多様性
トップの写真がウラルだったからビビった。
インタビューには知ってる人も出てくるし。
バイクの“バブル時代”は終わった 人気復活へ多様性に活路(THE PAGE) https://t.co/qqgHQycCu3 #thepage_jp
— THE PAGE(ザ・ページ) (@thepage_jp) 2017年4月16日
記事は前にもあった、モーターサイクルショーがにぎわうのにバイクが売れてない、という切り口のもの。
「バイク不振の原因も将来も分からない」と言う会場の大手メーカー販売店社長はこんな事を言い出した。
「以前は16歳、高校生になった男の子は親と一緒に真っ先にバイク店に現れて購入する車種を決める姿が見られたが、今はほとんど見かけない」
いつの時代の高校生だ(笑)
少なくとも30年ぐらい前には、既に「3ない運動」のせいで高校生の免許取得は校則で禁じられていたはずだ。
さて、そうしたバイク販売不振の打開策の例として、趣味の乗り物としての方向性を強く打ち出したウラルのサイドカーや、若者でも買いやすい東南アジア製バイクを紹介している。
私もお世話になっているウラル関西の山野昌宏社長の言。
「バイクはこれから多様性を求められる時代を迎える。1車種でも大量に売れた“バブル販売”の時代は終わった。」
せやな。
かつて日本製モーターサイクルが世界を席巻したときに、それまで人気にあぐらをかいた大名商売だったハーレーダビッドソン、BMW、ドゥカティといった海外メーカーはたちまち窮地に立たされた。
そして紆余曲折の末たどり着いた結論は、本当に自社の製品を欲しいと思ってくれる客に、モーターサイクルだけではなくモーターサイクルに乗るステータスを売る商売だった。
こうした顧客のために各社は自社製品の独自性を強くアピールし、車両を売るだけではなく、オプション、ウェア、アクセサリーを用意し、同好の士が集うイベントも併せて提供した。
こうした戦略はコアなユーザーを生みブランド価値を高めた。
こうした商売はよく宗教に例えられ、ディーラーは「寺」(デラ)、ウエアは「制服」、純正アクセサリーなどの購入は「お布施」と呼ばれている。
まさに言いえて妙だ。
様々な要因から、この先もバイク人口が爆発的に増えることはないだろうから、いかにしてブランド価値を高め、少ないパイをいかに確保できるかがバイクメーカーの生き残る道だと思う。