たわごと


これから書くことは今年の大阪モーターサイクルショーを見て思ったことを大して整理せずに書き連ねます。
細かいところで間違ってたり、異論があるかも知れませんが、その辺はご容赦下さい。


そんなわけで、今年も大阪モーターサイクルショーに行って来ました
今回の入場者数は過去最高の73038名を記録したそうです。
昔の閑古鳥が鳴いているような風景を知っている身からすれば嘘みたいな盛況ぶりですが、ここ数年感じている違和感というか、モヤモヤしたものが今年もありました。



主催者発表によると、3日間の入場者数は次の通りです。

3月15日(金) 14482名
3月16日(土) 30792名
3月17日(日) 27764名
合計      73038名

土曜日の入場者が最も多くなっていますが、これは最終日の悪天候と、この日のみ試乗会の予定がなかったことが影響していると思われます。

それでは以前はどうだったかと言うと、記録に残している限りのデータを並べてみるとこんな感じ。

回数 年   来場者数 会場
25回 2009年 40624名 2号館
26回 2010年 41256名 2号館
27回 2011年 東日本大震災発生のため中止
28回 2012年 41552名 2号館
29回 2013年 (記録なし)2号館
30回 2014年 55016名 1,2号館(1号館は半分のみ使用)
31回 2015年 57754名 1,2号館
32回 2016年 62512名 1,2号館
33回 2017年 66244名 1,2号館
34回 2018年 70664名 1,2,3号館
35回 2019年 73038名 1,2号館

こうしてみると、この10年で来場者数は大幅に増えていることがわかります。
それに対して会場は2014年以降1,2号館だけで開催されています(2018年を除く)。
2019年は5年前と比べて2万人も来場者が増えているのに会場の広さは変わらないのですから狭く感じるわけです。
実際、2018年の時点で、かなりの混雑が見られました。
うがった見方かも知れませんが、意図的に会場を狭くすることで盛況に見せようとしているのではないかと疑っています。

若者を呼び込もうと年齢限定の割引やグループ割引を設けたりと様々な集客努力をした結果として、来場者が増えていることは疑いようがありません。
大変喜ばしいことです。
しかし、肝心の展示内容はどうでしょうか。
来場者を引きつけるだけの内容でしょうか。
出展者の入れ替わりは頻繁におこなわれていますが、記録にある限りでは、2013年にウラルジャパンが、2015年にトライアンフが初?出展していますね。
一方で2015年にはSYMが、そして今年2019年にはKTMが撤退しています。
毎年大規模な展示をおこなっていたKTMが撤退したのは大変残念なことです。
2019年はワールドプレミア、ジャパンプレミアのモデルもずいぶん減ってしまいました。
東京と全く同じにする必要はありませんが、大阪でしか見られない展示が有っても良いのではないでしょうか。
開催規模が東京の半分以下と言うこともあり、出展企業からも舐められてる感は否めません。


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試乗会もそうです。
無料でメーカーの垣根を越えた乗り比べが出来ることが売りだった試乗会も、1回数分の試乗に何時間も待たされるようでは全く無意味です。
時間の都合で一日に1車種しか乗れないようではメーカー主催の試乗会のほうがはるかに効率的です。

色々勝手なことを書いていますが、年一回のイベントを楽しみにチケットを買い、時間を都合して、はるばるやってくる以上は、誰しも楽しい思い出を残したいものです。