緑茶




@DIMEの記事より。

昨今、米国で緑茶を飲む習慣が広がっている。そのような中、有名企業で働く優秀な人材たちは、率先して緑茶を活用しているという。例えば、著名な大企業をはじめとして、先端技術を担うベンチャー企業が集う、サンフランシスコやシリコンバレーでは福利厚生の一環として社員に飲料や食料を無償提供しているケースが多いそうだ。

緑茶は自然抽出、ノンシュガー、低カロリーの為、社員の健康に気を遣うIT企業が社内で消費する飲料に採用して広まったと言う。
実は、シリコンバレーに緑茶の習慣が根付いたきっかけは、伊藤園による地道な売り込みだった。
その経緯は下の記事に詳しい。

シリコンバレーの「お~いお茶」ブーム、茶ッカソンーーコミュニティ形成の仕掛け人が語る、取り組み舞台裏(COMPASS)

なので、緑茶と言うより伊藤園の「おーい お茶」を飲む習慣が広まっていると言える。

記事では「ポケモンGO」の開発で知られる「ナイアンティック」の社員にインタビューして、緑茶の利用方法などを聞いている。

「いわゆるエネルギードリンクと違ってお砂糖が入っていません。エネルギードリンクは効果が切れた途端、ぐったりするのですが、お茶は無糖なので、そういったエネルギー切れを起こしません。カフェインの効果が緩やかに持続します。無糖なので健康にいいと思います。一日中飲んでも大丈夫。それに美味しいし。」

緑茶には天然由来のカフェインやカテキンなどが入っているため、エナジードリンクの代替として用いられているらしい。
これは伊藤園が仕掛けた際の、「社内で飲まれているエナジードリンクを代替できればシェアが取れる」との思惑と近い。
緑茶には糖分が無いため、エナジードリングよりも成分が緩やかに作用し、「エネルギー切れ」のような症状になりにくいという。

ゲーム開発大手のUbisoft社に努めているJosh Milligan氏は、オフィスで朝から午後2時までに『お~いお茶』の500mlのペットボトルを毎日8本飲んでいると話していました。年間約 3,000本を消費していることになります。
うーん、これはさすがに飲みすぎではないか。
WHO(世界保健機関)によると、1日のカフェイン摂取限度は300mg、緑茶のカフェイン量は100g(湯呑1杯)あたり20mgほどらしいので、500mlペットボトルなら2本程度が一日の適量だと思うけど。
それに緑茶の摂取方法はがぶ飲みよりも回数を分けて少しずつ飲むほうが良いらしい。

「味としてもナイアンティック社の方々は、社内のフリーランチで、洋食から和食、中華など世界中のさまざまなメニューを食べ慣れていますので、水よりも“ナチュラルな風味のある”緑茶が料理に合うことも感じて飲んでいる方も多いと思います」
アメリカ人が緑茶の味を気に入って飲んでいるというのは大変興味深い。
ここまで定着させた伊藤園の功績は大きい。

最近は私もコンビニで緑茶を買って毎日飲んでいる。
甘い飲料よりも、飲んでスッキリするし、低カロリーだ。
日本では緑茶の消費量は減る傾向にあるそうだが、もっと緑茶の良さを知ってほしいと思う。