KATANA
新型「KATANA(カタナ)」の開発者にインタビュー!今明かされる知られざる開発秘話とは…!?今年1月から異例のスピード開発!日本刀として鍛え上げていくようなこだわりのデザインのカタナ。ユーザーの評判は賛否両論のようですが…
— ウェビック バイクニュース (@webike_bikenews) 2018年10月9日
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ウェビック バイクニュースの記事より。
その主役はもちろん新型「KATANA(カタナ)」だが、幸運なことにプレス発表会の現場に居合わせた開発者の福留武志氏に話をうかがうことができた。
先日発表され大きな話題となったスズキの新型KATANA。
ウェビックバイクニュースがその開発者にインタビューしていて、その内容が非常に興味深い。
【画像:アンベールされる新型KATANA】
昨年のEICMAで「KATANA 3.0 CONCEPT」という車両が発表され話題となった。
この車両はGSX-S1000をベースに製作されたプライベートカスタム車だった。
これがKATANAのプロトタイプだったのかという問いに、
ただ、スズキ本社としてはこのプロジェクトには直接関わってはいなかったんですよ。ですから、3.0がプロトというわけではなく、あくまでも3.0のコンセプトに共感してスズキ本社が動いた形になります。「KATANA 3.0 CONCEPT」への反響と、社内で持ち上がっていたカタナ復活話のタイミングが合ったことでプロジェクトが動き出したらしい。
異例のスピード稟議によってトップからゴーサインが出たのが今年2018年の1月。初期型GSX1100Sカタナが1980年にデビューした同じケルンショーに間に合わせようと突貫で開発を進めてきました。GSX-S1000があったことで可能になったというスピード開発。
「KATANA 3.0 CONCEPT」の段階で既に実走可能なところまで仕上がっていたという。
エンジンとシャーシは基本的にはGSX-S1000と同じで、独自の外装に合わせてハンドル形状やシートポジションがアレンジされている。
特に日本刀の鋭い切っ先をイメージしたフロントカウル先端のノーズは譲れない部分ですね。3.0ではやや丸まっているのですが鋭く研ぎ直しました(笑)。と、開発者は言うものの、太短いずんぐりしたスタイルは日本刀と言うよりは剣鉈のようだ。
シルバーよりもブラックのカラーリングが似合うかもしれないと個人的には思っている。
ハンドルも初代カタナのような低いセパハンのほうがカッコいいという意見もありましたが、わざわざ乗りにくいライポジにするのもどうかと。最終的には乗りやすさや幅広い使い勝手を考慮したバーハンドルに落ち着きました。この辺りはベースとなったGSX-S1000との兼ね合いも有るのだろう。
昔と違って、セパハンが良ければユーザーがカスタムすれは良いわけだし。
ある意味、買った後のカスタムが前提のバイクなのかもしれない。
正直なところ、最初から予想していましたし、日本のユーザーの中でも特に昔からのファンの方々から手厳しい意見をいただいております。それだけカタナが愛されてきた証と受け止めています。スズキとしては、旧来のファンの方から新しく入ってくる若い人も含めて幅広いライダーに現代のカタナを愛していただきたいと思っています。そこまで言うなら、これをKATANAとして出す意味はあるのだろうか。
完成されたブランドイメージに乗っかっておきながら、意匠を2、3入れただけのものを新型と言って出してくるのは無理があると思う。
3型カタナですら売れなかったのだ。
まあ、実際に車両を見れば印象は変わるかもしれないし、乗ってみれば新型KATANAならではの良さがあるのかもしれない。
モーターサイクルショーや試乗会を楽しみにしたい。