしてしまうと二次燃焼が終わってしまい、火力が極端に落ちてしまう。
このため、火加減が必要な調理では非常に扱いづらい。
私が使う時も、もっぱら湯沸かしや焼肉といった、火加減がいらない用途に使っている。
電動ファンやバッテリーを搭載している関係で、雨の中では使えないのも不便だ。
このように、今となってはメリットよりデメリットのほうが多そうなBioLiteだが、根強い人気を持っている。
BioLiteが活躍しそうなシチュエーションとなると、山中を数日掛けて縦走するトレッキングや、災害時の備えとしてだろうか。
とは言え、日本で何日も電気が無い状況はなかなかないと思うが。
ギミックとしては面白いので、メーカーは何か新しい使い方を提案してほしいものだ。