おれんじ7


ここ数年、恒例となっている四国ツーリングに今年も行って来ました。
今年は直前まで仕事が入っていて、いつもより日程が限られてしまいましたが、それでも楽しく過ごすことが出来ました。

いつものように大阪南港からオレンジフェリーで愛媛入りするルートを取りました。
この日は雨模様の一日で、夕方の阪神高速は大渋滞。

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南港に着いたのは乗船時間の直前という感じです。

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急いで乗船手続きをおこない、何とか乗船時間までには間に合いました。
オレンジフェリーではサイドカー付きオートバイは3m未満乗用車の扱いになります。
東予港での下船は6時ですが、予め滞船の手続きをしておくと、午前7時まで船に残ることが出来るので、朝の支度がゆっくりできます。

南港発の便は22時発に対して乗船は20時からなので、乗船時間に間に合わなくても乗り遅れたりはしないのですが、風呂やレストランが混むので早めに乗船しておきたかったのです。

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この日の船は12月に退役が決まっているおれんじ7。
今までどういうわけか乗ったことが無く、もう一隻のおれんじ8ばかり乗っていました。
おれんじ8は一足先に退役し、新造船のおれんじえひめに代わっています。
今回の旅がおれんじ7に乗る最初で最後の船旅です。

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今回も1等室を予約しました。
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2等室の料金に2050円上乗せすると、専用のソファや洗面台、アメニティが付いた1等室を使用できます。
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しかもこの時期は利用者が少ないので、相部屋になることはほぼ有りません。
4人部屋の1等室を独り占めです。
新造船のおれんじえひめでは2等室でも個室なので、さらに快適なのかもしれません。

おれんじ7はおれんじ8よりもさらに古い船なので、風呂やトイレの作りに古さを感じますが、きれいに維持されているし、改修もおこなわれているので不便を感じることはありません。

風呂の後、レストランに食事に行きました。
よく、共用ラウンジでコンビニ弁当を食べている人達を見かけるのですが、私は船旅を楽しむため、極力船内の設備を利用することにしています。
オレンジフェリーのレストランは船内で調理した料理が売りなので品ぞろえも豊富です。

私はビーフシチューが気に入って毎年食べていたのですが、今年はメニューにありませんでした。
オレンジフェリーのサイトによると要予約になったらしいです。
旨かったのに残念です。

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【参考:昨年食べたビーフシチュー】

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今回はもう一つの看板メニューの「宇和島風鯛めし」を食べてみました。
「宇和島風鯛めし」は鯛を焚き込んだ鯛めしではなく、鯛の刺身をどんぶり飯に乗せて、タレをかけて頂く宇和島の郷土料理です。
鯛の刺身が一品料理と共用になっているので、注文時には鯛の刺身の器をもってレジに行き、「宇和島風鯛めし」を注文します。
番号を呼ばれたら料理を受け取ります。

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鯛めしが出来る間、ビールとウインナーで間をつなごうと思っていたら、鯛めしのほうが先に出てきました(笑)
ウインナーのほうが加熱調理がある分、時間がかかるみたいです。

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私は宇和島鯛めしを食べる時は、刺身をご飯に乗せてタレをかけるのではなく、タレに刺身を入れて「ヅケ」のようにしてからご飯に乗せる方法で食べています。
もちろん、どちらの方法でも美味しくいただけます。

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山芋のとろろも付いてくるので味変も出来、ポイント高いです。
ビーフシチューが無かったのは残念だけど、これはこれで美味しくいただけました。

翌朝。

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5時半ごろに愛媛県の東予港に入港。
他の乗客が下船の準備に追われる中、滞船の申請をしている私は余裕でレストランに行き、朝食をいただきました。

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簡単な朝食プレートですが、朝が早いので店が開いておらず、おなかが減るので出発前に食べておくようにしています。
朝はこれでも十分です。
時間に余裕がある場合は滞船申請しておけば支度もゆっくりできるし下船も混み合わないのでスムーズなので、お勧めです。

おれんじ7は12月で退役し、新造船のおれんじおおさかに代わります。
フェリーファンには名船と名高い2隻のおれんじに最後に乗れたことはうれしく思います。

そしてここから、四国ツーリングのスタートです。