電動

以前、電動空気入れを導入したことを書きました。
最近は設定した圧力になると自動的に停止する電動空気入れが安価で多数販売されています。
私もそんな電動空気入れを便利に使っていました。

ある時、ウラルのタイヤ空気圧が減っていたので補充しようと電動空気入れを使ったところ、設定空気圧に達してないのに停止してしまいました。
何度やっても少し動いては止まる感じで、全く空気が入りません。
どうやら故障のようです。
購入したのが2017年12月ですから、1年と数ヶ月しか使えなかったことになります。
正直短い寿命だと思いますが価格が価格ですので諦めもつきます。

そこで新しい電動空気入れをAmazonで物色すると、こんなのがありました。




たった一年の間に、電動空気入れはずいぶん進化していました。
まず、USB充電に正式対応したものになっています。
私が使っていた旧機種はシガーソケットから電源を取るタイプで、USB充電は昇圧回路の付いた専用ケーブルを使うものでした。
最近のものは市販のUSBケーブルで充電できるようです。
そして、バッテリーは取り外し式で、USB出力が付いておりスマホなどへ給電する機能が付いています。
バッテリー容量は1000mAhなので期待は出来ませんが、多用途に使える点では評価できます。
以前は円筒状の筐体の天面に付いていた空気圧表示は、側面に移され、サイズも大きくなっています。
内部構造も放熱を重視したものになっているそうです。

旧機種の欠点をかなり解消しているようなので、早速この機種を手配しました。
この機種は数社から販売されていますが、仕様や形状が全く同じなので、どこかのOEMだと思われます。

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届いて早速使ってみました。

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操作方法は旧機種とほぼ同じです。
「U」キーで単位(PSIなど)を設定し、「+-」キーで圧力値を設定します。
電源ボタンを押すと空気充填開始。


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口金が旧機種と同じだったので、旧機種用のノズルがそのまま使えました。
これは試してみただけで普通に付属のノズル(画像左下)を使っても何も問題ありません。

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ちょっと気になったのは電池残量表示で、これがかなりいい加減。
残量表示が4段階の3だったのですが、充填を開始すると一気に無くなり、充填を停止してシャットダウンしてしまいました。
どうやらポンプ運転時の電圧降下を考慮していないようです。
これを防ぐためにはほぼフル充電でなければならないようです。

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充填性能については旧機種と大差なく、20PSI程度にまで下がったウラルのタイヤ3本を規定値の32PSI(後輪は36PSI)まで戻すことが出来ましたが、3本目を入れ終わった時点でバッテリー切れでシャットダウンしました。
普通に使うならバイクのタイヤ2本が限界かと思います。

コンパクトで持ち運びし易く、何より楽なので、これは便利です。
あとは製品寿命が伸びていることを期待します。



この製品はOEMと思われ、同一仕様のものが数社から販売されている。