Aシート



以前にも記事にしたJR西日本の一部の新快速の有料座席「Aシート」が、いよいよ3月16日から導入される。

JR神戸線・JR京都線・琵琶湖線で、有料座席サービス 新快速「Aシート」を開始し、網干・姫路~野洲駅間で毎日上下4本運転します。

Aシートは12両編成の新快速の9号車に設定される。
Aシートには次の装備が付加される。
  • リクライニング機能、テーブルつき座席の設置
  • 内装の工夫による、落ち着きのある空間の提供
  • 全席にコンセントを設置(JR西在来線普通車初)
  • 無料Wi-Fiサービスを提供
  • 荷物スペースを設置
9号車が選ばれたのは、8号車と9号車との間で行き来出来ない事と、トイレが設置されている為との事。

Aシートの定員は46席で全て自由席、席料は500円。
Aシートの予約は出来ず、乗車後に席を確保してから係員に料金を支払う。
支払いには現金または交通系ICカードが使用できる。

Aシートの利用方法はこうだ。
  1. Aシート車両に乗車し、車両両端の立席エリアから空席を探す。立席エリアは無料で利用できるが、空席が無い場合は有料エリアに立ち入ることは出来ない。
  2. 空席があれば着席し、係員に料金を支払う。係員から「乗車整理券」が渡されるので、乗車中は席前方のチケットホルダーに入れておく。
  3. 降車駅に着いたら「乗車整理券」を抜き取って降車する。

阪神間の新快速電車は時間帯を問わず非常に混雑しているので、有料座席が導入されれば利用したいと思っている人は多いのではないか。

しかし、予約が出来ないため、乗車から着席までの手順が分かりにくく、周知されるまでトラブルが相次ぐと思う。
例えばAシート車両の姫路方の立席エリアは通常車両への通り抜けが出来ず、着席しない者の有料エリア立ち入りも禁止なので、もしAシートに空きがなければ次の駅まで立席エリアに閉じ込められる事になる。
また、Aシートは46席しかないので、現状の新快速電車の混み具合から見て、需要が大きく上回っていると思う。乗車したものの着席できない場合が多く発生すると思う。
有料エリアへの立ち入りなどのマナー問題も発生しそうだ。

ところで「Aシート」って、関西弁の「ええシート」って意味(も入っている)らしい。
ダジャレかよ(笑)